一昨日のブログでは、天下普請で築城された「名古屋城」(愛知県名古屋市中区)の現存で重要文化財に指定されている建造物6基を紹介しました。

 

太平洋戦争で、日本最大級であった「天守」と「小天守」を始め、最大規模の「本丸御殿」までも焼失してしまい、幸いなことに御殿内の「障壁画」「天井絵」約各300枚は避難してたので残りました。

 

「本丸御殿」の内装復元に際しては、避難して残った「障壁画」や「天井絵」に基づいて、専門家たちによって模写復元されました。

 

外観復元の天守(コンクリート建築)

外観復元の小天守、橋台で天守と連結

 

更には、「本丸東北隅櫓」、「表一之門(本丸南一之門)」「本丸東一之門の櫓門」「本丸東二之門」「本丸不明門」そして「旧江戸城の蓮池門を移築した正門」が無残にも無くなっていまいました。

 

この内、コンクリート造りで外観復元されたのが、「天守」と「小天守」とそれを結ぶ「橋台」、「本丸不明門」「正門」、そして木造復元で2009年からほぼ10年かけて工事が進められて、本年(2018年)の6月に工事完了を迎える「本丸御殿」です。

 

復元不明門 (剣の穂先を並べた剣塀が両脇に続く)

復元正門(旧江戸城の蓮池門を移築した正門)

正門鯱―江戸城から移築された蓮池門に付いていたもの

 

3期に分けて進められ、「玄関」「表書院」「対面所」と造られ、後は「上洛殿「湯殿書院」「黒木書院」「上御膳立所」「下台所」などが本年完成予定ですので、すごく楽しみです。

 

復元本丸御殿 図

工事中の本丸御殿(式台、大廊下、表書院、対面所部分)

復元本丸御殿 車寄・玄関

大廊下と表書院(車寄前から)

 

各書院は、一之間、二之間、三之間、上段之間が並んでおり、華美な襖絵とともに、上段之間の天井は折り上げ格天井がしつらわれ、その廻りには天井絵が嵌め込まれるなど、豪華さが際立ちます。

 

復元本丸御殿 (玄関上之間の床の間と違い棚)

復元本丸御殿 (表書院三之間)

復元本丸御殿 (表書院上段之間の付書院と床の間)

名古屋城 復元本丸御殿 (表書院上段之間の違い棚と帳台構え)

対面所上段之間 (二重折上げ小組格天井で格縁が黒漆塗)

対面所上段之間

上台所と小天守

下御膳所 (中央に長囲炉裏、料理を温め直しや配膳する場所)

 

「天守」は、コンクリート建築で外観復元でありますが、最近名古屋市議会において「天守」の老朽化に伴い、木造による建て替え復元工事が提案され承認されました。

 

それに伴い、2020年6月に工事が開催され、2022年12月の完成を目標に約500億円の費用をかける予定のようでしたが、その後、バリアフリーの問題、「天守台」の耐震補強の問題などの課題が出てきましたので、その解決の為の議論がされているようで、完成予定も大幅に遅れる見通しです。

 

金の鯱鉾(石膏模型で地階に展示)

地下1階の復元黄金水の井戸枠

 

それが成功すれば、戦災にあった高層の「天守」で、戦後コンクリート造りしてきたお城の「天守」が、木造で作り直されていく時が来るかもしれませんねー

 

以上、天下普請のお城シリーズを終了します。

 

徳川家康の対豊臣対策として始められた天下普請は、二代将軍秀忠、三代将軍家光の時代まで続いたようで、そのころには、外様大名の財産減を少しでも減少させる目的もあったようでした。最後まで続いたのは、江戸城の天下普請でしたが、今回は、江戸城は触れずに終了とします。

 

江戸城を紹介するのは、あまりにも情報量がいっぱいですので、折に触れて紹介をしていきたいと思います。

 

明日からは、名古屋城からの延長シリーズ、こうご期待を!!

 

 

 

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