リウマチ患者に対して音楽療法を試みたところ、疼痛が有意に改善するなど一定の効果が得られることが報告されました。神戸大学大学院保健学研究科の三浦靖史氏らが、第55回日本リウマチ学会で発表しました。
演者らは2010年9月に患者教室を開催し、調査への協力に同意したリウマチ患者12人(男性1人、女性11人)に音楽療法士とボランティアのピアノ奏者の2人による音楽療法を実施しました。
音楽療法の前後で、全般的な調子および痛みの変化を調べたところ、全般的な調子は改善傾向(p=0.055)が、一方の痛みについては有意な改善(p<0.01)が確認されました。
これらの結果から演者らは、「音楽療法はリウマチ患者の体調の改善に有用である」と結論しました。その上で、リウマチにおける音楽療法のエビデンスはまだ限定的とし、今後も継続して実施しデータを集積していきたいとまとめられました。