〔文庫〕生命の暗号 (サンマーク文庫)/村上和雄

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この中に書かれていることで、深く共鳴したことがあったので、お話したいと思います。
研究の世界だけでなく、恐らくどの分野のお仕事においても、それが大きな仕事である場合は尚更、
協力体制でもって仕事を進めることができれば、早く仕事を仕上げる(目標に達する)
ことができます。
例えば、「このデータを出すためには、これこれの実験をしなければならない。」という状況のとき、
その実験に詳しい人、熟練した人に頼めば勿論確実に結果が早く出るわけです。
ここで、ある研究プロジェクトがあるとしましょう。そして、結果を出すためには幾つかの分野A, B C
に熟練した人たちとコラボする必要がある、と仮定します。
A, B C分野の人たちの中で、もし「私がこのデータを出すのに、一番貢献しているから
私が一番得をすべきだ。」と頑に主張したり、「こんなプロジェクトなんて興味がないから、いい加減
にやってしまおう。」と手を抜いて仕事をしたりする人がいれば、折角の大きな目標を達成することは
難しくなってくるのは一目瞭然です。
こういった場合、何が理想かといえば、村上氏曰く、
「人間の体」
なのです。
確かに、私たちの体の内臓器官は、私たちの体を維持するために、休む暇もなく、
各自が与えられた役割を淡々とこなしていますよね。その役割の中には上下関係や、主従関係も
ありません。あるいのは役割分担だけ。
『手足が仲違いすることはないし、心臓や脳がいばることもない。』
本当にその通りです。
私たちの社会も、私たちの体を見習えば平和で建設的なものになりますね。
こんなに身近なところに素晴らしい見本がある、と気付いて下されば本望です。
感謝をこめて。