第10回グルコサミン研究会学術集会② | グルコサミン博士のブログ

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演題: グルコサミンおよびNーアセチルグルコサミンは軟骨細胞においてサーチュイン1の遺伝子発現を亢進する

演者:五十嵐 庸(順天堂大学医学部生化学・生体防御学)


目的

演者は昨年の同学術大会で、軟骨細胞におけるグルコサミンの標的遺伝子について検討し、サーチュイン1(SIRT)1遺伝子の発現がグルコサミン天下により亢進することを発表したが、今回は、グルコサミンとその誘導体であるN-アセチルグルコサミンのSIRT1遺伝子発現に及ぼす効果について比較検討した。

昨年の発表内容はこちら


方法

ヒト軟骨肉腫培養細胞株(SW1353)に対し、グルコサミンまたはN-アセチルグルコサミンを添加し、24時間後に細胞を回収した。回収した細胞よりtotal RNAを抽出し、RT-PCR法にてSIRT1遺伝子発現量を検討した。また、同様にして回収した細胞よりタンパク質を抽出し、 western blot 法にてSIRT1タンパク質量を検討した。


結果

グルコサミンおよびN-アセチルグルコサミン添加により、SIRT1遺伝子の発現量が有意に増かした。しかしながら、SIRT1タンパク質量を検討したところ、タンパク質量はグルコサミン添加により増かしたが、N-アセチルグルコサミン添加ではほとんど変化しないことが明らかとなった。


今回の結果は、グルコサミンは軟骨細胞におけるSIRT1の発現量を増かするうことにより軟骨保護作用を発揮する可能性を示唆するものと思われる。