1963・邦画 ★★★☆☆(3.9)
監督:市川崑
出演:長谷川一夫 山本富士子 若尾文子 市川雷蔵 勝新太郎 船越英二
歌舞伎の女形役者から映画界に進出、一時代を築いた大スター・長谷川一夫。
彼の映画出演300本を記念し、名匠・市川崑が監督を手がけて作られた
豪華絢爛な時代劇大作。
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中国モノを1本見たのだが「う~~ん、書きたくねぇ」という感じで、口直しに本作を。
そしたら、あらまぁ~豪華絢爛のキャストじゃ、あ~りませんか!という訳で。
Amazonプライム。324円。(ポイント)
上方に続き、江戸でも成功を収めた歌舞伎の人気女形役者、雪之丞。
ほとんどの者は知らないが、彼の真の目的は、濡れ衣を着せられて憤死した
父の無念を晴らすことにあった…。
3人の仇への復讐の機会をうかがう雪之丞は、江戸で権勢を誇る父の仇のひとり、
土部三斎に近づく為、歌舞伎に夢中のその娘・浪路の恋心を利用する。
更に彼は、残る仇の広海屋と川口屋を対立させるべく暗躍し、両者を自滅に
追い込んでいくのだったが…。
<流石名優という方達、勢揃いでやられました>
お話の筋は至ってシンプル。
上方歌舞伎の女形役者・中村雪之丞は、父を冤罪で陥れ自死に至らしめた親の仇である
「土部三斎」「広海屋」「川口屋」の3人に近づく。
彼は自ら刃を振るうのではなく、芝居や人間の欲望を巧みに利用し、彼らを自滅へと
追い込んでいくと言う計画を着々と実行に…。さて、その敵討ちは成功するのか?
って感じです。
その復讐の裏では芸達者の俳優陣が華を飾る…。
<妙に夜のシーン(暗闇)が多いなと…>「長谷川一夫」氏。
「雪之丞」と二役の「闇太郎」が一緒に画面に出て来るシーン。
二役とは知らずに「えらい男前の役者さんがいるもんや。誰かな?」って思ってたら…。
合成してあるんですね。(バックが黒いと合成分部が分かり辛い)
「闇太郎」は江戸を騒がせる神出鬼没の大泥棒。病人などに銭を分け与えたり…。
<お初>「山本富士子」様。勝ち気で妖艶な女盗賊。
チャキチャキの江戸っ子で口は悪いが男前な姐さん。
始めは嫌っていた雪之丞の事を手助けする様に…。
(よく考えたら「山本富士子」氏の映画って殆ど見た事ないのに気が付き早速チェックした)
<浪路>「若尾文子」様。雪之丞の仇である土部三斎の娘。
将軍の側室になる身でありながら、舞台の雪之丞に一目惚れして恋煩いに…。
雪之丞は波路を復習の道具として利用する。雪之丞一筋で病気になる程。
<昼太郎>「市川雷蔵」様。(大好き
)ニヒルで軽妙な謎の浪人。
闇太郎がチヤホヤされているのが面白くない。名前も行動も闇太郎の向こうを張って。
(まぁ、言わばお笑い担当。こういう雷様も好きなのよ)
<島抜け法師>「勝新太郎」氏。佐渡の金山を脱獄してきた(島抜け)豪快な無法者。
滅茶苦茶強い。素手でやっつける。
<門倉平馬>「船越英二」氏。雪之丞とは剣の兄弟弟子。
だが雪之丞に奥義を伝える巻物を渡す際に奪い取り逃げ去った経緯がある。
巻物は白紙だった為に奥義を知る事も出来ず、大阪にも居る事も出来ず江戸へ。
が人気役者の雪之丞が江戸でも人気が門倉にとっては許しがたい為に命を狙う。
(ケチな野郎だけど、若い時の船越様の美しい事。びつくりクリクリ)
でも何と言っても
<土部三斎>「二代目中村鴈治郎」氏。雪之丞の最大の敵。
もうどれ程憎そい奴か…。憎々しいというのがピッタリ。
流石映画出演300本を記念だけある、豪華絢爛のキャスト。
それが、上手く使われてて雪之丞の敵討ちに華を添える。
うふふふオキニの「加藤嘉」氏も出演されてましたわよん。
それ以前はあまり表現されなかった刀が空を切る音を挿入したり、地面に水や
墨汁を撒いて画面を全て暗幕の黒に統一した画面設計をする等、実験的な試みも
多く採り入れられもよう。監督も相当楽しんだそう。
面白かったわん。というのが今日の感想でございます。
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