中国人の莫言氏がノーベル文学賞を受賞しました。おめでとうございます。
1955年代生まれの作家が文化大革命も当然経験され、1985年にデビュー作が発表、そして1987年に有名な赤い高粱が出版されたそうです。私の来日と重なった時期なので、赤い高粱はむしろ著名監督である張益謀氏によって映画化され、話題を呼んだことは知っていましたが、作家本人はほとんど知りませんでした。
赤い高粱のあらすじ。
高粱は実が赤く、収穫の時期になると、高粱畑は血のように真っ赤に染まります。その真っ赤に染まった高粱畑を背景とした物語です。
祖母・戴鳳蓮の結婚相手は、大金持ちの酒造小屋の息子でした。婚礼の輿を担いでいた逞しい青年が、輿の前に立ちはだかった追いはぎを高粱畑に捻じ伏せました。 婚礼の日に、真っ赤な高粱畑を血に染めた事件がおきました。
結婚後、戴鳳蓮が初めて実家に帰る途中で、婚礼の際に彼女の輿を担いでいた青年に真っ赤な高粱畑に連れ込まれて強姦されてしまいます。祖母が実家から婚家に戻ってみると夫親子は青年によって殺害されていた。
戴鳳蓮は亡くなった主人の酒造小屋を相続して切り盛りし、彼女の元に青年が杜氏としてやってきて、やがて彼女の愛人となります。この二人が、主人公の祖父母で、二人の子が父の豆官です。
父が14才のとき、日本軍がこの一族の地で暴れるようになります。盗賊団の首領となっていた祖父は、元盗賊たちを中心にした抗日ゲリラの司令として活動し、村を通過する日本軍の自動車を襲っていました。しかし、祖父と父を除いて、ゲリラ兵たちは日本兵に打ち倒されてしまいます。ゲリラ兵たちのために食糧を運んですぐ近くにまできていた祖母は巻き込まれ、真っ赤な高粱畑で命を落とします。
というようなすごい話のようです。今度原作を読んでみたいと思います。