風邪をはじめ、インフルエンザも大流行しています。
インフルエンザの治療薬と言えば、タミフルです。しかし、タミフルに効かない耐性インフルエンザウイルス(A/H1N1)が急速に広がっています。
タミフル感受性の株に比べて300~1000倍もの耐性を示します。従ってタミフルが効きにくいというレベルではなく、タミフルが全く無効なインフルエンザウイルスと考えていいでしょう。
諸外国に比べれば日本はまだ耐性化率が低いが、調べてみると、鳥取県だけ突出してタミフル耐性株の比率が高かったですが、原因がまだ分かっていません。
しかし、過去10シーズンのインフルエンザウイルスの分離状況をみてみますと、2シーズン続けてH1N1が流行の主流になったことはありません。昨シーズンは、A型ウイルスの約8割がH1N1でしたので、今年は主流にはならない可能性が大です。
今のところ、H1N1以外のA型や、B型のインフルエンザでは、世界的に見ても臨床上問題になるようなタミフル耐性株は見つかっていません。ですから、今シーズンに関しては、「A型だったらタミフルは使えない」というような事態が起きるとは考えにくいでしょう。