BATOS第ニ章曼荼羅ワールドへ | 全国No. 1短編小説家ー中国地方の観光&グルメレポ

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るるぶとかタウン情報おかやま、winkなどに載ってるスポットばかりアップしてます。メディア記載の場所に実体験したレポかな(笑)

オイラは確かに撃たれたはず…
どこだ??

暗闇の中だ?
なぬ? 緑色? オイラは緑色じゃねえかよ!


傷口も塞いでいるではないか?
車もスマホもビルディングも ないぞ この世界は…

どうなってるんだ私は。

大乗は 大阪や岡山より遥かに澄んだ空気のアジアンな雰囲気の田舎道を 歩いて行った。

「夢にしては おかしいぞ。 トカゲのような格好になってる。 そう、オイラはリザードマンというゲームなどでも登場する怪物になってやがる。」

大乗は 僧侶から転生して 異世界に来たらリザードマンになっていたのに 送ればせながら気づいた。

「それに 悪魔のように強いとか 死ぬ前は妙な輩に言われたが リザードマン化して もっと強くなってる気がする。」

腕に力を込めながら 元僧侶だった男は 今の状況に動じず歩を進めた。

道行く人がいたが 妖怪とか人間とか
半獣人とか すれ違うが 挨拶もせず 大乗には無関心のようだ。
グゥ〜


「腹減ったなぁ。 」
大乗は 空腹を覚え飲食店を求めて道行く妖怪とかに どこか飯屋は ないか聞いたら
「チンサイカン」という チンという半獣人が一人で営んでる中華料理屋を紹介してもらえた。
チンサイカンの 古ぼけた暖簾を大乗は くぐった。
そこは

昔ながらの香港映画にも出てきそうな木の香りと ラーメンなどのスープの匂いが立ち込めている。
「いらっしゃい」
そこにはチャイニーズ服を着たネズミにも狐にも見える不思議な半獣人が 一人で 多くの妖怪や人間達の食事を提供していたようだ。

しかし ここ曼荼羅ワールドでは 飲食店も あまり発展してなくて ないので 狭い大衆食堂なので すぐ お客様でごった返しているようだった。

しかし大乗は さすがは元僧侶、店主のチンという半獣人の 大変疲れた様子を見て 
こう言った。
「大丈夫ですか?だいぶ足元が ふらついてますよ。今にも あなた 倒れそうじゃないですか!?」


「確かに… ワシさぁ 連日のように お客様が多くて 休みもとれんし 腰が痛いし 慢性的に疲労が 蓄積しとるんよね…って 初来客のリザードマンさんに 言われて 恥ずかしいわぁ」

「リザードマンさんっ? オイラもとい私には ちゃんとした名前があります。」

「悪魔のようにという意味でバルバトスという言葉がありますよね? そっから 名前をとっての バトスと私は名乗っております。」

大乗は 死ぬ前に輩から 悪魔のように強い奴と言われたことを思い出し  咄嗟にバトスという名前を閃いた。

響も良いし まんざらでもないようだ。

「なるほどねぇ  って あっ痛いっ 腰痛いっ」

チンは 苦しそうに腰を撫でながら 皿洗いから 調理から 接客やら 一人で本当に大変そうだった。
そんな時バトスは元僧侶のプライドがあるからか こう言った。
「私が 料理を手伝います!皿洗いでも なんでも 任せてください。」
「な、なんと! そんな そんな  初来客の方に そこまでしてもらうこたあ ねえよ」
「大丈夫です。チンさんとやら 今日は ゆっくり お客様と会話を楽しんでください。 私は料理の心得もありますし ご心配なく」

リザードマンの見た目で料理も器用にこなし、片付けも早くて愛想も良いバトス。


なんと 3日も 「チンサイカン」で チンの腰が治るまで バトスは アルバイトをして 曼荼羅ワールドの資金を稼いだようだ。

もちろん その間、僧侶時代の時に修行で培った気功技により チンの腰とか 全身の悪い所は 嘘のように治った。
チン「3日間 本当にありがとうバトスさん。 あなたの優しさ  無償の愛は いつか奇跡を起こすよ。龍神になりたいって言ってたけど あなたの信心は奇跡をいつか起こすよ。」
チンサイカンを出て 店主チンや お客様からの情報によると 曼荼羅ワールド東部を治めているのは「牛若丸」だと知った。
牛若丸は30歳で亡くなった時に転生したらスライムだったようだ。
自分と境遇が似てるとバトスは 牛若丸に興味を持った。
スライムだったけど 厳しい鍛錬により不思議と元の牛若丸の身体や妖術まで身につけてしまい いつのまにか 曼荼羅ワールド1の将軍になったそうだ。
牛若丸は「転移魔法」が使えるとか 使えないとか…
それを聞いたばっかりのバトスは「転移魔法ってなんぞや?」と その時は それくらいしか意識はしてなかったようだ。

一方で西部を治めているのがオーガ大魔王らしい。


曼荼羅ワールド最強と言われてたが 牛若丸との雌雄を決する一騎打ちの時に 
大魔王のくせに、 牛若丸には 不甲斐ない戦いっぷりを見せたそうな。牛若丸の妖術や剣術に勝ち目がないと思ったのか やる気もないのか 降参した大魔王として 知られているようだ。

もちろん 当時の西部はオーガ大魔王の部下は少なかったようだが あれから時も経過してるし危険な香りが漂っているそうな。

アジアンな雰囲気の 露天商が並ぶ 集落を越えて 曼荼羅ワールド最強戦士の牛若丸の宮殿にバトスは興味本位で進んで行った。

そこでは曼荼羅ワールド1の大富豪と名高いスーシン家のミンミンが 妖怪達に捕らえられようとしていた。
西部のオーガ大魔王直営の妖怪達らしい。
無理矢理でもミンミンを捕まえてオーガ大魔王の妃にしようと試みているようだ。
しかし一方で 東部の牛若丸の側近でもある 猪八戒と沙悟浄も ミンミンを捕まえようとしていた。
こちらも牛若丸の妃にしたいがためにミンミンを無理矢理捕まえようと考えているようだ。





ミンミン「東部側も西部側の妃にも妾は つきとおーないわ。 でも どうしてもと言うなら 東部側は5000万円用意しなさい。西部側は 永遠に老けない薬があるときう仙山へ 行って その薬を取ってまいれ。ダメなら どうしようかな〜??」

猪八戒「ミンミンさんよぉ 無理難題言いやがって!
とりあえず 無理ゲーすぎるんで 牛若丸の旦那には その旨を伝えておくわ」
沙悟浄「だなっ、案外 ミンミンって性格悪いから 妃にしない方がいいですよ〜って牛若様には 言っておくよ。」
猪八戒と沙悟浄は ミンミンの 芝居かもしれない無理難題に付き合い ミンミンを牛若丸の妃にするのは 無理矢理は よくないし 潔く帰ろうとしていた。

しかしオーガ大魔王直営の部下達は違った。

ケルベロくん「ミンミンちゃん 仙人山の薬を取りに行って帰ってきた奴は 我ら魔物の中にも1人もいねえんだよね」
ミノタマン「てことは ハナから オレ達を殺そうと思っておるだろ?ミンミンよ。」
ハリセンマサオくん「あ〜一曲歌いてえ。けど とりあえず 妨害な要求してきてるミンミンに 針千本のーまそっと!」

ハリセンマサオが ガチでミンミンに体当たりしようとしたので 猪八戒がミンミンを かばった。

ミノタマン「どけーーっ豚め!ミンミンには お仕置きが必要だ。」
ミノタマンが斧を振りかざしたが その斧を 沙悟浄も クワみたいな武器で防いでミンミンに 斧が当たらないよう防いだ。

ミノタマン「オレ達に喧嘩を売ってきてるのだな。
売られた喧嘩は買うぜ」

猪八戒「上等だぶぅーーっ」

ミンミン「おやめなさい!妾のために争いなさんな」
ケルベロくん「うるせえー」
そう言ってケルベロくんは 雄叫びにも似た 擬音で ミンミンを すくみあがらせた。

その様子を遠目で見ていたバトスは 急いで現場に向かった。

バトス「その方達、武器を使うものは武器によって滅ぶぞ!武器をおさめなさい」
沙悟浄「曼荼羅ワールドに リザードマン??リザードマンって もう滅んだんかと思ったら まだ生き残りの人種もいたんだな。」
猪八戒「だなぁ 珍しいだぶぅー」

沙悟浄と猪八戒は バトスの気のエネルギーの こもった声かけに揺り動かされて武器をすみやかにおさめた。

しかしオーガ大魔王の部下達は武器をおさめなかった。
ハリセンマサオくん「リザードマンなあ、 そこのミンミンって嬢ちゃんが 元はと言えば オレ達に妨害な要求してきたのが悪いんだぜ」

ミンミン「えっと それは どちらの妃にも 無理矢理 つきたくないんで とっさに出た嘘なのじゃ  すまぬ」
ハリセンマサオ「そうか やはり嘘か 嘘ついたら ハリセンのーます」

ハリセンマサオは またもミンミンに針を尖らしながらタックルしようとしたが
バトスは 身を呈して ミンミンを守った。
ミンミン「すまぬ。 リザードマン。 初対面なのに妾なんかのために しかも ほんとに妾は
無理難題は言うし嘘もつくし ええとこないから」

バトス「ミンミンよ!あなたの嘘は 生きるためには必要だから ついたのでしょう。だから責められるものでは ござらん。」
ミノタマンは 先ほどから バトスに 対して不快に思っているらしく 斧を構えたり 構えをといたり 挙動不審にしているようだ。

バトス「ミノタウルスの お方よ。そなたも オーガ大魔王からの 理不尽な業務に 相当 疲れがたまっていると お見受けいたした。 疲れって 実生活において
イライラを増加させるし 活性酸素が発生させる。
ネガティブな心にもなる。
お主には 私の気功技で 癒してあげようぞ。

はぁーーっ!」

バトスは 手を おにぎりを 握るみたいな形で 気を練り上げて 
それを 光の玉を入れるような形でミノタマンの胸に入れた。

ミノタマン「おや?身体が軽い 気持ちも軽い、 なんでオレ こんなにカリカリしてたんだ。」
ハリセンマサオ「おい、どうしたんだよ ミノタマン!先ほどまでの ブチ切れ感は どうしたん? くっそー
オレ一人でも リザードマンに東部側の奴らを 懲らしめてやるわ」

ハリセンマサオくんは 再び 針を尖らした。

バトス「ハリセンマサオくんとやら、 とりあえず 目をつぶって この近くを流れる滝や 夕日、花々をイメージせよ。 刮目せよ。 私の 声を聞くたびに リラックスする リラックスする。 さあ、4秒間  鼻から息を吸って
4秒間 息を止めて〜  8秒間 口から ゆっくり 邪気が抜けるイメージで息を吐くーー それを 繰り返す」

5分以上、刺々しい感情のハリセンマサオに バトスは 誘導瞑想を 行った。
ハリセンマサオくん「なんか オレ達つまらないことでムキになってたな ごめんな。深呼吸って本にも書いてたけど〜 やっぱり大切なんだな。 なんかオレっち冷静になったよ。ありがとうリザードマンさん。」

ケルベロ君「武力によって人を制するのではなく武徳を持って人を制する バトスとやら  そなたは 立派な人格者であるよぉ〜。 拙者らと 次に会う時は敵としては 会いとうないものよのお」

それぞれ西部側の魔物は そう言って去って行った。

ミンミン「助けてくれて ありがとうござんす。こんな妾のために」
バトス「めっそうもない。人も魔物も 無駄な命なんて 何一つござらん。オイラは無駄な殺生が嫌いなのじゃ。 人を活かすために 曼荼羅ワールドを旅していきたい。」
猪八戒「曼荼羅ワールドには そこまで本当の悪はおらんぶぅ〜。本当の悪は 異世界におるだ ぶぅ」
沙悟浄「遥か昔は 牛魔王とか いたけど 以前のオラの仲間の孫悟空って猿の神様が 牛魔王も金閣も銀閣も倒しちゃったのさ。」

ミンミン「孫悟空は干支神様の一人でもあるようじゃな。今は仙人界で忙しいらしいです。」
猪八戒「それで 自分達より強い主人を探してたら めっぽう強い牛若丸様に出会って新たな師匠として 我々は牛若様を崇めているわけだぶぅ」

バトス「西遊記の世界も 曼荼羅ワールドには 組み込まれてるのか?」
沙悟浄「西遊記?なんだそれ?」
バトス「いや、こちらの話だ。」
ミンミン「本当に悪い事してる奴は曼荼羅ワールドには いないみたいよ。」
猪八戒「牛若丸様いわく コズミックファンタジアという異世界に 凶悪な魔女とか いるらしぃぶぅ〜」

バトス「それは なんとか 救いたいものだ。私の悪魔のような力の使い所が そこに行けば 多そうだ。」
沙悟浄「牛若丸様に頼んで転移魔法で サクッと コズミックファンタジアに行くのって どうよ?」

ミンミン「転移魔法で別世界に行こうと 試みた人は ごまんといるようじゃの 。 でも 牛若丸様の 手の込んだ3つの勝負に勝たないと 転移魔法で別世界に 行けれないらしいぞよ。」

猪八戒「3つの勝負だぶぅー  あれ えげつないだぶぅーーっ。 でも なんか バトスなら やってくれそうだぶぅー」

バトス「了解した! 別世界に転移して 真の悪を倒す旅にも出てみたい。 そのためには 牛若丸様に会いに行くよ。 3つの勝負  受けてたとう。」

ミンミン「リザードマンー!あなた 無謀な挑戦だよ。」
バトス「大丈夫! 神は我と共にある。 龍神はになる夢もだけど 異世界で人々を真の魔物から救う事も大切だ。奇跡はきっと起こる。」

こうして 牛若丸の住む宮殿に向かったバトス一行。
牛若丸と3つの勝負に勝たないと異世界には 行けれない。 果たして バトスは 牛若丸に勝てるのか?
次回 乞うご期待