グルコサミンは軟骨を修復するのか | グルコサミン博士のブログ

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グルコサミンを飲むと、膝の痛みが軽減するとともに、生活動作がよくなるという論文がたくさんありますが、グルコサミン1500/日を一か月飲むと、軟骨が修復した論文があるのか、このような質問を受けました。


変形性関節症について現代医療においても痛みを軽減し、QOLの改善を目標にしています。WOMACVASなど国内外の整形外科学会で認められた評価基準で薬物の有効性を評価しています。グルコサミンの有効性についてもこれらの指標を用いて臨床試験が行われています。当然、軟骨修復しているかという項目がありません。


また、医療現場では、変形性関節症で摩耗した軟骨は元に戻らないとされています。また、疾病の進行に従い、軟骨のさらなる摩耗によって関節を構成する骨と骨の間の隙間がだんだん狭くなってしまうことも知られています。そこで、グルコサミンを三年間服用させた結果、グルコサミンを服用していないグループに比べ、関節隙間の狭まるスピードが遅いという報告が英国の有名ジャーナルLANCETで発表されています。つまり、消炎鎮痛剤など単なる対症療法の薬剤と違い、グルコサミンは関節症を関節の状態をよくし、少なくとも疾病の進行を遅らせる役割があるのです。


また、動物実験でも損傷した軟骨はグルコサミンの経口投与によって修復されたことが報告されています。