2014年2月21日-22日
心不全の危機を脱して
息子の大学受験前期日程の合間を縫って、1泊2日で帰省したときのこと。
少しでも長く一緒にいたいと思い、母が入院している病室に泊まりました。
それまでの数年間は、年末になると心不全で倒れて入院するということが続いていました。初めのうちは、夏の疲れがたまったのかな?年齢的なこともあるのかなと思っていましたが、だんだんと毎年恒例のように。
けれど、その年は年末に倒れて、一旦退院したかと思ったら、また年明け、そしてさらに2月ごろ入院。
秋頃からずっと腰が痛いというのを整体院に連れて行ったりしていたようですが、結局圧迫骨折していることが判明。骨がもろくなっているのか、車椅子で普通に生活しているだけで腰椎が折れてしまっていたようです。
整形外科に入院していたところ、心不全になって主治医にかかって再入院。
病状が落ち着いて、個人病院にかかった、と記憶しています。
このあたりは、まだ一緒に生活していなかたので判然としませんが、心不全になりやすい母のような状況だと、
・総合病院(大きな病院)
・開業院
と地域連携により、行き来することが多いと思います。
心不全など緊急の場合に、総合病院を受けて、必要なら入院し、容態が安定したら退院するという流れです。
足の先、皮膚からも浸出液がにじみ出て、体内の水分が排出されず不安な状態が続いていましたが、私が行ったときは少しずつ食事もとれるほどになっていました。
もう退院してもいいくらい安定していて、このときはもう実家で暮らすことが困難になっており、開業院にしかたなくいるような状況でした。
このとき、母の命を救ったのが、タイミングよく認可された「サムスカ」という利尿剤でした。
それまでの利尿剤は、水分を排出すると同時にナトリウムも身体の外に出してしまうもの。ナトリウムが極端に不足して、意識が混濁する状態に陥っていました。
しかし、このサムスカは必要な塩分は体に残し、余分な水分だけを尿にして排出するという画期的な薬です。
しかも、かなりの水分を排出できるとのこと。
(この調節もまた難しいのだと後で知るのですが)
心肥大の治療は、胸水がたまっている心不全の最も危険な状態を脱したら、主に水分の調節です。
「朝300、昼300、夜400(cc)」と1日の水分量が決まっているのですが、水分を大量に排出するサムスカも飲んでいるために、猛烈に喉が乾く様子。
しかし、これだけだと、今度は塩分を溜め込みすぎてしまうので、従来の利尿剤と併用して使います。身体の水分を出しながら、必要な栄養素は残すように。
水分と薬の調節が、治療のメインのようでした。
心不全の水分制限で「水が飲みたい」と訴える母。
「水が飲みたい」と訴えるけれど、当然、勝手にはあげられません。つらい。
ペットボトルの水を示し
「あとこれだけだよ。今飲んだら、夜中に喉が渇いて寝られなくなっちゃうよ」というのですが、母もそんな言葉はすっかり聞き飽きたという顔で受け流すのです。
「水道の水でもいいの」
「誰も見ていないから」
「看護婦さんに言わなくていいから」
まるで砂漠にでもいるかのように懇願するのです。
会いたくて来た私、一緒にいたいけど、「水を飲みたい」というなんでもない願いをかなえてあげられないのが、ただただつらい。
「ごめんねえ。●時になったらね」
と謝るばかりです。
*このテーマの記事は、母を介護していた時期のふりかえりながら綴ったものです。
●これまでの開催&ご感想をありがとうございます
←この本の中の「15の質問」が「一期一会のワークショップ」 になりました。
『前田さん、主婦の私もフリーランスになれますか?』(日本経済新聞出版社刊)
5/11 広島・福山「一期一会のワークショップ 」ご感想

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「一期一会のワークショップ 」開催の様子↓
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5/20 愛媛・松山「一期一会のワークショップ 」ご感想

https://www.maedameguru.com/ichigoichie-matsuyama-okoe/
「一期一会のワークショップ 」開催の様子↓
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介護・終活・エンディングノートを考える
「ライフイベント茶話会〜介護やみとりのおかげで学べた生き方と逝き方」
関連URL https://hama-sush-jp.pro/hahamofree/entry-12276067114.html
関連URL http://hama-sush-jp.pro/saigomoegao6668/entry-12276016712.html
愛媛新聞に掲載↓
http://hama-sush-jp.pro/hahamofree/entry-12279493805.html
■前田めぐる■