ジュネリックという言葉を最近よく聞くようになりました。
ジェネリックとは、新薬の特許期間の切れた後に、他社が製造する、新薬と同一成分の薬のことで、後発品とも言い、その効能、用法、用量は新薬と同じです。
日本はジェネリックの後進国と言われています。年間国民医療費33兆円のうち、薬剤費は7兆円強を占めています。仮に特許が切れた新薬をすべてジェネリック医薬品に切り替えると、1兆円以上節約できるといわれています。最近、国も画期的な新薬には高い薬価をつけ、特許の切れたものはジェネリック医薬品に替える、という方向に動いています。今春の処方せん様式の再変更をきっかけに、ジェネリック医薬品の普及に一段と弾みのついた感じです。
日経メディカルオンラインに下記のような内容の報告がありました。
喘息の早朝増悪の抑制などに用いられる、経皮吸収型β2刺激薬のツロブテロール貼付薬。先発品のホクナリンテープを後発品に変更したところ、ピークフローの著明な低下など、思わぬ増悪を見た例が報告された。
http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_28008_89203_4
逆に、後発品を先発品に戻したところ、副作用が出現したという報告もあります。めまいや耳鳴りの治療に使用されていたイソソルビドを、後発品のメニレットゼリーから先発品のイソバイド液に変更したところ、顔面にひどい発疹と赤みが発現したそうです。
従って、、「後発品と先発品は『同等』ではあっても『同一』ではない」という点も認識しなくてはなりません。