夏期講習時期にお家で過去問演習はNG
今回は、中学受験生の過去問に取り組む時期について前後編方で述べます。ご興味ある方はお付き合いください。
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「お前、3年生から塾に通い始めて丸3年以上経っただろう。それなのに、志望校の過去問(過去の入試問題集)で合格点に程遠いのはどういうわけだ!? 入試まであと半年じゃないか!」 父親は息子にそんな罵声を浴びせたという。
二月の勝者島津パパ現象
数年前の夏、わたしはこの子の母親からこの件に関して相談を受けた。聞けば、父親から怒鳴られたあと、学習へのモチベーションが低下してしまったそうだ。 受験生の夏休み。夏期講習会の合間を縫って家庭で志望校の過去問を演習したらしい。父親としても塾通いを続けてきた成果がどれだけ発揮できるか楽しみにしていたのかもしれない。しかし、結果は合格ラインどころか、受験者平均点にもはるかに及ばない……。
中学受験塾講師のわたしからすれば、このような結果になるのは当然だと思う。この時期に志望校の過去問で合格ラインを超える受験生など滅多にいないものなのだ。確かに低学年から塾通いをしている子どもたちにとってみれば、6年生の夏は受験勉強の「終盤」に当たる。しかし、大半の塾は6年生の春~夏前までに中学受験で出題される範囲を一通り網羅するカリキュラムを組み、知識を再定着できるよう働きかけることになる。塾側からすればこれからが本格的な総仕上げになるのだ。
つまり、受験生といえども、夏の時期は「一通りのカリキュラムを終えただけで、それらの復習がまだできていない」タイミングなのだ。
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後半に続きます。





