セフォー「僕は テキサスの農園の父に日本で3年間はしっかり日本でしか経験できないことを学んできてほしいと言われてました。
確かに僕は日本の風景〜東京の風景を楽しんできた。
でも 日本でしか経験できない スリリングな思い出は一度も体験したことがありません」と佐山ジョー先生に言った。
宮本翔太「オイラも前から言ってるけど 高校3年間最後はハイリスキーな山に行きたいです」と お菓子を食べながら佐山に言った
山田やよい「ウチは もおこのまま卒業しても良いです。 危険な山に行くと……」
(何やら意味深な表情を浮かべた 山田やよい)
佐山「んん? 危険な山に行くと??」
山田やよい「隠してるウチの秘密が…
って 冗談ですわ」
朝日莉子「そういえば 京都出身の やよいちゃん
なんか この2年ちょいの間 なんか影のような
裏があるような存在だった気がするねぇ
ちょっと〜 なんか やよい 重要な秘密を隠してるってか〜」
ずっと和の雰囲気しか見せてこなかった やよいに
近づき 目を凝視する 莉子
目を逸らす やよい
「もぉお 莉子ったらぁ なんも やよいちゃんは
隠してることなんてないわよーー
ねぇーーやよいちゃん」と 私は 山田やよいに問いかけた
「う、うん まぁね」と苦笑いする やよい
三吉エリコ「私は 最後にリスキーな山に行っても行かなくても どっちでもいいよ」
いつものように小声で 三吉エリコは 周りに合わせる
佐山ジョー「う〜む
最後にリスキーな山
ここ最近 ネットニュースにもなってて遭難事故も多発してる広島県境の 三倉岳にでも行ってみるかな?夏休み中……」
莉子「そこ めちゃやべえとこじゃん!
でも 面白そうっすね
ねぇ そこ夏休みにみんなで行く計画立てん?」
佐山「冗談だよ
オレが そんな ハイリスキーな山に みんなを連れていくわけには いかんのだ。
最後まで生徒達を安全に卒業させる!
だから 今の今まで やばい山には みなを連れて行かなかったのに」
佐山は はっきりと丁寧に皆んなに 熱い口調で言った
だが 普段 無口な三吉エリコは珍しく小声で
主張してきた
「実は 最近 怪しい人が うろついていて 私ね
その人に 日本刀で斬られそうに なっちゃったの……」
佐山「オレも 他の生徒から その物騒な輩について よく耳にするが……
マジで 三吉は そのやばい奴に斬られそうになったのか?」
三吉「はい 本当のことです 2回とも
大きな声で叫んで なんとかやられずにすんだんです
怖くて 怖くて」
(三吉エリコの発言に 私は戦慄が走った。
おそらく その時は エリコはヤバいストーカーに狙われてるんだなと思っていた)
如月詩「に、2回もぉーーーっ!?エリコ〜 大変だったね」
莉子「で、そのヤバいストーカーかサイコパスな奴って
どんな風貌してたの?」
三吉「それが その
とても陰険な表情をしてて
アラフォーぐらいの 細マッチョ
そして目が鋭くウルフのような瞳の
警察官のコスプレしたストーカーでした」
三吉エリコは そのヤバいポリさんコスの人のイラストを描いて 皆んなに見せた
莉子「相変わらず エリコ 絵が上手いな って
えっと この人って 数年前に なんかの作品で観たことがある人に似てない?」
セフォー「僕も見たことがある 気がする??あれ?どっちだったかな?」
翔太「スマホを 置いただけなのに それを拾って
単に拾っただけじゃなく 落とした人のために
あえて悪役を演じた作品だったよね?そしてサイコパスを演じた あの警官の名は??」
セフォー「ハリウッドみたいな作品だったのは確かだが 僕も覚えてないDES
DEMO〜 凶悪犯を おびきだすために
あえて 山田くんって人の父親を死んだことにしたり
凶悪犯を演じた奴だったと言う話は思い出してきた」
三吉エリコ
「その時は凶悪犯を演じてたらしいけど
彼は 本当は 凶悪犯そのものじゃないの?
私 命が狙われてたのよ
怖いわ 怖いわ
怖いわ
奴にやられる前に 最後に
最後の最後に
三倉岳に行って リスキーな思い出を作ろうよ
もお 生きているのが怖いよ」
三吉エリコは過去見せたことがない自己主張をしまくった
莉子「超おもろくなってきたねえ 佐山っち!
こんなに感情出してくる
エリコって やばくな〜い
これは なんかあるよ きっと
だからぁ 佐山っちぃ
夏休みに マジで三倉岳に行こうってばあ」
やよい「ふっ やばくなったら
ウチに たよ …… たよ…………
たよらなくて いいよ〜
ウチ 非力どす〜笑」
ここで やよいは本来なら冗談なんて言うキャラじゃないのに なんか意味深な語尾で冗談を締めた
そして 翔太は お菓子を食ってばかり
翔太「三吉さん 落ち着いてよ 大変だったよね
まずは
気分落ち着けなよ とりあえず食べる?」
三吉エリコは うなづいて 翔太から チョコを半カケいただいた
実は翔太は前々から 三吉に気があるようだった
だが さりげなく翔太がエリコにアプローチしても
エリコは クールに振る舞ってるだけだった
翔太は それに少しずつ不快さを増してるようにも思えてた
三吉エリコのストーカーの正体は
実はあえて警察官のコスプレした翔太説も私は考えた が エリコの描いた奴と体型が違う……
しかし
親が政治家 その息子の翔太が警察官に賄賂を送った
可能性も 0ではないと思っていた
2024年7月後半…夏休み
結局
顧問の佐山先生は 私たち山岳部で高校生活最後の思い出とのことで 広島県と山口県の境にある
「三倉岳」の山頂まで行く計画を立てた
私達は 過去に登ってきた山々と同じように三倉岳も
わちゃわちゃ楽しく食っちゃべりながら登った
翔太は 身体の弱そうな三吉エリコのカバンを持ってあげたり 途中 お菓子をあげたり
何やら色々とアプローチをしていたように見えた
佐山「やーっと山頂まで ついたね」
莉子「ちかれたぁーあ」
セフォー「まっ何も起こらなかったから
安心したよ
あのネットの噂はガセだったのかな」
莉子「まぁネットって ガチに見せかけのものって
マジで多いから わけわかんねぇ」
翔太「ぁあ お菓子食い過ぎたー 急にお腹が」
翔太は トイレに走った
その2分後 三吉エリコもしれっとトイレに向かった
そこからさらに2分後
翔太「こんな時に 下痢ピーな オイラ
なんか かっこわる〜
はよ みんなんとこ戻らねば」
急いで手を洗う 翔太
そこへ偶然 トイレから出てきた三吉エリコ
「翔太君 カッコ悪くないよ」
「わっ今のヒトリゴト三吉さんに聞かれちゃった
恥ずかし」
「恥ずかしくなんてないよ
じゃあ 私が もっと 恥ずかしめて あ、 げ る」
いきなり 三吉エリコは翔太をハグして思いっきりキスしてきた
さらに……
「翔太君
びっくりしすぎ
もっと 激しくしてあげる」
三吉エリコは かなり激しいキスを翔太に
三吉「翔太君
このことはみんなに言わないでね」と 囁いた
翔太「う う うん」
夢か幻かというような表情の翔太
翔太はみんなの所に戻っても 虚な表情をしていた
翔太(これは 夢 現実? どっち?
三吉さん
やはり オイラに 気があったんだろうか?
ならば 両思い〜
くぅ〜 ワクワクするー)
そこから下山しようとするが
なぜか 同じ道をグルグル回ってるような気がした
時は経過して 90分も道に迷ってるのが
私の時計で確認したんだ
マジでヤバいかも
莉子「ちょっと ちょっと ちょっとーーー
やばいじゃんコレ〜っ」
セフォー「噂の 怪現象DESかぁ? 僕 帰りたい」泣きそうな表情になるセフォー
佐山「みんな 落ち着け」
ゆっくりと 丹田から 声を出す 佐山先生だった
私は やよいちゃんと この後なんかあるのか
色々と未来予想的な話をしていた
そんな時 ふと
後ろの方に目を置いてみた
トイレ休憩後から虚だった
翔太の顔が真っ青になっていたのには驚いた!
如月詩「翔太君 どうしたの?!
先生 列の後ろにいる 翔太君が 何やら具合悪そう 休みましょう 」
「遭難した上に 宮本までが 苦しそう……確かに
ここはいったん宮本を休ませてやらねば
しかし こんな中途半端なところで??」
と 狼狽える佐山先生
狼狽える佐山先生にチョンチョンと肩を叩く三吉エリコ
そして三吉は 佐山に あっちを見てといわんばかりに指を刺した
指を刺した方に 灯が遠目に見えているではないか!?
「でかした 三吉〜っ
よし
あの灯りを頼りに歩こう
みんなぁ
がんばれっ」
佐山先生が 弱った 翔太をおぶって
灯の灯ってある方向に進んだ
提灯通りを過ぎて
大きな門を潜り 何やら昭和の懐かしい風景のような集落に辿り着いた
すると 村人と村長が出てきた
村長さんに案内されて私たちは
村の大きな宿屋で なかなか豪華な食事をいただいた
翔太は部屋で休ませていた
そして 帰り道は村長が知ってるので 明日の朝には
案内するとのことだ
その夜は 村人達の自慢話や村の歴史など
なかなか盛り上がった夜だった
その夜 セフォーと翔太は同じ部屋で寝て
先生は小さな部屋で1人で寝て
後 私達は同じ部屋で寝ることになった
夜食から3時間後(0時46分)
私は なんだか不気味さを感じ なかなか寝付けなかった
莉子は それに気づいて 私に言った
「詩ちゃん なんか この村人 おかしくね?」
「何かが おかしいよね 莉子ちゃん」と返した
「なんで 私たちの人数分 食事とか寝る所が用意されてるのかな?」と莉子ちゃんは震えながら言った
えっ?起きてたのか? その後 やよいが 目を光らせて 私達に向かって言った
「やはり 噂は本当だったようどす
ウチは 薄々気づいてたけんど
ここは 妖怪や鬼の出る伝説の村どっせ」
何やら 今まで見せたことがないような超高速な動きで
ヒョイと立ち上がった やよいちゃん
「やよいちゃん????」私は思わず疑問文みたいなワードがこぼれ落ちた
「やよい おめえ
実は すげ〜奴なの?
てか 妖怪って?
それ マジバナっ?」と莉子は
やよいの動きに 声を震わせながら言った
やよい「実は ウチ
忍者の末裔なの
ずっと隠しててごめん」
莉子と私は あっけになってる反面
これから やばい事起こりそうだが
やよいちゃんと一緒にいれば なんだか頼りになる気持ちと 半分半分だった
そして その2分後
奥の部屋からセフォーの叫び声が聞こえてきた
オーマイガーーーッ
どうしたーーっー
佐山先生が扉をこじ開けた
すると 佐山先生の開けた扉の向こうの部屋は
とても見てはよろしくないものを
目の当たりにしてしまったわたしたち
明らかに ゾンビのようになった翔太がいた
そして
ゾンビの攻撃を
恐怖で怯えながら
かわす
セフォーの姿があった
一撃でも当たれば普通の人間ならKOされるほどの威力を感じた 何やら厄介なのは鋭い牙で噛まれたら
感染してしまうようなオーラも感じ取れた
「こっちだ セフォー
翔太は 翔太であるが
翔太ではなーーい
早く逃げるぞーー」
佐山先生は あえて 奥側のドアを蹴破って
道を開き
生徒達を逃した
逃した先には………
鬼がいた
そしてその背後には
たくさんの妖怪達もいた
そして ゾンビ化した 翔太の後ろには たくさんのゾンビ達も どんどん寄せ集まってるかのように 集まってきてるのが ガラ空きの窓ガラスの向こうに見えているではないか!?
佐山「マジかっ……
後ろにはゾンビ
前には 妖怪?!」
続く






