過日、素敵な神戸学院大学キャンパスで「第61回日本薬学会近畿支部総会」が行われました。
私たちの研究グループはメタボリックシンドロームモデルラットにL-シトルリンの投与が空腹時の血糖値を低下させることを報告しました。また、細胞を用いたメカニズムの検討では、L-シトルリンはインシュリン様物質ではなく、肝臓においてインシュリンの作用を増強し、インシュリン活性化を促進することがわかりました。
日本人は、遺伝的にもインスリンの分泌量が欧米人の50~75%程度だといわれており、もともとインスリン分泌不全からくる糖尿病になりやすい体質であることがわかっています。若いときに少ないインシュリンで正常な血糖値を維持していますが、加齢によってインシュリンの不足による正常血糖値の維持ができなくなり、糖尿病が発症するケースが多くあります。
この方々には、L-シトルリンの摂取が糖尿病の発症予防に有効かもしれません。
これからも更なる作用メカニズムの解明に研究を続けていきます。
