健康維持もできて、理にかなっている和食。
その秘密とは・・・
和食の合理性 皆さんもご存じの通り、和食は健康を維持する上で理想的な食事と言われており、海外でも認知されています。
日本は海に囲まれていて、(もともと)水がおいしいため、野菜もみずみずしくおいしいものが採れます。
野菜の種類は豊富で、根菜、果菜、茎菜、山菜、海草などを四季を通じて食べることができます。
また、主食の米はとても優秀な食材と言われており、脂質が少なく淡白で、味にくせが無いので飽きがきません。
どんなおかずとも相性が良く、お米とおかずを同時に口の中に入れて味のバランスを取りながら食べることができます。
和食は食べる順序にとらわれること無く、自由に食べることができます。
一方、西洋料理は一皿ずつ順番に食べます。
レストランではオードブル→スープ→メインディッシュ→デザート・ドリンクの順番で出てきます。
これは西洋料理には肉が用いられており、冷えると味が落ちるためと言われています。
肉は冷えると固まる性質があります。(融点:牛脂40~50℃、豚脂33~46℃、羊脂44℃)そのため、温度管理が必要となり、皿も温められて料理が出されます。
西洋料理では、温かいうちに食べることが料理人へのマナーとなったのです。
これに対して和食は動物性の脂をほとんど使わないので、お膳に並べて出されます。
私たちはお膳に並べられた食べ物の全体の色、形、香りを楽しみながら、自由に食べることができます。
ところで、1970年代に学校給食の指導として広まった「三角食べ」を覚えていますか?
パン、牛乳、おかずの順番に食べるというものですが、この食べ方には弊害があると言われています。
この順番通りに口の中にパンを入れ、そこに牛乳を流し込むと唾液の助けを必要としないため、唾液の分泌がおろそかになってしまいます。
柔らかい食べ物が増えて咀嚼筋が衰えたことも唾液の分泌が減る原因になりました。
私が小学生の頃(1980年代)にも「三角食べ」が指導されていましたが、通っていた学校ではそれほど指導が厳しくなかったせいか実際に行っていた生徒はほとんどいませんでした。
やはり不自然な食べ方なのでしょう。
浸透しなかったのもうなずけます。
自然と調和のとれた素晴らしい和食に感謝しながら、ゆっくりと味わっていただきましょう。
幸食研究所 ひふみ塾
