小説を読んでいて、

ふと「このお菓子を味わってみたい」と

思ったことはありませんか?


物語に描かれる

甘いスイーツや焼き菓子は、

登場人物の心の揺らぎや温かさを映し出し、

読む人の胸の奥をそっと光を灯してくれます。

 

 

今回は、

そんな“おいしそうなお菓子”が登場する

ベストセラー小説を4冊ご紹介します。

 

・ドリアン助川『あん』

・トルーマン・カポーティ『クリスマスの思い出』

・柚木麻子『BUTTER』

・小川糸『ライオンのおやつ』

 

さらに、物語の味を身近に感じられる

「お取り寄せスイーツ」や「再現レシピ」もご紹介。

 

読書の秋と食欲の秋を一緒に楽しむ、

贅沢で心豊かな時間を過ごしてみませんか。

 

  魂を込めたあん作り小説『あん』のあんこ

 

和菓子(あんこ)好きにはたまらない名作が

 

ドリアン助川『あん』

映画では、樹木希林さんが徳江を好演

 

 

『あん』のあらすじ

売れないどら焼き店の雇われ店長・千太郎と、

粒あん作りの名人・徳江。

二人が出会い、店は繁盛するものの、

徳江の過去が人々の偏見を呼び….。

 

愛情を込めて煮込まれたあんから、

「自分らしく生きる尊さ」が胸に響く物語です。

 

徳江のあん作りで大切にするのが

「あずきの声を聞きなさい」。

 

時計やレシピに頼るのではなく、

小豆そのものに向き合い、

「何をしてほしいか」を見極める。

 

その姿勢に、

わたし自身が病気を経て気づかされた

”体の声(感覚)に耳を澄ます大切さ“

が重なります。

 

そしてもうひとつ大切なのが、

食べる人の幸せを思う心。

 

「おいしくなあれ」と念じるように、

丁寧にしっかりと気持ちをこめて

小豆を炊く。

 

その直向きな眼差しに、

読むこちらの心も温かくなります。

 

私は植物をよく枯らしてしまうのですが、

母はいつも

「植物をよく見てあげて。

 何をしてほしいか教えてくれるよ」

とアドバイスします。

 

『あん』の徳江もまた、

声なき存在に耳を澄ませたり、

相手に心を重ねる大切さを教えてくれます。

 

そして、徳江の最後の手紙にある言葉

 

「何者になれなくても、人は生まれてきた意味がある」

 

この一文が、しみじみと心に残ります。

 

  職人技が光る丹波大納言叶 匠壽庵の「あも」

 

『あん』の徳江のように

熟練の職人さんが小豆の声を聞きながら

毎日手炊きする、

贅沢な和菓子があります。

 

それが

匠壽庵の「あも」

(かのうしょうじゅあん)

 

 

全国収穫量のわずか1%しかない

丹波大納言小豆の、

さらに最高品質の小豆を使用。

 

 

 

その日の天候だけでなく、

収穫したばかりの小豆と

時間が経った小豆では、

水分の入り具合が違うため、

 

熟達の職人さんが、

毎日小豆に向き合い、

その日の状態を見極めながら炊き上げます。

 

皮が薄くてふっくりした

小豆の粒感がとても口当たり良く、

ちょうどいい甘さ。

 

 

ぎっしりのあんの中に忍ばせた羽二重餅は、

ふわふわで口の中でとろけるよう。

 

天女の羽衣のように柔らかいお餅です。

 

 

日持ちもするので、

贈り物にもぴったりです。


ふるさと納税でもあじわえます
 

  心温まるフルーツケーキ小説『クリスマスの思い出』

 

焼き菓子に目がないわたしが

身も心も温まって

おいしい気持ちに包まれる物語が

 

トルーマン・カポーティ『クリスマスの思い出』

 

 

カポーティといえば

 

オードリー・ヘプバーン主演で

映画化された

『ティファニーで朝食を』

が代表作として有名ですが、

オープニングで

ヘップバーンがするレイバンのサングラス



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この作品は、愛情と優しさに満ちたストーリー。

 

カポーティの少年時代の思い出を

下地にした小説と言われています。

『クリスマスの思い出』のあらすじ

両親が離婚し、親戚の家で暮らす少年バディーと、

60歳年上の従姉妹スックの心の絆を描いた短編。

 

クリスマス前に二人で作る

フルーツケーキの場面は、温かい時間そのものです。

 

ナッツを拾いにいき、ケーキを担保に

密造酒のウイスキーを受け取り、

材料を集め…。

 

やがて別れが訪れるまでの、

忘れがたいクリスマスの物語。

 

私自身も、毎年クリスマスには

フルーツケーキを焼いて

伯父家族に贈っています。

 

 

バターと洋酒の香りに

包まれる温かい台所で過ごすと、

幸せな気持ちに満ちあふれます。

 

  5種類の果物がぎっしり贅沢に足立音衛門 王様のフルーツケーキ

 もし私が贈られるならこれがいいなと思うのが、


 

1本に400g以上ものドライフルーツがぎっしり。

ずっしりとした重み、イチジクのプチプチ感…。

自分ではなかなか作れない贅沢さが魅力です。

 

切り分けるのがやや大変なほど

フルーツたっぷりなので、

少し冷蔵庫に入れて

生地を締めてからカットするのがポイント。

ドライフルーツ好きにはたまらないケーキです。

 

  人生最後に食べたいお菓子小説『ライオンのおやつ』のソ

 

お菓子が大好きな私だけど、

人生最後のお菓子は何がいいだろう?

 

そう想いをはせながら

おいしそうなお菓子をた

くさん堪能できる小説が

 

 

小川糸『ライオンのおやつ』 

『ライオンのおやつ』に登場する

「ソ(蘇)」は、

中でも印象深いお菓子です。

ライオンのおやつのあらすじ

余命を告げられた主人公・雫が、

海の見えるホスピス

「ライオンの家」で過ごす物語。

 

そこでは「人生最後に食べたいおやつ」を

リクエストでき、このおやつを通して

人生の道のりや記憶、生と死について

深く描かれます。

 

 

雫が最初に口にする食べ物が、

古代の乳製品「ソ(蘇)」です。

 

ソの色は、

淡い卵のような、

生まれたてのひよこのような色。

 

初めて食べた雫は、

「懐かしい」と思います。

 

カリカリの食感から、

じわじわと甘い味が広がっていき、

「神さまの母乳」だと

彼女は直観するのです。

 

  蘇(ソ)とは?作り方

 

蘇とは、

飛鳥時代に作られ始めたとされる、

牛乳を10分の1まで煮詰めて固めた古代チーズ

 

キャラメルのような色をした、

乳糖の甘さを感じる素朴な味の食べ物です。

 

飛鳥時代には、

滋養強壮の薬としても珍重されました。

 

  飛鳥時代の古代製法で作った「蘇」をお取り寄せ

 

現代でも、

飛鳥時代当時の西方を忠実に再現した

「飛鳥の蘇」をお取り寄せできます。

 

 

 

 

搾りたての牛乳を7〜8時間かけて煮詰め、

添加物などは一切不使用。

 

赤みをおびたベージュ色の塊で、

約5~6cm、厚さ3cmの大きさにして

食べやすくされています。

ほんのり甘く香ばしい味わい。

 

2〜3mmの厚さに切って口に含めば、

物語のシーンを追体験できそう。

 

  バター香るパウンドケーキ小説『BUTTER』のカトルカール

木嶋佳苗事件をもとに描かれた

世界的ベストセラー


柚木麻子『BUTTER』

には、

濃厚なバター料理がたくさん登場。

 

⏬詳しく書いています❤️

 『柚木麻子『BUTTER』再現!究極のバター醤油ご飯を作って食べてみた』小説に登場する料理を再現してみたら…?柚木麻子さんの長編小説『BUTTER』は、木嶋佳苗事件をモチーフに描かれた社会派の物語。  ですが同時に、食欲の秋にぴっ…リンクhama-sush-jp.pro


中でもお菓子で印象的なのは、

フランスの伝統菓子「カトルカール」

 

バター、砂糖、卵、小麦粉を

同量ずつ合わせた

シンプルなパウンドケーキです。

『BUTTER』のあらすじ

3人の交際男性たちから財産を奪い、

殺害した容疑で逮捕された

梶井真奈子(通称カジマナ)。

 

若くも美しくもない彼女が、

なぜ男性たちを翻弄できたのか?――

 

世間を騒がせた事件をもとに、

週刊誌の女性記者・里佳が取材に挑みます。

 

痩せ信仰を貫いていた里佳は、

カジマナにすすめられて

こってりとした食事を重ねるうち、

どんどん太っていく…。

 

そこには社会のプレッシャー、

男女の生きづらさ、友情や孤独、

欲望が織り交ぜられています。

 

 

カジマナが主人公に

バレンタインに作って

恋人に贈りなさいというのが

カトルカールです。

 

  バターが主役のケーキカトルカールの作り方

 

「初心者にぴったりなレシピよ」と

カジマナがいう

カトルカールの作り方はシンプル。

 

バターの風味が主役です。

 

材料は、全て150g。

 

国産の無農薬レモンを

おろし金で表面の皮だけサッと削って

入れるのがカジマナ流。

 

バニラエッセンスを入れたり、

焼き上がりに

ラム酒をたっぷり塗っても

ぐっと大人の味に。

 

主人公が恋人に贈ったときに、

相手の心を

しっかりとつかむ場面も描かれています。

 

  紅茶と焼き菓子でティータイムアフタヌーンティー詰め合わせ

 

楽天で人気なのが、

焼きたてのカトルカールと

紅茶を詰め合わせた

アフタヌーンティーセットが人気です。

 

 

しっとりした焼き菓子に

香り高い紅茶を添えれば、

物語の一場面に

迷い込んだような時間が過ごせます。

 

  本とお菓子で贅沢時間小説と一緒に味わう幸せ

 

小説に登場するお菓子は、

 

ただの甘い誘惑ではなく

登場人物の記憶や想いを映し出す

「心のかけら」のようなもの。

 

 

本を開きながら、

小さなお菓子を添えてみませんか。

 

お気に入りの小説から

生まれたお菓子を味わえば

その香りや甘さが物語と重なり合う...。

 

読書の時間がぐっと豊かになり、

その記憶もまた

五感すべてに刻まれていくはずです。

 

最後までお読みいただき

とっても

ありがとうございました❤️

 

《いまここ》でした🫶

 

でも

愛用品を多数ご紹介しています。

ぜひ遊びに来てください☺️

 

※すべて執筆時(2025年9月18日時点)の情報です。