『スーフィーの物語』という本を御存知でしょうか?
イスラム神秘思想の一千年余にわたる多彩な伝承を収録されているのですが、
私が気になる一節を紹介します。
それは「水が変わったとき」と言う話です。
昔々、モーゼ師のハディルが、人間に警告を発した。
やがて時が来ると、特別に貯蔵された水以外はすべて干上がってしまい、その後は水の性質が変わって、人々を狂わせてしまうだろう、と。
ひとりの男だけがこの警告に耳を傾けた。その男は水を集め、安全な場所に貯蔵し、水の性質が変わる日に備えた。
やがて、ハディルの予言していたその日がやって来た。小川は流れを止め、井戸は干上がり、警告を聞いていた男はその光景を目にすると、隠れ家に行って貯蔵していた水を飲んだ。
そして、ふたたび滝が流れはじめたのを見て、男は街に戻っていったのであった。
すると、人々は以前とはまったく違ったやり方で話したり、考えたりしていた。しかも彼らは、ハディルの警告や、水が干上がったことを、まったく覚えていなかったのである。
男は人々と話しているうちに、自分が気違いだと思われているのに気づいた。人々は彼に対して哀れみや敵意しか示さず、その話をまともに聞こうとしなかった。
男ははじめ、新しい水をまったく飲もうとしなかった。隠れ家に行って、貯蔵していた水を飲んでいたが、しだいにみんなと違ったやり方で暮らしたり、考えたり、行動することに耐えられなくなり、ついにある日、あたらしい水を飲む決心をした。
そして、新しい水を飲むと、この男もほかの人間と同じになり、自分の貯えていた特別な水のことをすっかりわすれてしまった。
そして、仲間たちからは、狂気から奇跡的に回復した男と呼ばれたのであった。
現代でも時々、これに似た状況が生まれることってありますよね。
自分も大概あまのじゃくなんでw
「パソコン買っても二年はインターネットにつながないぞ!」
と、皆がメールでわいわいやっている時にかたくなに電話で話していたりとかしてました。
最近でもLINEのグループをうっとおしくなり抜けたりしてたな。(笑)
便利だから良い
と言うのもどうなんでしょうね?
私の友人にケータイは一応持っているが(ヨメさんのおさがり)友人、知人に一切電話番号を教えないヤツが居ます。家電話もめんどくさがって出ないし、掛け直しても来ない!
そんな彼は周りから変わり者と呼ばれてますが、
世間では四六時中LINEして、返事が無いとあたふたする・・
本当におかしいのはどっちなんでしょうね?
この人、カッコイイよねw
お は り !



