映画『ウィズ(The Wiz)』感想|若き日のマイケル・ジャクソンが輝くブラック版オズの魔法使い | ほくとの気ままなブログ

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黒い魔法が踊り出す、もうひとつのオズへ 

 

映画「ウィズ(The Wiz)」

 

 

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~若き日のマイケル・ジャクソンとブラックカルチャー版「オズの魔法使い」~

マイケル・ジャクソン目当てで観たはずが、気づけば音楽と映像の“勢い”に引き込まれていた作品でした。

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1978年製作/134分/アメリカ

<監督>シドニー・ルメット
<脚本>ジョエル・シュマッカー
<音楽>クインシー・ジョーンズ ほか

 

<キャスト>

  • ダイアナ・ロス
  • マイケル・ジャクソン
  • テッド・ロス
  • ニプシー・ラッセル

■内容

クリスマスの夜、突然発生した雪の竜巻に飲み込まれたドロシーは、不思議な魔法の国へと迷い込んでしまう。

 

 

故郷へ帰るためには、エメラルド・シティに住むという偉大な魔法使い「ウィズ」に会わなければならない。

旅の途中で出会ったカカシ、ブリキ男、ライオンとともに、ドロシーの不思議な冒険が始まる――。

 

映画『ウィズ THE WIZ』 | ねこぱんち

 

本作は「オズの魔法使い」をベースに、1974年にブロードウェイで上演され、7つのトニー賞を獲得したミュージカル「ザ・ウィズ」を映画化した作品。オールブラックキャストによる歌と踊りが大きな魅力となっています。

 

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■マイケル・ジャクソンつながりで初鑑賞

 

この作品、昔から「オール黒人キャストで作られたオズの魔法使い」ということで何となく名前だけは知っていました。

今回、映画「マイケル」を観たこともあって、若き日のマイケル・ジャクソンが出演している作品として初めて鑑賞してみました。

 

 

マイケルが演じているのはカカシ(スケアクロウ)役。

正直なところ、事前に知らなければ

「これがマイケル・ジャクソン?」

と気付かない方もいるかもしれません。それくらい役にしっかり入り込んでいます(笑)

 

歌だけではなく演技もなかなかのもので、後のスター性の片鱗を感じさせてくれました。

けっこう案山子役の演技がうまく、主演のダイアナ・ロスを食っていたのではないでしょうか!

 

■そして音楽がとにかく素晴らしい

 

本作でまず印象に残ったのは音楽です。

「Ease On Down the Road」

をはじめとするミュージカルナンバーは非常に魅力的で、聴いているだけで楽しくなります。

また他の『オズの魔法使い』関連作品の音楽と比べると、とにかくパワフルで、聴いているだけで気分が上がるような楽曲になっています。

 

 

特にダイアナ・ロス演じるドロシーと、マイケル・ジャクソン演じるスケアクロウが歌うシーンは見どころの一つ。

 

クインシー・ジョーンズが音楽を担当していることもあり、楽曲のクオリティは非常に高く、ブラックミュージック好きにはたまらない作品ではないでしょうか。

 

 

■単なるリメイクではない「ブラックカルチャー版オズの魔法使い」

 

本作の面白いところは、単なる「オズの魔法使い」のリメイクに終わっていない点です。

ディスコ、ゴスペル、ソウル、R&Bといったブラックミュージックをふんだんに取り入れ、舞台も幻想的な世界というよりニューヨークの都市空間へと置き換えられています。

 

そのため、おとぎ話でありながらどこか現代的で、独特のエネルギーを感じさせる作品になっています。

 

当時のブラックカルチャーのエネルギーが画面いっぱいにあふれていて、強く印象に残りました

 

 

■ただし、どうしても気になったダイアナ・ロス

 

一方で、個人的に最後まで少し違和感があったのがダイアナ・ロス演じるドロシー。

調べてみると、撮影当時ダイアナ・ロスは34歳。

もちろんスターとしての存在感は抜群なのですが、自分の中にある「ドロシー」のイメージとはかなり違って見えてしまいました。

 

 

後から知ったのですが、当時この役をかなり強く希望していたという話もあるようです。

半ば強引に勝ち取ったという話もあるとかないとか(笑)なるほど…と妙に納得。

もし年齢設定に近い女優が演じていたら、また違った印象になったかもしれません。

 

■映画館で観たらもっと凄かったかも

 

とはいえ、ダイアナ・ロスへの違和感を差し引いても十分に見応えのある作品でした。

 

 

豪華なセット、ダンス、歌唱シーンの数々は、テレビ画面で観ても迫力があります。

これを公開当時に映画館の大スクリーンで観ていたら、かなり圧倒されたのではないでしょうか。

 

■ほくと的まとめ

 

若き日のマイケル・ジャクソンを観るだけでも価値のある作品ですが、それ以上にブラックカルチャーの魅力が詰まったミュージカル映画として楽しめました。

 

「オズの魔法使い」の別解釈として観ても面白く、ディスコやソウルミュージックが好きな方には特におすすめです。

 

ダイアナ・ロスのドロシーに少々戸惑いながらも(笑)、最後まで楽しく鑑賞できた一本でした。

そのひっかかりがあったので少々辛口の点数にしましたけど・・・。

 

評価:5点満点中3.5