探偵が早すぎる 井上 真偽 (著)

「私はそのトリックを、まだ仕掛けてさえいないんだぞ・・・・・・」
父の死により五兆円もの莫大な遺産を一人で相続することになった女子高生の一華(いちか)。その遺産を狙い、一族たちは彼女を事故に見せかけ殺害しようと試みてくる。命を狙われ、外の人間も信用できなくなった一華にとって、唯一信頼できる味方は使用人の橋田のみ。その橋田は一華の現状を打開するため、知り合いの“探偵”を雇った。その探偵とは、“事件が起こる前にトリックと犯人を看破し、事件を未然に防いでしまう究極の探偵。
一華を事故死に見せかけようと完全犯罪のトリックを仕掛けてくる複数の刺客たち。探偵は事件を“すべて起こさせずに”一華の命を守り抜くことができるのか――?
事件が起きる前に解決してしまう探偵!
それは「早すぎる」わなぁ、(笑)
その発想をする作者が凄すぎると思います。
そして、守られている対象にさえ、自分が狙われている事を悟らせないと言う徹底ぶり。
こんなミステリィって史上初でしょ?
そして、
滝藤賢一の探偵役でドラマになってましたね。
これはこれで良く出来ていて面白かったですね。
決めゼリフは
「神のものは神に、カエサルのものはカエサルに、トリック返し!」
映像的には面白かったですが、
原作とはかなり違う展開!
そもそも探偵が早すぎて、主人公の女の子は守られている事も気づかないというのが原作。
ドラマ用に脚本が書かれている様ですが、これはこれであり!って感じですね。
ただ深く静かに暗躍し表に全く出ない原作の探偵も渋くて好きかな?
ドラマが良かったって人は原作の一味違う探偵と使用人の福田さんを楽しめて良いと思いますよ。
お は り !



