2026年8月6日にSNT33型・日産エクストレイル(後期型)が納車されました。
前編では、いくつかの候補の中からエクストレイルに決まるまでの顛末を書きました。この後編は選考理由やその後のお話について書いていきます。
エクストレイルといえば、実はすでに次期型のプロトタイプが発表されています。今年4月のことでした。
次期型エクストレイル。北米名:ローグ ©NISSAN
北米では新型ローグとして2026年後半に登場予定だとか。日本導入は2027年にも? なんて話もありますが、実際のところは不明。また2年遅れでの登場かもしれません。
というわけでT33/SNT33型はモデル末期に近いのですが、新しい我が家の足として選ばれました。
SNT33型エクストレイルのエンジンルーム
日本デビューが2022年の4代目エクストレイルは、第2世代の『e-POWER』を積んでいます。発電専用のエンジンは1.5リッター3気筒・可変圧縮のVCターボ。2.4リッター直4エンジンの三菱エクリプスクロスPHEVと比べると自動車税が安くなります。
P16型・新型キックスのエンジンルーム ©NISSAN
一方、最終候補に残った2代目キックスは、1.4リッター自然吸気3気筒エンジンを含む『5 in 1』構造の第3世代『e-POWER』を搭載。エルグランドに先駆けての国内初導入となった同システムは、従来のe-POWERの弱点だった高速燃費が改善したほか、小型化・高剛性を実現。そして静粛性がさらに高められています。
4WDシステムは、どちらも前後モーターと前後左右のブレーキを統合制御する『e-4ORCE』が入っているため、パワートレインだけを見れば新しいものを導入しているキックスが優勢と言えました。
P16型・新型キックスのインテリア(運転席周り) ©NISSAN
外観については父子揃って「どちらでも」という感じ(笑) そんなわけで選考理由をインテリアから探します。まずは最初に試乗したキックスから。
今どきのクルマらしくメーターが完全にディスプレイです。言葉足らずなので補足すると、キックスもエクストレイルも同じ12.3インチのフル液晶メーターが採用されています。しかし、後車は従来のアナログメーターがあった場所に液晶が収まっているのに対し、前車は液晶パネルそのものがポンと置かれている印象を受けるという意味です。
これについてとくにアレルギーはありませんが、メーターが従来よりも近くにあるぶん見やすい反面、初見では圧を感じました。
SNT33型エクストレイルのインテリア(運転席周り)
キックスがトリムにファブリックを使うなど“遊び心”みたいなものを感じさせるデザインなのに対し、エクストレイルはお値段が高いだけあって、全体的により高級、上品な感じが漂っていました。それでも、インパネ周りで言えばパッと見は結構似ているデザインだと思いましたし、キックスのシフト(P、R、N、D/B)がプッシュボタン式なのを除けば、運転席周りについても「どちらでも」といったところ。
ちょっと迷ったのはキックスにはZENRINのオンラインナビが入ることです(選択可)。私はGoogleマップのナビで全然問題ないのですけど、父の場合は従来のメーカー純正ナビに近いタイプのほうがいいのかな~と思った次第。結局、エクストレイルに決まったので関係ありませんでしたけどね
なおエクストレイルはGoogleマップ一択となります。
では何が勝敗を分けたのかというと、“外観”と“広さ”でした。
おや? と思うことでしょう。なぜなら、外観については先ほど「どちらでも」と書いたからです。でも、それは私と父の意見。大蔵大臣は、キックスのエクステリアは「気に入らない」と言います。これでエクストレイルが星を五分に戻しました。
見た目:エクストレイル(勝)/キックス(負)
e-POWER:エクストレイル(負)/キックス(勝)
ちなみに、T34型となるであろうエクストレイルの次世代モデルを、正面、横、斜めから映した姿(1枚目の画像参照)はなかなか良いと思いました。一方、リヤはダメですね。例外も多少ありますけど、基本的に『ポルシェ911』以外の横一文字テールライトは嫌いです。どいつもこいつも繋げよって……けしからん!![]()
SNT33型エクストレイルの後部座席 ©NISSAN
脱線しました
試乗の最後にリアシートに座って頭上や足元のスペースを確認します。
確認と言っても2台を比較するわけではありません。キックスとエクストレイルでは比較するまでもないので……。片や4.4m以下のコンパクトSUVで、もう一方は3列シート車の設定もある4.7m弱のミドルサイズSUVなわけですからね。
では何を見たかというと、ほとんど後ろに乗ることはない我々男性陣(180cmと184cm)が、もしもキックスの後部座席に座ったらどうなるのかを主にチェックしました。
P16型・新型キックスの後部座席 ©NISSAN
結果は「可」。いいえ、4365mmという全長を考えれば「良」または「秀」でしょうか。「クラストップレベルのニールーム、ヘッドルーム、後席室内幅」を謳うだけあり頑張っているのが分かりましたし、全長4545mmのエクリプスクロスPHEVとほとんど変わらない印象を受けました。主に後ろに座る身長150cm前後の女性陣には充分な広さでしょう。
そんなこんなで、私的にはまたしても「どちらでもいいですよ」という結論に。最終判断は、私より背が高い父が下しました。それが7月5日の夜でした。
希望車の在庫がない
翌日、契約のため再びディーラーを訪問した父から連絡が入ります。
ボディカラーの変更を伝えるものでした。
2025年9月にマイナーチェンジを受けた『エクストレイル』のうち“G e-4ORCE”グレードのカラーラインアップは、2トーン4色を含む全9色です(2026年8月現在)。
最初に選んだカラーはど真ん中の“シェルブロンド(モノトーン)”でした。シャンパンゴールドを薄くしたような感じで、光のあたりかた次第でシルバーにも見える淡いゴールド系の色です。
ところが、シェルブロンドは「在庫がない」とのことでオーダーできず。
どういうことかと言うと、エクストレイルは2026年夏の仕様変更(9月3日発表か?)を前に生産がストップしていて、在庫限りでの販売になっていたのです。
これに関して担当セールスマンに非はありません。「何色がある・ない」までは把握せずとも、彼は試乗中にきちんとその旨を話していましたので。また、時期や内容の真は定かではないとの前置きをしたうえで、「どうやらヘッドアップディスプレイがなくなるようだ」「価格は上がる可能性が高い」とも。
希望するグレードの中で注文可能だったのは、上から“ステスルグレー×スーパーブラック2トーン”、“プリズムホワイト”、“スーパーブラック”の3色(ブリリアントシルバーもあったような、なかったような。うろ覚え)でした。
母から前もって「黒はNG」と言われていたという父は、ホワイトを選択します。これによりヴォクシー、エクリプスクロス、エクストレイルと白いクルマが3台続くこととなりました。
ボディカラーを変更するにあたって、もうひとつ変わったところがあります。それは脚元です。
5本スポークの標準18インチホイールから、オプション設定の19インチホイール&タイヤになりました。白で18インチ装着車は在庫がなかったんですって。
ちなみに、マイナーチェンジ前のエクストレイルの白は“ブリリアントホワイトパール”で、MC後は“プリズムホワイト”に置き換えられました。同じ白でも多少クリーム色成分を含んだ黄味がかった白から、より白味が強くパキッとしたホワイトになっています。
これが現物を見るとかなり良い色で、私としてはステルスグレーとプリズムホワイトで「6:4」くらいの期待値だったのですが、結果として「白で良かった」と思えるほどでした。
サプライズが待っていた!
ディーラーで撮影した写真の背景をGeminiに加工してもらいました
契約からちょうど1ヶ月後の8月6日午後、エクストレイルの新車が納車されました。
現地で初めて対面して驚きましたよ……
あれ?
マッドフラップが着いてんじゃん!!!![]()
本契約の書類には目を通していて、その時点ではJAOSの『マッドガードIII』は明記されていませんでした。あとで父に聞くと、契約後の書類提出時に追加でオーダーしたのですって。
してやられましたわ~。私、エクリプスクロスにRALLIARTのマッドフラップが着いてからというもの、マッドフラップ装着車が好きになる呪い? 魔法? 術? に掛かっておりまして、予想以上に良かった外装色と19インチホイールも相まって対面直後にしてエクストレイルに骨抜きにされてしまいました(笑)
ラリーアートのマッドフラップを装着した三菱エクリプスクロスPHEV
ジャオスのマッドフラップを装着した4代目・日産エクストレイル
そんな新しい電動四駆車との初めての長距離ドライブは、1ヶ月点検後の来月中旬を予定しています![]()
【買い替えますCar2026】は前・後編で締める予定でしたが、もうちょっと書きたいことが出てきたので“おまけ”に続きます。
















