西安にある青龍寺は真言宗の開祖である空海縁の地。空海はここで恵果に師事し、密教の奥義を授けられ、それを元に日本で真言宗を開いたのです。
青龍寺は582年、霊感寺として隋時代に創建されたお寺です。662年に観音寺と改名され、青龍寺と改名されたのは711年。
青龍寺は唐における密教の拠点でした。
空海は804年遣唐使として唐の首都長安(現在の西安)に入り、翌805年に青龍寺に住持する恵果を訪れ、密教の奥義伝授を受けました。
その後日本に帰国した空海は、恵果から学んだ密教を基盤に真言宗を開いたのです。
ですから、青龍寺は真言宗の原点ともいえる、日本人にも縁のある地です。
青龍寺は、ポツンと青龍寺のお寺が1つあるのではなく、青龍寺遺址(遺址とは歴史的な建造物があった場所)の広い境内にお寺以外にも博物館、記念碑などいくつか建物があります。
建物や池は趣がありますね。
青龍寺と書かれた寺院があり、ここに空海と恵果の像があります。
左の人物が恵果で、右の人物が空海。
恵果が空海に密教を伝授している場面を見事に再現した像です。
「空海記念碑」は、日本の真言宗諸派や空海の故郷の香川県をはじめとした四国四県等の基金により、青龍寺跡に、1982年に建設されました。仏教界における、空海の果たした偉大な業績を称えています。
青龍寺境内には桜の木が1000本植えられています。
看板にもある通り、青龍寺に植えられている桜の木は1985年に香川、愛媛、徳島、高知の四国4県が寄贈された木です。
香川県は空海の出身地でもありますから、青龍寺とのつながりも強いのかなと思います。
春になると桜並木で青龍寺が満たされ、美しい景観が見られることでしょう。
残念ながら私が青龍寺を訪れたのは11月でしたので、桜を見ることはできませんでした。
青龍寺は決して有名な観光スポットではありませんが、日本ととても深いかかわりのある地です。
ぜひ西安を訪れた際には足を運んでみてはいかがでしょうか。
【完】





