2023.12.18 「死にたくない」と泣いた青年

※これは私の体験に基づいた実話です。


2023.12.18

私は一つの忘れられない夢を見ました。

「死にたくない」と泣いたその声は、今も忘れられない



薄暗い部屋に、何人かの男の人がいた。

明日、出征する隊員たちだった。

一人ずつ前に出て、

「お国のために行きます」

「しっかり務めを果たします」

そんな言葉を、順番に口にしていた。

空気は、重かった。


最後に出てきた一人の男性。

その人も同じように、

「お国のために行きます」

と言った。


でも、そのあとだった。


「……本当は、行きたくない」

「死にたくない」

そう言って、泣き出した。


すると、周りにいた兵士たちも、一斉に泣き始めた。


誰かが、「小松大尉」と呼んでいた。


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私は、その場にいたのか、どこかから見ていたのかは分からない。

ただ、はっきり覚えている。

私は、泣きながら目が覚めた。

夢だった、とすぐには思えなかった。


起きてすぐ、ノートに書いた。

忘れたらいけない気がしたから。


その少し前から、実は、知覧に行く予定は決まっていた。長男が、鹿児島の学校に進学したいと言い出して、春休みに見学に行こう、という話になっていた。

そのついでに、「知覧にも行ってみたい」と、私は家族に話していた。


同じ時期に、知覧を訪ねるツアーも企画されていた。参加は希望制だった。そちらに参加できないから、私は家族と行くと決めていた。


誰かに誘われたわけでもない。

自分で選んだだけだった。


だからこの知覧行きは、

“導かれた”というより、現実の流れの中で決まったものだった。


それでもなぜか、この夢を見てから、

「行ってみよう」という気持ちは、前より強くなっていた。理由は、分からないままだった。


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今この文章を書きながらも、涙が出てきます。

もう何年も前の夢なのに、思い出すたびに、胸が熱くなります。

理由ははっきりしないけれど、きっとそれだけ、私の人生にとって大切な出来事だったのだと思います。

これからも迷いながら生きていくけれど、この想いだけは、忘れずにいたい。
そう思っています。