2025年のゴールデンウィーク、実家に泊まっていた夜のことです。

ふと目が覚め、そのまま眠れなくなりました。静かな暗闇の中に、ひとりでいる感覚。騒がしいわけでも、何か不安があるわけでもない。ただ、心の奥からじわりと問いが浮かんできたのです。

「なぜ小松大尉は私の夢に出てきたのか。私に何を伝えたかったのか。そして、私にできることって何だろう」

何度も自分に問いかけるうちに、ひとつの想いにたどり着きました。

「私はこのことを語り継がなければならない」

特攻隊の基地があったのは知覧。多くの若者がそこから飛び立ち、小松大尉もその一人でした。でも、私がいるのは長崎です。

最初は「知覧に行けないからできない」と感じていました。でも、暗闇の中でじっと考えているうちに、思ったのです。

——長崎にいる私だから、できることがあるのではないか。

その考えが浮かんだ瞬間、迷いではなく、方向が見えた感覚。それは今まで感じたことのない、静かで力強い確信でした。

私がいまできること。夢で受け取った小松大尉の想いを忘れず、命の尊さを伝えていくこと。

それが今の私にできることなのかなと思います。