NHK「名医Q」の番組は2週にわたってひざの痛みをテーマにています。今日はその2回目です。ひざ痛のほとんどは変形性膝関節症であり、薬物療法などでは十分な効果が上げられず、症状が進行している場合には、手術が検討されますが、年齢、症状、生活環境などが考慮の条件となります。今日は、手術の選択時のポイント、効果的な運動療法など、ひざの痛みの治療に関する疑問・相談に、東京医科歯科大学宗田先生、横浜市立大学斉藤先生、九州労災病院井原先生など、3人の専門医が詳しくしました。
ほとんどの内容は本ブログにすでに触れていましたが、省略させていただきますが、患者さんのくつかの質問に対する回答を紹介します。
※ヒアルロン酸の作用と限界
ひざにやや強い痛みが発生し、変形性膝関節症と診断された場合、まずはNSAID(非ステロイド抗炎症剤が処方されます。炎症が治まらず、そしてひざに水がたまってしまいます。その場合、ヒアルロン酸をひざ関節に注射する治療法がよく使われています。ヒアルロン酸はもともと関節に含まれている成分で、変形性関節症になりますと、関節中のヒアルロン酸の含有量が減ってしまいます。ヒアルロン酸は関節を滑らかにし、炎症を抑える効果もあると言われています。患者の症状をあわせて、継続治療は必要になります。ところで、薬剤としてのヒアルロン酸は全て注射タイプであり、経口投与ではないことに気付きましたか?それは高分子であるヒアルロン酸は吸収されないとされています。一方、グルコサミンはヒアルロン酸の構成成分であり、食べた後に速やかに吸収され、体内でヒアルロン酸に合成されます。
※ひざを冷してもよいか
変形性関節症の保存療法に温熱療法はありますが、しかしひざなどの患部の痛みが強く、しかも熱を持った時に、患部を冷して、痛みを緩和させる方法があります。その際に冷す過ぎないようにこころかけましょう。
※水中運動
強い痛み、急性腫れ、熱感ある人はひざに負担が少ない水中運動がよいでしょう。水中運動の実施によって痛みが和らげる可能性があります。
※人口関節置換術の費用
保険適用ですが、1割負担の方は約10万円になりますが、三割り負担の方は数十万円の負担になります。