映画「ザ・ファイト 拳に込めたプライド」
2010年 ドイツ映画 123分 日本劇場未公開
<監督>
ウーヴェ・ボル
<キャスト>
ヘンリー・マスケ、
ズザンネ・ヴースト、
ハイノ・フェルヒ、
アルトゥール・アブラハム
<内容>
ドイツ人で唯一ボクシング世界ヘビー級王者に輝いた英雄マックス・シュメリングの生涯を映画化したボクシング伝記ドラマ。
主演は自身も90年代に活躍し人気を博した元ライトヘビー級王者ヘンリー・マスケ。さらに共演者には、現在ドイツを主戦場として世界のトップ戦線で活躍する現役スーパースター、アルトゥール・アブラハムもまさかの大抜擢。第二次世界大戦中にナチ入党を固辞、自身のユダヤ人マネージャー交代に対する圧力などをもはねのけ、信念をつらぬいたシュメリングの生涯を綴る。
1938年、第二世界大戦の1年前。元ヘビー級王者のマックス・シュメリングは、ニューヨークのヤンキースタジアムの控え室で“褐色の爆撃機”こと現王者ジョー・ルイスとの一戦を前に闘志を燃やしていた。ドイツ人のマックスと、アメリカ人のジョーとのマッチは、単なるボクシングゲームだけの問題ではなかったのだ。ドイツでは皆ラジオ放送を聴いている。そしてリングに現れたマックスとジョー…。運命の闘いが今、始まる。<allcinemaより抜粋>
*************************
けっこうボクシングは好きで、ジョー・ルイスの名前はもちろん知っていましたが、マックス・シュメリングのことは存じ上げておりませんでした。
けっこうな人格者だったとか。
この映画、ギャオで初鑑賞。
俳優も元ボクサーのヘンリー・マスケやアルトゥール・アブラハムなども登場しての内容。
ボクシング、そして世界大戦の激動の時代を生き抜き、マックス・シュメリングはなんと99歳まで、長生きでしたね。
そもそもチャンピオンになった試合が面白い。
タイトルマッチでローブロー(金的)により、相手の反則でリングに倒れたままチャンピオンに。でもそこから防衛をしていきます。
無敗のアメリカ人ボクサー(のちに25連続防衛の大記録を作るチャンピオンになります)褐色の爆撃機とニックネームがつけられたジョー・ルイスとの闘いにKO勝ちし、一躍ドイツの英雄になります。
背景にはヒットラー率いるドイツとアメリカ、アーリア人対黒人という図式の代理戦争!!
当初は、ジョー・ルイスとの対戦を避けるようにとの指示もありましたが、それを断り下馬評を覆してKOで勝ったものですから一躍祖国の英雄。
しかし、彼はヒットラーからナチに入隊するように勧められても断ったり、ユダヤ人の友人であるプロモータとも手を切るように促されてもそれに従いませんでした。
またユダヤ人の少年を匿ったり・・。
ちなみにジョールイスがチャンピオンになったあと初防衛の相手に指名され、アメリカヤンキーススタジアムで試合が行われるのですが1R3度ダウンをして負けてしまいます。
その後、戦争へ従軍していきます。
映画では描かれてはいませんが、障碍者へ基金をつくり援助したり、2度戦ったジョー・ルイスが引退してからは生活が悲惨だったようで匿名で経済的援助もしていたとか・・。
この映画はマックス・シュメリングを知るのにはけっこういい内容に映画であったと思います。
ただトレーニングシーンなどは、あのロッキーやらと比べてしまうと、派手さもなく盛り上がりにも欠けるし、けっこう地味な演出になってしまっています。
仕方がないのかな?
でも伝記映画的なものとしては十分でしょうか、なかなか面白かったです。
マックス・シュメリングを演じたヘンリー・マスケもボクサーだったのですが、写真で比べると要望がけっこう似ているのですよ。
ギャオ時々掘り出し物があるのでうれしい限りです。
5点満点中3・4
ジョールイスとの実際の試合↓




