変形性膝関節症に対するグルコサミンの費用対効果を検証した研究を紹介します。
(Int J Clin Pract. 2010;64(6):756-62.)
具体的には,グルコサミン、消炎鎮痛剤であるアセトアミノフェン、そしてプラセボを6ヶ月間投与し、WOMAC、QALYを指標に解析が行われています。
費用対効果を分析の際は、効果が上がり費用が下がる場合は、ICERがマイナスとなります。それが効果的であり費用節減が期待されるひとつの指標として薬剤または治療法として推奨されます。
ちなみに、効果が上がるが、費用も上がる場合には、従来の治療法を変更するかどうかの検討が必要ということです。
グルコサミンおよび各群間での増分費用効果比(ICER)を比較した結果、グルコサミンは、アセトアミノフェンと比べて-1376ユーロ/QALYの効果が示されました(79% probability)。
また,グルコサミンは、プラセボに比べて、3617.47ユーロ(baseline)および4285ユーロ(bootstrapping)という結果でした。
以上の結果から、変形性膝関節症に対するグルコサミンは,費用対効果の点から優れた選択肢であることが示唆されます。