第5回グルコサミン研究会学術集会でヒアルロン酸のシンボジュウムがありました。まずは、会長の中村洋先生のイントロダクションの内容を紹介します。
ヒアルロン酸はN-アセチルグルコサミンとグルクロン酸の繰り返した直鎖状グリコサミノグリカンです。ヒアルロン酸は、軟骨基質の成分であるとともに、関節液にも含まれています。関節を滑らかに動かしたり、衝撃を吸収する役割を果たしています。ヒアルロン酸の分子量が正常膝には215~496万と非常に巨大分子でありますが、変形性関節症では159~358万と低下する傾向にあり、慢性関節リウマチになると、96~214万とさらに低分子かが進みます。
ヒアルロン酸の治療への応用は、1980年代ごろから始まり現在一週間に1回、5週を①クールとして膝に注入すると方法は広く使われています。ヒアルロン酸の関節に対する作用は、その物理的性質によるものだけでなく、軟骨細胞に作用し、コラーゲナーゼやアグリカナーゼなどの分解酵素の産生を抑制し、軟骨細胞のアポトーシスを抑制することができると推測されています。
ヒアルロン酸は巨大分子であるため、経口的摂取しても吸収されないので、経口投与の薬剤は存在していません。