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本日も有り難うございます。
昨日、iPS細胞の山中伸弥教授のノーベル生理医学賞受賞決定を聞き、大変
興奮しました。絶対にノーベル賞を受賞するとは分かっていましたが、
まさか、今年受賞されるとは!思いも寄りませんでした。
なんせ、つい先月に、再生医療関係(学会にも)の仕事に携わり、日本のiPS細胞の生みの親で
ある、山中先生の功績への賞賛は当然のように多くの国々のサイエンテイストから聞こえてきま
した。
残念ながらスウェーデンにも訪れたのですが、カロリンスカ研究所には、立ち寄れませんでし
た。既にその頃、内部では受賞候補者を絞る最終段階に入っていたのだと思います。
(山中教授)

まだ50歳の山中教授。まだまだ現役でどんどん素晴らしい研究を残せるという
脂の乗った時期にノーベル賞を受賞できて良かったと思います。
日本は特に生物分野に関しては、大変素晴らしい研究業績を上げており、
以前はアメリカが世界をリードしていると言われていましたが、その傾向は
変化してきていると思います。iPSに関しては日本政府もかなり本格的に力を入れていました
が、日本政府も、日本の卓越した研究業績をもっとバックアップし、世界を本格的にリードする
体制をしっかりと確立していって欲しいと切に思います。
再生医療の実現を目指した研究では、様々なタイプの「幹細胞」を
用いて行われています。皆さんも、ES細胞という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
胚性幹細胞と日本語では言います。この細胞はどの臓器や組織の細胞に分化できる全能性を
有し、素晴らしい可能性を秘めた細胞なのですが、卵細胞から作るという点で倫理的
に大きな問題があり、且つ拒絶反応が起きてしまうことが問題でした。
iPS細胞は患者本人の体細胞から作るため、拒絶反応は起こさないし、且つ卵細胞も
用いないので、倫理的問題も克服できる優れた点を有しています。
(iPS cell)

医師である山中教授が、重傷リュウマチの女性患者を目の前に、為す術もなく、
現代医療の限界を痛感したことがきっかけで、基礎研究の道を歩まれたそうです。
基礎研究というのは、大変地道な努力が必要です。どの仕事にも言えるかもしれませんが、
マウスなどの動物実験が入ると、時間もかかるし、期待通りの結果が得られなかったり、
得られたとしても再現性が取れなければ、専門誌に投稿するのも難しくなります。
おまけに世界中にライバルがいる分野。山中先生の、病に苦しむ患者さんへの
揺るぎない熱い思いが、このような素晴らしい業績と人類への貢献へと導いて行ったでしょう。
感謝をこめて。