読書感想駄文【トロッコ】芥川龍之介 | お小遣い2.5マソだけどリッターバイク買っちゃった

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芥川龍之介『トロッコ』

 

 

8歳の良平は工事現場で使う土砂運搬用のトロッコに非常に興味をもっていた。ある日、トロッコを運搬している土工と一緒に、トロッコを押すことになった。良平は最初は有頂天だが、だんだん帰りが不安になった。途中で土工に、遅くなったから帰るようにいわれて、良平は一人暗い坂道を「命さえ助かれば」と思いながら駆け抜けた。家に着いたとたん、良平は泣き出してしまう。

この時の体験を、大人になり東京に出てきた良平が回想している。塵労に疲れた良平の前には、全然何の理由も無いのに、そのときの薄暗い坂の路が一筋断続しているのであった。




芥川龍之介の代表的な作品ですね。
教科書にも載っていたのでは?

青空文庫にもあるのでさらっと読むのに適した短編です。

私はこの作品が非常に記憶に残っているのは主人公の良平と同じくらいの年に似たような体験をしたからです。
あまり付き合いのない友達の家に遊びに行って気づくと外が真っ暗になっていて、一人で心細いと言うよりは恐怖の感情で家まで帰った事があったのです。
不思議なのはその友達が誰なのか全然覚えてないのと、その家のお母さんが紅茶とか出してきて引き留める割には送ってくれる気が全くなかった事なのです。
途中で中学生くらいの男の人を見つけ、ずっとその後を着いて歩いた事で少しだけ怖さが和らいで家まで帰れました。
今思うと小学生に後を着けられているのに気にする風でも無く離される事も無くついていけたのも不思議な事ですね。もしかしたら彼なりに気を使ってくれていたのかも知れません。

 



さて、芥川龍之介の『トロッコ』ですが、
子供の頃の体験話だけでは無く、成人した良平の追憶として語られている点がポイントとなっています。

「塵労に疲れた良平の前には、全然何の理由も無いのに、そのときの薄暗い坂の路が一筋断続しているのであった。」

全然何の理由も無いのに?

と書かれていますが、
人生と言う永い道は決して明るいばかりでは無く不安で先行きが見えず心細い時もあると・・。
泣きながら家に辿り着いた時のあの安堵感、
何時か「陽のあたる道~On the Sunny Side of the Street」に辿り着くだろうと望郷の念を伴なって思い出す事もあるのではないでしょうか。

 

 


と、前回の投稿にからめたりしてw

お は り !