胎児は母親の胎内で、十月十日(とつきとおか)を過ごすわけですが、その間は羊水に包まれて生活しています。
その羊水ですが、衝撃を和らげ、胎児を守る緩衝作用や、保温効果、胎児と卵膜の癒着を防ぐなど、その他様々な役割を持っており、面白いことにその成分は海水に非常に近いものです。
「海」(うみ)の語源は「産む」(うむ)であるとも言われており、私たちの祖先は直感的にそのことを感じ取っていたのかもしれません。
その命を育む母なる大海の縮図である羊水が、近年汚れてきているということが指摘されています。
文明社会の中で増大する環境ホルモンや重金属、農薬や添加物を始めとした化学物質は主に食物という形で母体に入り、または市販ナプキンなどは化学物質だらけであり、そういったシャンプーや身体に付着する経皮毒などもあり、羊水を汚染してしまいます。
羊水から150種もの化学物質が検出された報告もされている。
アトピーやアレルギーの多くはその影響とも言われ、先天性の病気などが増えている原因となっている。
そういった妊娠期の食べ物はとても大切な事であり、出来るだけそれ以前から安心・安全な食材や食事を心掛ける必要がある。
さらにこのような研究結果もあるようだ。
**カラパイアより転載**
妊娠中に母親が口にした食べ物によって、生まれてくる子どもの食の好みが変わることが証明されたという。
米ペンシルベニア州フィラデルフィアのモネル化学感覚センターの研究者らは、妊娠後期の女性たちに、300ミリリットルのニンジンジュースを週4日、三週間飲んでもらい、出産後二か月間、母乳を授乳をしているときに、同じことを繰り返してもらった。ほかにも同様に、ニンジンジュースをまったく飲まないグループ、妊娠中にだけニンジンジュースを飲むグループ、授乳中にだけニンジンジュースを飲むグループをつくり、それぞれの子供の好みを比較してみた。
その結果、妊娠中と授乳中にお母さんがニンジンジュースを飲んだ子供は乳離れすると、他のグループの子供よりも明らかにニンジンを好んで食べるようになり、なくてはいられないほど好物になったという。
これは、赤ん坊が子宮の中にいる間つかっている羊水や生まれてから与えられる母乳に、母親が口にした食物の風味がついるため、子供もその食べ物に好感をもつからだというのだ。
出産前あるいは出産後に母親を通してなじんだ味の影響が、固形物を食べるようになってからも残っているといえる。このように人体が形成される極めて早い段階の風味体験で、文化的、民族的な食べ物の好みが決まる基礎ができるということなのかもしれない。
**終了**
「食」は「人を良くする」と書きますが、特に幼少期から成人までの期間が身体を創る大切な時です。その後の人生に大きく影響するようです。
戦前にこの頃を迎えた現在の高齢者たちは、当然今のような食生活ではなく、今よりはるかに質素で、自然食でした。その結果、長寿の方も少なくありません。
しかし、戦後から食の環境はどんどん変わり、現代のような手軽で便利でおいしい食べ物と引き換えに、健康を犠牲にしてしまっている状況があります。
戦前生まれの方々より、戦後生まれの僕達は明らかに病気の確率は高くなり、寿命は年々短くなっている。
そういった観点から考えても、妊娠期や出産後の母親の食生活はとても大切です。
特に妊娠期の食生活を、父母ともに、生まれてくる子どもの未来を考え、正しく、バランスの良い食事を心掛ける事が大切なようです♪
