中学受験は家庭内で新規事業を立ち上げるようなものですから、様々な家庭内のリソースが持っていかれます。この中で最も気をつけなけれならないリソースはお子さんの心というリソースです。お子さんの心を空費する選択だけは避けてほしいなと思います。

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  心というリソースは有限なんです。

中学受験から高校受験へ、小学校3年間→中学校3年間の計6年間という長期戦を選択することは下策中の下策です。受験勉強を継続できる時間はおよそ二年が限界です。小4や中1はどちらかというと本格的な受験勉強を始めるための地ならしという色合いが強いです。小学校低学年、小3あたりまでは受験勉強というよりは能力開発に重きをおいた塾が多いです。

二年を超えた受験勉強は明らかに長期戦となり、お子さんの心のエネルギーが枯渇してしまいます。


何を使って(TOOLS)

どうやって(METHOD)

どんな気持ちで(MORALE)


この三つの要素の掛け算で成果は生まれると思います。掛け算なので、一つの要素がゼロになると成果は必ずゼロになってしまいます。(マイナスとマイナスをかけると的な話はなしで笑)


受験勉強の長期化によって、お子さんの心が枯渇してしまうとその先に成果を得ることは難しいでしょう。



  計画性の低さが受験長期化を生む

ご家庭の性質、お子さんの性質をよく考えずに中学受験を始め、ズルズルと塾の言うなりに受験勉強を続けるとお子さんの受験勉強は長期化しがちです。

昨今の中学受験塾は「お子さんに引導をわたす」ことを避けるようになりました。逆に最後までズルズルと引っ張り、中学受験を続けさせようとする傾向を強めました。



結果として、塾の言うがままに中学受験をして、結局、意に沿う学校に受からず、高校受験をするというご家庭も増えました。

お子さんに引導をわたせるには、もはや保護者しかいません。小学生5年から6年に変わるこのタイミングで高校受験に回る判断をして、中1までを充電期間にするというのは一つの戦略的な撤退ではないかと私は思います。お子さんの心を空費する選択だけは避けてほしいなと思います。