倉本聰さんが話す若者の想像力 | マスコミに取材される方法

マスコミに取材される方法

新聞社とTV局に21年。PR会社に1年。その経験でプレスリリースの発信とマスコミ登場をサポートします。

 

倉本聰さんのドラマ「北の国から」は

北海道新聞に大きな影響を与えました。

ドラマを見た学生が

新聞記者になるなら北海道と決め、

かなり多くが入社したからです。

 

「北の国から」のファンだから

 

私の同期入社にも

北の国からファンが多くいました。

北海道新聞社の記者は

北海道出身者と道外出身者が

ほぼ半数ずつで、

初めて北海道に来たという記者も多いのです。

 

入社時はどの配属希望か言う権利はありませんが、

2年目以降は会社に対して

将来の異動希望を提出できます。

 

当然かもしれませんが、

富良野支局は大人気で、

富良野支局配属になると、

「会社から評価されたんだ」

と他の同期からうらやましがられることも。

 

 

私は支局員の経験はなく、

支社と本社ばかりでしたが、

支局長になった時はとてもうれしく、

北海道らしい景色の中、

取材に車を走らせたものです。

 

その倉本聰さんが

こんなことを話していました。

 

想像力が失われる社会になりつつある、と。

見えないものに対しての想像力。

目の前にあるものの由来をたどる想像力。

肉が目の前にあっても、

誰かが食肉にするため作業した事さえ、

想像できない社会は「怖いものだ」と。

 

倉本聰さんが主宰した富良野塾は、

脚本家と俳優の養成所として

1984年に開設されましたが、

倉本聰さんは鶏の屠畜を塾生に課したそうです。

 

体験しなければ分からない

 

目の前にある肉がどう処分されてきたのか、

体験しなければ分からないものだと倉本さん。

脚本家として表現する時の基本だけでなく、

社会全体が

生きるとはどういうことか、

感じる力が失われてきたと危惧していました。

 

甥はまだ小学生で、

何がどうなっているのか

分からないことばかりです。

 

勉強を教えるだけでなく、

経験や体験をさせながら、

見えないことへの想像力を育まなければと感じました。

 

若い時の経験や体験が大切


見えないことへの想像力は

新聞記者にも必要です。

大学を出たばかりの新人記者は

取材することのほとんどが

体験したことがない出来事ですから。

 

 

現場に足を運び、

実際に見て、確認して、

事実関係を確かめるために裏を取って、

記事にしていったことが経験となり、

再び似たようなニュースに出合った時、

過去の経験を基に頭の中に映像を回せます。

 

新聞社やテレビ局のデスクは

たくさんの経験がなければ、

部下に取材の指示を出したり、

原稿を直すことができません。

これは一般の会社も同様だと思いますが。

 

その「仕事で覚えていく」段階の前に

ベースになるのは「若い時の経験や体験」。

経験や体験が基準点や基点になり、

社会に出た時、

その道のプロとして生きる時の差になるのでしょう。

 

 

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元新聞記者、テレビ局デスク

メディアコンサルタント・荒川岳志

 

 

 

 

 

 

 

 

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