WEST EXPRESS 銀河

WEST EXPRESS 銀河」は、JR西日本が運行し、途中駅でのおもてなしを楽しみながら、長距離を移動する観光列車です。
 
さながらクルーズトレインのようですが、実はカジュアル仕様でお手頃価格で乗車することができます。
「銀河」とは、かつて運行していた寝台急行の名前ですが、それをオマージュしたというわけではなく、西日本各地の魅力的な地域を星に見立てて命名されたとのこと✨
 
山陰ルート(京都~出雲市)、山陽ルート(大阪~下関)などで運行実績がありますが、2022年10月~2023年3月は紀南ルートとして京都~新宮間で運行されています。
 
 
 

 車両外観

6両編成の車両は、西日本が誇る美しい海や空を表現したという瑠璃紺色に塗られ、銀河という名前にもマッチしています。
新車ではなく、東海道・山陽線を「新快速」として運行していた117系と呼ばれる車両を改造したもので、顔つきに面影が残っています。
 

 
かつて「新快速」の表示があった場所には、ヘッドマークが取り付けられてイメージが変わりました。
 
 
側面にもヘッドマークと同じデザインが大胆に描かれています。
 
こちらの列車のデザイナーは川西康之(かわにしやすゆき)氏。
川西氏は、えちごトキめき鉄道のえちごトキめきリゾート「雪月花」や、瀬戸内海の高速クルーズ船SEA SPICAなどをデザインしています🎨
 
 
ドア回りもピクトグラムを用いて、スタイリッシュに表現しています。
 
 
それでは、さっそく車内を見ていきましょう!
 
車内の特徴としては、多様な旅のスタイルに対応できるようにと、1両ごとに異なるタイプの座席が配置されていること。
また、カジュアルながらも夜行運行も想定し、くつろぎのある快適な車内空間になっています。
 

 1号車 (グリーン車指定席)

グリーン車指定席は、通路を挟んで1席ずつというゆったりとした空間で、向かい合わせとなっています。

昼行運行時は、向かい合わせを2名で、夜行運行時は向かい合わせの2席を1人で利用する仕様です。

※2022年度の紀南ルートでは、昼行の1名参加の場合でも、相席にはならないように配慮されています。

 
 
クッションも用意された、座り心地抜群の座席がうれしいです🙌
 
夜行運行時には、背もたれ部分を倒すとフルフラットのベッドになる仕掛けになっています。

また、夜行の際にはシーツとブランケットも提供されます。

 
 
通路との境には、レースのカーテンが用意され、プライバシーに配慮されていますが、せめて夜行運行時には、レースではなく本格的なカーテンも欲しいところです。
 
窓割りは大窓1枚タイプと、小窓2枚タイプがありますが、どちらも座席位置とぴったり合っています。
(小窓タイプは3AB、4AB、それ以外が大窓タイプです。)
 
 
1号車の運転室寄りには、グリーン車専用のラウンジがあります。
 
 
座席を離れて気分転換できる場所があるのはいいですね。
 

 2号車 (女性専用車)

2号車は女性専用車で、1号車寄りの半分は普通車指定席として使われるリクライニング座席が並んでいます。
座席配置は、通路をはさんで千鳥配置になっていて、隣の乗客が気になりにくいように配慮されています。
 
また、夜行運行に備え、頭を支えやすい立体感のあるヘッドレストに加え、リクライニング角度も深くなっています。
 
 
そして、もう半分は「クシェット(ノビノビ座席)」と呼ばれる簡易寝台が3区画あります。こちらは普通車指定席と同じ価格設定で、1名から利用できます。
 
1区画4人用のため、定員未満で利用する場合には、相部屋になる可能性があります。
 
 
サンライズ瀬戸・出雲」のノビノビ座席にあるような枕カバー(枕はありません)とブランケット(夜行時のみ)が用意されています。
 
また下段のみですが、レースのカーテンが設置されています。
かつてのB寝台のようなカーテンを望んではいけないのでしょうか🤔
 
 
「カーテンがなくて着替えもままならない」と心配する方には、パウダールームを兼ねた更衣室が2室用意されています。
 
1室は窓なし、もう1室は窓付きで、さながら車掌室のようです。車掌さんになった気分を味わうのも良いでしょう(女性専用です!)。
 
 
ちなみに2号車は、2号車の女性専用車の方と、(グリーン車が1号車にある関係で)グリーン券を所持する方以外は立ち入ることができません🙅
 
男性諸氏は、紳士に振る舞うよう願いたいものです。
 
 

 3号車 (普通車指定席・ファミリーキャビン)

3号車は3区画に分かれ、中央には普通車指定席のリクライニングシートが並びます。
座席の構造は、2号車の女性専用車と同じですが、千鳥配置にはなっていません。
 
 
ヘッドレスト横にある木製の座席番号表示が、アクセントになっています。
 
また、各座席のひじ掛けには、電源コンセントが設置されています。
 
 
そして、車端部には1室3~4名で使えるファミリーキャビンが2室あります。
マットレスのような座席があり、そのほかの部分はフローリングのようになっています。

まるで自宅にいるときのようにくつろぐことができますので、小さなお子様連れの旅行でも安心です。

 
夜行運行時には。マットレスを引き伸ばすとベッドのようになる仕掛けです。
夜行時に限り、枕カバー、シーツ、ブランケットが提供されます。
 
 
反対側の車端部には、「フリースペース明星」があります。
 
新型コロナウイルス感染拡大対策として、パーテーションがあり、寝台特急「明星」のヘッドマークが描かれているのが鉄分濃いめですね。
また、よく見ると椅子にも「距離」と書かれていて、距離を確保するよう促しています。こちらは寝台特急「瀬戸」のヘッドマークをデザインしたものですね。
 
 
4号車「フリースペース遊星」、5号車「クシェット」、6号車「グリーン個室」の様子はその②でご紹介します👋