名は めぐみ 17歳 雅の2つ下だ。
しばらくして
羽田空港に着いた途端 マネージャーから電話がかかってきた。
「雅ちゃん せっかく美少女コンテストの依頼出してたのに ほんまにごめん。
そのコンテスト なしになった。」とマネージャー
スマホを持って 困惑する雅。
「えぇっーー どういうことですか〜
せっかく岡山から東京に行くよう 出向いてたのに」
と 雅は肩を落とす
「すまん 本当にすまん。
しかし お前に良い話があるんだ。
今日13時から開催される千葉県幕張メッセの野外フェスに元avexにいたらしい?主催の方が君に急遽 参加してほしいと うちに連絡してきたんだ。」
「幕張メッセでのライブーー!っ すご〜い。
しかし なんで うちのような岡山の地下アイドル達にオファーしたんでしょうね?」
「僕も それについては よくわからないよ。
まぁ あと3時間あるんで なんとか間に合うっしょ!」と マネージャーは電話越しに雅に言った。
羽田空港からバスと地下鉄東京メトロなど 乗り継いで
雅姉妹は 千葉県幕張メッセには12時くらいに到着した。
「うわ〜 すごーい 屋台がたくさんだね〜
宇都宮餃子とか 映えるクリームソーダに 綿菓子に〜色々〜」
めぐみは 何食べようか 気持ちが昂ってるのがわかった。
「私も モーターショーとか ゲームやアニメ関連のとか ゆっくり見たいよ。
けど 特設ステージ場所まで 行かなきゃ。
めぐみ あとで 落ち合おう!」
「あい わかった。 また 後からLINEするよ」
そして 雅は アーティストやアイドル控えてるブースへ到着した。
そこには 雅と 仲良かった二人も 急遽オファーがあったかはということで 参加することになっていた。
「えーっ うっそーー
めちゃ
やばたん 」
と、雅は 喜びと 驚きを隠さなかった。
しばらくは 会えてなかったが かつて
偽梅田地下に閉じ込められた時に一緒に旅した 二人がいたからだ。
コムロ・アイと岡崎性欲。
「ちょっと 雅ちゃん久しぶりじゃない〜 元気してた〜」って 雅に数ヶ月ぶりに会うコムロは会うなり
すぐに雅にハグした。
「僕達は まだまだ無名なデュオなんだけど 最近ちょっと主催の方にスカウトされてね。ここにきちゃったわけなんだあ なんか 凄い偶然だね」
と 岡崎は そう言ったと思うと アイの横に行きアイのほっぺにキスをした。
「へっ?」
思わず雅は岡崎性欲の大胆な行動に 固まった。
「実は僕達 先月から付き合ってる。」と岡崎。
「二人の音楽の方向性も似てたから岡崎がギター
あたしが 歌うor二人でデュエットしたりしてたんよねー」
色々な意味でサプライズすぎて クラクラする雅。
そして たまにアイドルでメインはYouTuberの水瀬レムが 色々と人気のあるアイドル達にカメラを回していた。
コムロアイは 1年前ちょい前のあの「無人島」事件での生き残りにより 時の人となった レムのカメラに映えたいために メイクを濃くみせようとファンデを顔に塗った……
ファンデと思ったら
間違えて フェイスブラシにダークアイシャドウを手に持ってたらしく それを 塗ったようだ。
「アイちゃん ちょっと顔がオモロ〜」雅は
ぷぷっと 笑いながらアイに言った。
レムは ちょうど アイがファンデとアイシャドウと間違えて塗ってた瞬間を撮ってしまったようだ。
「横顔すごいっ!」岡崎。
「すごくないわよー もぉおお 恥ずかしい」アイ
レムのカメラも より 近づいてきた
「岡山のアーティストさん達ですよね。
なんか すごいの撮れちゃいました〜
今や人気YouTuberになっちゃった私に気をきかしてくださり ネタをしてくれるなんて マンモスうれぴー」
勝手にファンサービスだと思って お礼を言って去って行った 水瀬レム。
さらに そのフェスには メジャーとして
活躍してるアイドル達が
たくさん来ていた。
しかも どういうわけか トリが雅になっているではないか!!?
近くにいた 出演者に 挨拶に行く雅。
「クリスタルボウル演奏家エミ」
和装とクリスタルボウルのコラボアーティスト。
口数は少ないけど なんだろう???
なんか大乗さんのような雰囲気を感じたなあ。
雅は クリスタルボウル演奏家エミが
大乗の弟子だということは 知るよしもなかった
そりゃそうか
「どうも〜 水瀬レムたん 参上〜」
いったいどこに隠れていた?!
神出鬼没のYouTuber水瀬レムは アイドルポリスに
YouTube投稿用のカメラを回していた。
「ちょっと みなさん いいですか? あたーしあっきーは 青森ヌンチャクガールです」
など7人は 個性的な自己紹介をしてるようだ。
「りえこさん 一時期 あの事件の後 動けなくなって大変でしたね? 今は 大丈夫なのでしょうか?」
と レムは りえこに質問した。
「うちは……
もう
だいじょうぶ」
りえこは クールに見えて実は 唐突なギャグを言う癖もある。 なので いきなり「青影の だいじょうぶ」のポージングまでしてきた(笑)
遠目でステージで披露する 雅は 世代的に
だいじょうぶポーズなんて知るよしもなく……
ただただ 何してんだろうと見てるだけだった。
そしてアイドルポリスの迫力ある ホンモノに近い作り物の武器などの演舞込みのステージは終わった。
「しかし
マジ緊張するわ〜
ステージ上でカバー曲 「欅坂46のサイレントマジョリティ」 YOASOBIの「アイドル」
そして オリジナル曲の「コズミックファンタジアラブ」
歌うの 歌い切れるかなあ」
雅は ステージ前は 緊張で手に汗びっしょりだった。
特に おそらくアンコール後の 「コズミックファンタジアラブ」
は もう会えない 異世界のジェイを思う気持ちが
含まれた 荘厳なラブバラードなのだ。
カバー曲の時点で気持ちが負けたり 雅のことを知らない人がほとんどなので アンコールさえトリだけど
ない気がしてた雅。
いざステージ
たくさんのお客様の中
普段歌って踊れる歌なのに けっこう失敗してしまった雅。
アンコールなんて
ないわなぁと 思って 「ありがとうございました」
と
ステージを後にした雅。
「それでは 皆さん
これで 今回のフェチュは〜 終わりに〜」
まさかの 〆の司会は水瀬レム?!!
終わりに〜 の言葉の部分で
いきなり 主催の方が 一瞬 カーテンの向こうから
登場した。
雅「えっ?! 気のせいか……」
今の今まで 雅の前に姿を表せなかった元avex?と言ってた主催の人が 俯いてステージを 降りてる雅の横をすれ違った。
しかし なんだか 不思議と懐かしいものを
その主催の人から感じた。
顔とか見たわけではないのだが
そして ステージを後にした雅。
その後 すぐに
水瀬レムからコールが入った。
「レムたんねぇ 間違えちゃったみたい〜
次
アンコールだよ。
ほれ 皆さんアンコールは?
アンコール アンコール」
アンコールのチャンスが与えられた雅。
ステージには 串カツレインボーの皆さんや
アイドルポリスらも集まって
雅にアンコールを待ってる感じだ。
「ありがとうございます。
こんな私の ために(涙)」
がんばってーーー(観客の声)
雅ちゃんーー岡山からも応援にきたよーー(地元のファンの人達)
雅は 序盤は声が震えたが
コズミックファンタジアラブを 最後まで歌い切った。
ステージは その日一番の盛り上がりだった。
歌い切った雅。
今回 急遽オファーいただけたことに
主催の方に感謝の言葉をかけたいため
主催者側の部屋に入ろうとした雅。
そこに緑色をした天使の羽のようなものが
ふわりと雅の前に舞った。
「この羽根は???
100年に一度しか手に入れられない
時間を超越して 自由な世界に行くことのできる………
」
雅は 半年以上前の 異世界で 大乗が言ってた言葉を思い出した。
龍神から採取できる 幻の羽根
そう! 時空の翼だ
雅と???は 声が揃った。
そこには 先ほどすれ違ったけど
よく見えなかった人がいた。
感動で涙する雅。











