商品開発においては、デビューさせようとする商品のコンセプトが消費者に向いているかどうかが大切です。どこかの僻地や山から採集した植物などから抽出したエキスを配合した健康食品を開発して、市場に向けて発信していくのに、そのコンセプトでどうして売れる商品に育てられると判断するのか、曖昧ではっきりしない例が多く見られます。新しさを求めているのでしょうが、コンセプトが不明瞭でその上、原料コストが高かったら、間違いなくその商品はマーケティング的な視点からは売れません。研究、開発、マーケティングが結びつくことが大切だと思います。よいものが売れるのではなく、売れるものがよいものだということでしょう。
新しさについても新規性ばかりを追うというのは個人的にはあまり賛成しません。他社にない差別化を計ろうと思ったら、消費者の立場に立って明確で魅力的な商品コンセプトとその裏づけとなる有効性、安全性を研究することが重要ではあると思います。