ラストアドベンチャー第4章〜これぞRPGだ〜ロマンチックナイト | 全国No. 1短編小説家ー中国地方の観光&グルメレポ

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るるぶとかタウン情報おかやま、winkなどに載ってるスポットばかりアップしてます。メディア記載の場所に実体験したレポかな(笑)

しゃもじ子ちゃんの言う通り 

水車のある所で(精霊の粉)を撒いたら

あら不思議


水車から 柔らかな風が吹いてきて

水車が風車のような働きがけをしだしたようだ。


「こ、これは……

魔法の水車だったのか!?」

と 精霊の粉が どんどん 微細な形で飛んでいく様を見てレックスは言った。



「しゃもじ子ちゃんありがとう。

あなた 意外とやるじゃない」と

ミレーヌ は しゃもじ子ちゃんをさすった。


「どういたしましてーー

では役割終えたので また眠りにつかせて〜」


ミレーヌ は 眠そうにしてる しゃもじ子ちゃんを

封に入れた。



「結局は 大魔神を暴走させ

この町に 石化の元凶を 操った黒幕は

どなたなのか

オレ様 少し予想が ついてきた。」


と アランは目をつむり 顎に手を当ててレックス達を見渡した。


「やはりデビラー??」

とレックスは アランに返答した。


「オレ様の推理によると 三聖の神器ー洗脳の指輪を悪用して大魔神をさえ操った ツワモノ……

デビラーは そこまで 頭がキレるとは思えんし……

三聖の神器を 手にできる資格も なさそうだし

デビラーじゃないと予想してるよ。」


「今は亡き竜騎士の村に

エラバレシモノだけが開けることができる呪文を言わないと 開かない箱に洗脳の指輪って封印されてたはず。」

とレックスは首を傾げた。


洗脳の指輪をならず者が手にしてる不安は よそに

遠方から どんどん石化してる人々が元に戻ってる様子がうかがえた。



「なんか ビューティフルな石達が

元に戻ってるのを見て嬉しいはずなのに

寂しいかも〜

オレ様美しいもの

大好きだったので〜」

とアランは くるくると歌劇のように回りながらミレーヌ  の手を ぎゅっと握った。


「おいアラン! おまえ

いっつも鼻につく〜」

なぜか ムキになるレックス。


「やはりレックスおまえ

ミレーヌ  のことが??」


「ちげーよ」

顔を赤くして うまくその場をやり過ごすレックス。


ミレーヌ  は 何か嬉しいような恥ずかしいような表情になった。

そしてミレーヌ は 微妙な心境を ごまかすような一言を放った!

「もぉ 二人とも何言ってんだ〜

とりあえず街を見て回ろう。」


ミレーヌ を先頭に 後からレックス、アランと

その急足に

ついて行く




レックス達は何時間もポルトリングを見て回ってたら

またローブに包まれた何者かが

現れて すぐ逃げるように消えたが


意味深な言葉を残して消えた。


「その格好、パリピじゃね?

とりま 

すぐそこの カフェ港町に入りな。

こっちの住んでた世界で バズりそうな

パンケーキやフレンチトーストが 美味しいよ。

そこに 行けば 貴方達を探してた町長さんに会えるよ」





「んんー?誰だ?何奴?

曲者か?」

アランは忍者刀を懐から取り出した。


「奴を追うぞ?」

アランは 消えたフードの人の後を追おうと

背を

そちらに向けた。


「おい、アラン

落ち着けって!

フードの声からして

あれは女だな……あえて声色変えてるけど

とりま 甘いもん食いてえ

その店に入ろうや」と

レックス。


「しゃもじ子ちゃんについて知ってたし何者かな?

まぁ いいわ

パンケーキ食べたい パンケーキ食べたい」



カフェで ポルトリング特製シロップ(蜂蜜のようだけどフルーツなども入れた 非常に芳しい香りのシロップ)と 超濃厚なバターと 真ん中に 自家製カスタードクリームが入ったパンケーキを 3人は頬張る。


アランは名水を使ったコーヒーを飲みながらパンケーキをがっつく。

「この名水を使ってる

優雅なコーヒーの香りは オレ様の気品のようだな。

パンケーキは 街の外の魔物 あばれ鳥の卵を使ってるね。 レックスの飲んでるビールは

ポルトリングにしか手に入らない名麦を使ってるね

このお店は創業50年……

……」


あまりに 独りよがりにトークに酔ってるアランに

レックスはビールを置いて パンケーキを がっつきながら モゴモゴと言った。


「アラン……

うんちくばっか うっせぇ……ぞ

ゴホ  ゴホッ」

むせるレックスは

すぐにビールを かきこんだ。


あっという間にパンケーキを完食したレックス。


「はゃーっ」

もっと味わって食えよとばかりにミレーヌ はレックスの空の皿を見て言った。



ミレーヌ は カモミールやベルガモット、イランイランなどがブランドされた お茶を すすりながら

パンケーキを 上品に味わう。


いらっしゃいませー

今日も ゆっくりしていってくださいね。



石化した数ヶ月前と 人々だけでなく食材も 腐ってないってことがワシに

どんどん報告してきよる。

まぁ ええことじゃが

どおでもええ報告も 

してくるもんじゃなあ

なので ここで一息つかせてもらうわ


店員さんが いつも以上に声を上げて接客してる人は

ポルトリングの町長さんということが

レックス達には すぐ理解できたようだ。


「ねぇ レックス

そういえばフードの子、町長さんが 私達の事を探してるって 言ってなかったっけ?」


「だなっ

でも それは後だ。

それより まだまだ美味しそうなもんあっぞ。

みんなでフレンチトーストも頼もうよ。」

と 食欲旺盛のレックス。


「ここのフレンチトーストはなぁ

あばれ鳥の卵を使ってる……

トーストは石窯を使って焼き上げてる……

チョコクリームが シンプルな味をうまくコーティングしてて………

そのチョコクリームの原料は……」


「もぉ アランってばぁ

また いちいち解説が うんちくっぽくて

長いよぉーー」とミレーヌ  。


「えぇ うんち??

」ボケるレックス。


「うんちじゃないよ。

う、ん、ち、く だよ。

そんな言い間違いするなら

オレ様が 今夜 あなたに代わって

レディを 口説くよ〜」

とアラン。


思わず顔が赤くなってるレックス。

レックスとアランの言葉を気に留めずマイペースで

パンケーキを完食した様子のミレーヌ  。




そしてフレンチトーストも3人とも追加注文して

今後の船に乗って羅漢に行く事など話していたら

町長さんの方から

こちらへ近寄ってきた。

(3人は会話に熱くなり 町長さんに声をかけることさえ忘れてたようだ)


「君たちだね。ワシらを石化から元に戻してくれたのは いや〜探したよ。

そして四人がけテーブル席だったので 

そのあとも 町長さんの おごりで

そのままディナーも楽しんだ。

もっとも カフェタイムのパンケーキやフレンチトーストで そこそこ腹を満たしていたので

ドリンクやアラカルトで

何時間も 会話を楽しんだようだ。


そしてお店を出る寸前 

町長さんは高価な宝箱のような中にアメジストが施された輝く外箱を開けた。


「これは三聖の神器 ゴッドネックレスじゃ。

立派な平和の資格者に渡そうと思ってた。

街を救ってくれた お礼じゃよ。」

そして

夜 宿屋で 3人は別々の部屋で

明日への船出を楽しみにしていたに違いない



*三聖の神器 ゴッドネックレスを手に入れた

残すは ならず者が装備してる 洗脳の指輪を手に入れる必要がある


宿の部屋で

それぞれ一人時間を過ごしていた。

アランは 満腹&飲みすぎてたので 間違いなく

速攻で寝落ちしたことだろう。

しかしレックスとミレーヌ  は??



(この気持ち、羅漢に行く前に伝えたい。

オレは わかっていた。

バラバラになった時

誰の存在を いつも一番感じていたか

そう ミレーヌ  だ。

だから あのエスラータでミレーヌ  に

再会できた時、オレはマジ 恥ずかしながら泣きそうだった。

オレとしたことが

でも 泣かなかったけど。

ミレーヌ  への色々な思い 羅漢の次は

いよいよザイールでの決戦への不安もあり

レックスは

宿の外の海辺に足を運んだ。



一方ミレーヌ は……



(昔は レックスって単なる 

幼馴染にしか思えなかった。

よく城の兵士とかと遊んだなぁ。

マロン先生に二人で

悪戯したこともあったっけ〜


レックスがいたからこそ

私って 色々な刺激的な日々を過ごせてる気がしてきたの


レックスは 無鉄砲で けっこう雑で ノー天気なところを見せるの。

でも  物凄く人のために自分を犠牲にする心もある

どんな危険な状況でも 無謀でも道を開こうとする信念も感じる。

メンタル的にも ああ見えて すご〜く私達の元気をくれる方 

だめだ 彼のこと 今後のこととか 色々考えると眠れない。

夜の海でも 見て心を沈めなきゃね)


ミレーヌ は夜の海に足を運んだ。

水車がある場所の近くだけど


港から 多少離れた海岸なので

静かに波の音が聞こえる


星が瞬きを繰り返す。


誰もいない海


のはずだが


レックスが足音に視線を送ると

そこにはミレーヌ  がいた。


「あっ レックスー

こんなとこで何やってんの〜」


「ミレーヌ  もなぜここに?」


「それ 私が聞きたいセリフだよ〜」


「はははっ

そうだなぁ。


それにしても なんかさあ

海って 良いよね〜

オレさぁ

ミレーヌ  を包み込む海みたいな人になれるかなあ」


「えっ それって海のように おおらかに 

波のように 時に ゆるりと

時に 激しく??ってこと?」

ミレーヌ  は恥ずかしそうに 

言った。


「てへへへへ」

と照れ笑いするレックス。


「もぉ なによーーレックス」

レックスの肩をポンと 叩くミレーヌ 。


「星が綺麗だなぁ

旅が終わったら

この夜空に浮かぶ

星ぜんぶ ……

ぜんぶかな?

スターの輝きの如く

いく年も また過ぎ去る年も

君のスターになれたらなあ」


後半 語尾が明らかに

小さくなるレックス。


「なんか

レックス

今日、酔ってるの〜

ビールをガンガン飲んでたし〜」


「かもな

はははっはははっ」


さっきまでのは本気だと思わせたいけど 

でも

まだ 旅も終わってないので 

思わせたくない

そんな含みを込めた 笑い声を上げたレックス。


ザァザァ〜

ザァザァ〜


波の音が少し風が強くなったので

より

強く聞こえる。


コトコト

カタコト


水車の歯車が やたらとこんな時は

大きな音に聞こえてくる。




ドクドク…


ドックドック……


二人の心臓の鼓動も激しくなる。


「こんな優しい綺麗な時間

お互い旅に夢中で忘れてたよね。

もしかして レックスって

昔から 私のこと

見てたでしょ?

そして旅が終わったら

私と……」

そこまで言いかけてミレーヌ は言葉を止めた



言葉を止めてるミレーヌ にレックスは

しっかり瞳を輝かせてるミレーヌ を見つめる。


ザァザァ……

波の音が高まって聞こえる

カタコトカタコト……

水車の音が

ロマンチックなムードに後押しするかのように

あたりを響かせる。


ドクドク……


二人は見つめ合い


その瞳の先には

羅漢での修行と 最後の五星の秘具「伝説のグローブ」を手にして ザイールでの決戦を見据えていたのだろう……



そんな良いムードの時に

この世界には

ありえない


音が流れてきた。



不協和音?



この世界にない

BGMが流れてきた。


この世界にはない 文明の機械からの音なのか?



♪ 不協和音で 既成概念を壊せ!

みんな揃って 同じ意見ではおかしいだろ

意思を貫け


ここで主張を曲げたら 生きてる価値はない

欺きたいなら 僕を抹殺してから行け……

………………


「僕は嫌だ!」


明らかに「僕は嫌だ!」の部分は

文明の機械以外の生声が

後ろから聞こえてきた。








「わぁーーオオォ

お取り込み中のところ

しっつつれぇーい。


見させてもらったわーーー


これ 元の世界に

戻ったら

バズること間違いないわ。

って

元の世界も もう バズるとかそんな

平和じゃないけどねーー」


レックスとミレーヌ  がロマンチックムードな時に

突如

邪魔が入ってきたぞ!!


この女の子は いったい……


次回へ続く