変形性膝関節症の患者では、ビタミンDが不足していると痛みが強くなり、歩行困難も悪化することが確認されました。
米国の研究グループは、慢性的な膝症状がある、X線画像上、脛大腿の関節炎症状があり、血清25(OH)D(活性型ビタミンD)<80ng/mLの患者100人(女性65人、男性35人、平均年齢63.5歳)を調査の対象としました。
調査結果では、ビタミンDの血清=高濃度(≧30ng/mL)に対する低濃度(<30ng/mL)における比は、疼痛や20m歩行スピードなどの項目では、ビタミンD低濃度が有意に疼痛が強いこと、歩行能力が低いことが認められました。
以上より、変形性膝関節症患者では、ビタミンD不足は疼痛や運動器機能低下と関連性がみられ、ビタミンDが有益な疾患修飾が可能な薬剤になる可能性が示唆されました。