潜水服は蝶の夢を見る

働き盛りの男が突然の脳溢血に襲われ、体の大半の機能を失ってしまい、唯一動かせれるのは左目のまぶたのみ。
まるで潜水服を着ているような彼が想像の中で蝶の夢のように自由に思考する。
まばたきのみで意思を伝え、自伝を書いた実話をもとに彼のモノローグと空想の中の映像で構成された、良い意味でフランス映画らしい作品。
「潜水服」の中にいる彼の焦燥と苛立ちは、彼の視線で映像をみる私達にいやおうなく伝わってきてたまらない気持ちにさせられる。
だが、どんな深刻な状況でもユーモアを忘れない彼の性格に大いに救われた気持ちにはなる。
もし、自分がこんな状態になったらと考えるだに空恐ろしい
だがしかし、
一点だけ彼を同情できない点は家庭を持ちつつ若いモデルと不倫旅行の最中に倒れ、妻の甲斐甲斐しい介護の先に彼の選んだものとは―ー
この結末に対しては気持ちの持って行き方が迷子になる・・
お は り !