映画「ユリシーズ」 | ほくとの気ままなブログ

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映画「ユリシーズ」

 

 

1954年イタリア 103分

 

<監督>

マリオ・カメリーニ

<原作>

ホメロス「オデュセイア」

 

<キャスト>

ユリシーズ(イタケの王、ギリシア語ではオデュセウス):

カーク・ダグラス、

 

ペネロペ(ユリシーズの妻)、チルチエ(人間を動物などの変えてしまう魔女キルケとも呼ばれている)(二役):

シルヴァーナ・マンガーノ、

 

アンチノア(ペネロペの求婚者の一人):

アンソニー・クイン、

 

ナウシカア(スケリア島の王女):

ロッサナ・ポデスタ

 

 

<内容:ネタバレ注意>

トロイ戦役は終った。

勝ったギリシア軍は凱旋の途についた。木馬を発明してトロイを陥落させたイタケ国の主ユリシーズ(カーク・ダグラス)もその中の一人だった。ユリシーズの后ペネロペ(シルヴァーナ・マンガーノ)は、夫の留守中、腹黒い王族から再婚を強いられていた。

 

ユリシーズは部下とともに故郷へ向けて出帆したが、海神の怒りにふれて暴風雨に会い、船を失って見知らぬ国に漂着した。そして意識を失ってしまった。ここは航海と商業の民フェアーチ人の島、王はアルチノオ。その姫ナウシカア(ロッサナ・ポデスタ)は海岸で失神したユリシーズを発見し、王宮に連れ帰った。

ユリシーズはすべての記憶を喪失していた。ナウシカアは彼に思いを寄せ、二人は結婚することに決った。式当日ユリシーズは漂着した海岸に行き記憶をとり戻した。そして、王宮で王とナウシカア姫に凱旋途上経験した冒険を語った。

 

トロイを出帆、チコーニ人と戦い、ロトファージ人の追撃を逃れたのち、一行は山羊の群れる島についた。島の洞窟のなかで、住民チクローピ人の頭である一つ目の巨人ポリフェーモに捕えられた。

だが、ユリシーズは巨人を酒に酔わせ、辛うじて虎口を脱した。

それからかずかずの冒険ののち、ある晴れた島に上陸した。ここに住む魔女チルチェ(シルヴァーナ・マンガーノ)は彼の部下を豚にしてしまった。ユリシーズは彼女の妖しい魅力の虜となった。やけるような陶酔の日日がすぎて行った。しかし、ユリシーズは故国を思い出し、チルチェに帰国を願って承諾を得た。

 

ユリシーズの物語は終った。アルチノオ王は、彼こそラエルテの子ユリシーズなることを知り、帰国の船を与えた。

愛人を失うナウシカアの歎きは深かった。かくてユリシーズは故国イタカに着き王族たちの陰謀を知った。

そして乞食に身をやつし、息子テレマコに復讐の計画を打明けた。

王族の頭アンチノオ(アンソニー・クイン)の矢の催促に耐えられず、ペネロペは弓技の勝利者と結婚すると、止むを得ず約した。

弓技の日・・・・・・・一番の強弓を持った乞食は満場を沸かせた。ボロをかなぐり捨てるとユリシーズであった。王族は恐怖にふるえ、ペネロペは最愛の夫のもとにかけよった。忽ち起る乱闘は、王子テレマコと忠臣に援けられたユリシーズの勝利に終った。アンチノオは倒された。ユリシーズは妻ペネロペを胸に抱いた。(MovieWalker)

 

 

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この物語は、ホメロスの「オデュセイア」のエピソードのいくつかが元になっています。

ギリシア神話の類はけっこうおもしろいのですが、人間と神が恋におちたり争ったり、また神々同士でも争ったり、誰と誰の子供が誰で浮気をしたり・・・等けっこう神様が人間味あふれていたりしているのです。

 

ただ相関関係が複雑になっているところや、英語表記の名前を古代ギリシア語表記で呼び方が違うなどが、私にとってはややこしや~ですがw

 

 

カークダグラスは映画「スパルタカス」もそうですが、このような映画似合いますね。

 

「オデュセイア」のいくつかのエピソードが出てきますので、冒険活劇としても面白いです。

 

有名な「トロイの木馬」、

 

海の航路上の岩礁から美しい歌声で航行中の人を惑わし、遭難や難破に遭わせる、魔女?怪物?「セイレン」。

劇中ではユリシーズが彼女の歌声を聞きたいと船員には蝋で耳をふさがせて、自らをマストに縛り上げて絶対に縄をほどかないように命じます。

 

一つ目の巨人「ポリュペーモス」

食料を調達しようとある島の洞窟で遭遇してしまう。

 

「魔女チルチェ(シルケ)」や「記憶喪失での恋」などの逸話が挿入されています。

 

 

そして女優シルバーノ・マンガーノがユリシーズの奥方と、魔女チルチェ(キルケ)一人二役を演じるのですが、いやぁ美しかったですね。

彼女を見るだけでも価値あると思いますよ。

 

何本か彼女の出演した映画「アポロンの地獄」「ベニスニ死す」「ルードヴィッヒ」「「デューン/砂の惑星」などを観ましたが、その中の作品とも比べての一番美しいと思いました。

 

 

そしてユリシーズが記憶を失って漂着したスケリア島で、その島の王女ナウシカアに助けられます。

彼女も可愛かったことはいうまでもありません!

ナウシカアは皆さんがご存知の宮崎駿の「風の谷のナウシカ」のモデルです。

 

またこのような神話の世界はイタリア語がなんとなく似合いますね!!私はBuonoボーノ、Benaベーネ、Mamma miaマンマミーア、アモーレ、ティアーモwくらいしかイタリア語しりませんが・・。

 

巨人ポリュペーモスがワインを飲んで「ボーノ、ボーノ」といっておりました!

 

 

ギリシア神話ではオデッセウスと称される英雄ユリシーズの歴史大作。

昔観た時のハラハラドキドキ感は大人になってしまったからか?

少々薄れてしまいましたが、なかなかか面白かったです。

CGのない時代の冒険活劇、興味のある方はご覧ください。

 

(おまけ)

一つ目の巨人に、部下たちが2人ずつ食べられていくうち、ユリシーズ(オデュッセウス)は持っていたワインをポリュペーモスに飲ませて機嫌をとります。

これに気をよくした巨人ポリュペーモスは、オデュッセウスの名前を尋ね、オデュッセウスが「ウーティス」(ギリシア語で「誰でもない」の意)と名乗ると、ポリュペーモスは「おまえを最後に食べてやろう」といった。

ポリュペーモスが酔いつぶれて眠り込んだところ、オデュッセウスは部下たちと協力して巨人の眼を潰した。

ポリュペーモスは大きな悲鳴を上げ、それを聞いた仲間のキュクロープスたちが集まってきたが、だれにやられたと聞かれてポリュペーモスが「ウーティス(誰でもない)」と答えるばかりであったため、キュクロープスたちはみな帰ってしまった。

(ウィッキペディア)

 

 

ユリシーズの機転をきかせた逸話の一つですね。

ナイスです。

 

オデュセイアの話しの中には、今作品では描かれていませんが、あのパイレーツオブカリビアンでも登場する(バルボッサを生き返らせる)、女神カリュプソなどもでてきますね。

 

彼女に一目ぼれされてしまうオデッセウス。

彼女の島で7年間住むことになってしまいます。

オデッセウスは帰宅するのが遅くなったことで、彼女は別名「隠す女」とも呼ばれています。

 

色々と面白い話はつきません。

 

 

★2年前に開催されていた「怖い絵」展でも彼女たちがモチーフになった絵が展示されていましたね。

ハーバード・ジェイムズ・ドレイパー作の

「オデュッセウスとセイレーン」、

 

 

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス作

「オデュッセウスに杯を差し出すキルケー」)

 

 

5点満点中3.7