友人が出版社を辞めて、独立してフリーのライターになろうとした時、あるクリエイターさんがこう教えてくれたそう。

 

「独立したら、どんな仕事が来てもそれを受けて

 せいいっぱいやるといいよ」

 

友人は、その教え通りどんな仕事も受けて、1つ1つ手を抜かずにベストを尽くした。

 

そうこうしてうちに友人は作家としてデビューできて賞も取った。それでも友人は教え通り、どんな仕事も受けていた。

ある日、表参道で街頭インタビューの仕事をしているとたまたまそのクリエイターさんとバッタリ出会った。

 

 

「何してるの?」って聞かれた。

 

「先輩から教えてもらった通り、どんな仕事も受けてせいいっぱいやってます」

 

すると

「バカヤロー!!!」

って怒られたそうです。

 

「お前くらいになったら、もう、ちゃんと仕事を選べ!」と。

 

こういうこと僕らにもすごくあると思うんです。

 

「頼まれごとが人生を開く」

 

はい、それは真実です。

 でも、全ての人に、全ての状況に当てはまるわけではない……。

 

ルーキーの頃は、確かに頼まれた仕事を全て受けることで器は確実に広がっていきます。

実際、上記の僕の友人も、尊敬する先輩の言葉を素直に聞いたおかげで、自分一人の判断だったら絶対にやらない仕事を引き受けて苦労したそうですが、その結果、思いがけないほどの成長につながり、その時の経験がいま生きてるそうです。

 

でも、自分の歩みたい道、自分の物語が見えてきた後も頼まれることを全て受けていたら、今度は逆に自分の道を歩みにくくさせることだってでてくると思うんです。

 

全ての人に、全ての状況に当てはまる教えってないんです。

 

頼まれごとだって

ほんとはモヤモヤしてるなら

断ってもいいんです。

 

ワクワクすることが大切って教えも正しい。

でもでもでも、僕の父は、ワクワクして仕事してなかった……。

警察官だったから……。

「いやーー今日はどんな壮絶な事件現場かな。ワクワク」

と、ときめいている警察官がいたら嫌だ(笑)

世の中にはワクワクを超えて、やるべき仕事もある。

ワクワクしなくても、やるべきことは当然ある。

 

全ての人に、全ての状況に当てはまる教えってないんです。

 

「感謝が大切」って教えも正しい。

でもでもでも、それで感謝できない自分をずっと責めてるなら、

いまはその教えはいらない。バイバイ。

いまは怒ることが大切な場面だってある。

人に嫌われることが大切な場面だってある。

 

「ゆるんだ人からうまくいく」って本を書いたんだけど、

いつもゆるんでいたらいいとは書いてない。

あの本は、全力で行くためにゆるむ必要があるって話です。

 

 

「右脳が大事。直感が大事」

これも正しい。特に今は、左脳優勢社会になってるから、右脳の力を取り戻していくことはとても大切なんだけど、ほんとは右脳も左脳もどっちも大事。

極端な例で申し訳ないけど、直感でパチンコの出る台が当たるからと、毎朝、パチンコ屋さんに並んでるとしたら今、使うべきは、「このままでいいのか」と左脳でしっかり考えて、自分の人生を見つめ直すほうがいいと思う。

しかも感度が上がってない直感は、ただの欲望、希望だったりもすることもあるから。

 

全ての教えは、それが必要な場面があるから教えとして残っている。

でも、全ての人、全ての環境にいつも使えるわけではない。それを知って、教えと上手に付き合うことが大事だと思います。

教えを絶対の法則として崇めないほうがいい。

 

最初にあげた友人の例のように

過去に効果のあった教えが、逆にいまはマイナスになる場面だってある。

 

いま、いろんな教えが取り揃っていて

それを学ぶ人も多いから

逆に、教えを「引き算」していくことが

大事になってる人が増えてるように思うな。

 

いまの自分にとって手放していい教え、

あなたの中にもあると思う。

 

教えに盲目的に従うのではなく

教えを乗りこなしていく知性が必要になります。

 

全ての教えは、洋服のようなもの。

季節(状況)に応じて、気分に応じて

洋服は変えていくよね。

 

主役は教え(洋服)じゃなくて

主役はあなたです。

 

ルール(法則)に従うのではなく、

自分の選択に従う。

だって主役は、あなただから。

 

どっちかが大事じゃなくて

どっちも使いこなして、

ジャンプしていこう。

 

ではではまたね。

ひすいこたろうでした。

Play with LOVE

▲▲▲アリガ島▲▲▲

 

 

おまけ。

 

これから虎の物語を描きます。

この虎は何者なのか。

この木はどんな働きをしてるのか。

こうご期待。