お城や陣屋を構成する「城郭建造物の中に建つ」(全国「城郭内の蔵」を巡るシリーズ)を採り上げてお届けしています。

 

お城(陣屋や代官所含む)には、「天守」「櫓」「御殿(能舞台や茶室等含む)」「門」「番所」の他に、戦闘に使用する武器類、生活を維持していく為のお金等の財産、命を繋ぐ米などの食物類、その他生活に必要な物品等々を保管しておく「蔵」や「納屋」が必ず設けられていました。

 

元々は、そのようなモノを保管しておく「蔵・納屋」が独自に築かれていましたが、江戸時代に入り平和な時代になってくると、戦闘用や監視用として築かれていた「櫓」がその目的から外され、蔵的な利用に切り替えられるお城が多くなりました。(鉄砲櫓、槍櫓、弓櫓、米櫓、塩櫓、麦櫓、干飯櫓、荒和布櫓など)

 

しかし今回は、そのような蔵的利用された「櫓」は割愛して、元々から「蔵・納屋」として築かれ名称も「〇〇蔵、○○庫、○○倉庫」と称する建造物を集めました。

 

このシリーズでは、現存、復元、復興、模擬のモノを紹介していきますが、「蔵」は殆どが現存のモノが多いです。

 

今回は、宇和島城(愛媛県宇和島市)の「城郭内の蔵」をお届けします。「日本100名城」に指定されています。

 

お城の歴史と城主、及び立地と縄張りについては、「城門シリーズ」でも記載していますのでご参照ください。

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城内(三之丸辺り)に現存していた「武器庫」(山里倉庫)が、「藤兵衛丸」跡に移築され現在は「郷土館」として使用されています。幕末の1845年に建築されたものです。
 
屋根は「切妻造り」で「桟瓦葺き」、校倉造り風の上に建つ壁は白漆喰の白壁、窓は高い位置に14か所も設けられています。入口には瓦庇が付けられていますが、中央辺りには「郷土館」用の玄関が後世に取り付けられたようです。
 
内部は、「小屋組み」で天井が高く、白壁に柱を見せる「真壁造り」になっています。
 
「藤兵衛丸」跡に移築された現存「武器庫(山里倉庫)」(現在は「郷土館」) ↓
「藤兵衛丸」跡に移築された現存「武器庫(山里倉庫)」(現在は「郷土館」) ↓
現存「武器庫(山里倉庫)」(現在は「郷土館」) ↓
現存「武器庫(山里倉庫)」(現在は「郷土館」) ↓
現存「武器庫(山里倉庫)」(出入口上に「瓦庇」) ↓
現存「武器庫(山里倉庫)」(「郷土館」の出入口) ↓
現存「武器庫(山里倉庫)」(「郷土館」の出入口) ↓
現存「武器庫(山里倉庫)」の内部は「小屋組み、真壁造り」 ↓
現存「武器庫(山里倉庫)」の内部は「小屋組み、真壁造り」 ↓
 
 

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