「この子のために」「家族のために」と頑張るほどに、心に疲れが溜まってしまうことはありませんか? 40代のあなたは、仕事や子育て、パートナーシップと、多くの役割を担い、常に誰かのために心を砕いていることでしょう。
コヴィー博士は 著書 7つの習慣の中で、「原則、他人を変えることはできない」という真理を説いています。変えられるのは、ただ一つ、あなたの行動だけです。
自分と他人は違って当然。ましてや、あなたの愛しいお子さんでさえも、あなたとは別の価値観を持つ「血の繋がった他人」なのです。一人ひとりが自分の価値観に基づいて行動し、生活する。これは、私たちが生きる上で、受け入れなければならない大前提です。
過干渉のワナ
良かれと思った言葉が子どもを窒息させる
一生懸命な人ほど、「私の正しい価値観に、この子を合わせさせなくては」と考えてしまいがちです。それは決して悪気ではありません。むしろ、「この子の将来のため」という深い愛情からくる行動でしょう。
しかし、その「正しさ」の押し付けは、子どもにとって「ありがた迷惑なおせっかい」として伝わり、時として過干渉(オーバー・ペアレンティング)という形で子どもの「自律性」を奪ってしまいます。
【過干渉の実践例】
母親(あなた)の言葉: 「中学受験するなら、そんなテレビ見てないで、今すぐ漢字練習しなさい!」
子どもが心で思うこと: 「(うるさいな。別に今やろうと思ってたのに、やる気なくした。どうせママは私のやること全部気に入らないんでしょ。)」
このように、あなたの正論は、子どもにとって「自分への否定」として受け取られ、反発のエネルギーになってしまうのです。子どもの自主性や自己肯定感を蝕むリスクを抱えています。
中学受験は時間と心のコストがただでさえ膨大にかかります。ここでお子さんと言い争いになるのは、時間コストと心コストの無駄遣いになりますよね。
「ネオネグレクト」になっていませんか。
過干渉の対極にあるように見えて、実は根底で繋がっているのが**ネオネグレクト(新型ネグレクト)**のリスクです。
これは、衣食住は満たされているものの、親が自分の理想や価値観を押し付け、子どもが親の期待に応えるための道具のようになっている状態です。親は自分の忙しさやストレス、理想を優先し、子どもの心の内面や感情に真に関心を払わない状態を指します。
あなたの頑張りが空回りしていると感じるなら、それは他人を変えようとするエネルギーが、肝心な「信頼関係」を築く方に向けられていないサインかもしれません。
中編では、この空回りを生む根本原因、特に私たちが無意識に使ってしまう「あの言葉」の裏側にある真実に深く触れ、「なぜあなたの言葉が届かないのか」を徹底的に掘り下げます。次の記事を乞うご期待‼
この記事は三部構成の前編になっています。
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