ファズレ・ハサン・アベット博士名誉博士学位授与記念講演会 「社会変革への新しい道」 | 「1人の100歩より、100人の1歩ずつ」で世界を少しずつ住み良くしたいチキンのブログ。

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【綴る内容】1日1つ良い言葉/国際協力/ソーシャルビジネス/社会問題/アフリカ/本の紹介/落書き(自分の思想など)・・・など。

こんばんは~









今日は立教大学での講演会に行ってきました。





バングラディッシュからファズレ・ハサン・アベット博士をお迎えして、立教大学からの博士号授与式&記念講演会です。





アベット氏は世界最大規模と言われているBRAC(Bangladesh Rural Advancement Comitte)というNGOの総裁です。





年間予算600億円、職員数10万人、オフィスの数140地域というNGOとしてはもんのすごい規模だと思います。











バングラディッシュは35年ほど前に独立を勝ち取りましたが、独立戦争の爪あととして当時国内経済が崩壊していたそうです。





援助をしても効果がないという意味で、「バスケットケース」と呼ばれたこともあったんだって。





現在では、BRACを始め、多くのNGOがバングラディッシュで活動してます。





僕がこの前本とCDを寄付した「シャプラニール」というNGOもバングラディッシュで活動してます。





そのかいあってか、現在では幼児死亡率は減り、初等教育も充実し始め、だいぶよくなってきてるみたいです。





とはいえ、まだまだ人口の40%が貧困ラインより下にいる状態だそうです。










BRACの活動をいくつか挙げると、マイクロファイナンス、ノンフォーマルスクール、衛生活動、BRAC大学、農村と市場のアクセスの確立、などがあるそうです。





マイクロファイナンスって知ってますか?





同じくバングラディッシュでグラミン銀行を作ったムハマド・ユヌス氏が最初に提唱した人だと思います。





なので、ここからはユヌス氏の自伝より説明します。





マイクロファイナンスは一言で言えば、超低金利でのお金の貸付です。





普通の銀行は、小さな企業に担保なしでお金を貸すことはないんですね。





ましてや、貧困ラインより下にいる人たちにお金を貸しても返ってくると思わないから貸さないわけです。





そしてそこを狙う高利貸しがいるわけです。





貧困状態の人たちも生計を立てるために何か自営業をしなければならない。





その元手が必要なので借りるわけです。





だけど銀行は貸してくれないから高利貸しに借りるしかない。





そうするとせっかく稼いだお金も借金の返済で終わってしまう。





手元にお金が残ってないのでまた借りるわけです。





誰に?





高利貸しです。





このサイクルから抜け出せない。





そこで考えられたのがマイクロファイナンス。





超低金利、無担保で貧困層の人たちにお金を貸す。





彼らはそれを元手に自営業する。





収益が出る。





そして返済の時が来るんだけど・・・





お金が手元に残る。





超低金利だから。





で、その残ったお金で自営業続けられるわけです。





BRACは更に市場とのアクセスを強化するなどのサポートも行ってるから効果が高まってると思います。





さて、通常の銀行が信用できないといって貸し出さない貧困層の人たち。





その返済率はどのくらいだと思いますか?















99%以上










99%以上だそうです。





ユヌス氏いわく、彼らが自分の力でお金を稼げたことに対する自信を持つことでしっかりと返済してくれるんだそうです。










この講演会でアベット氏が強調していたことは、





●貧困をなくすためには、ただ収入と就職の機会を提供するだけでは足らず、社会・個人の両方のレベルからアプローチしてシステムそのものを変える必要がある。





●開発の推進力はあくまでの国の中から、貧困層の人たちの中から生まれる必要があるが、そのイニシアチブをとるのは先進国の役割である。(←この言葉自体はロバート・チェンバーズ氏の言葉の引用だそうです。)





あと、質疑応答の時に、





●この仕事をしている際、グローバリゼーションの悪影響はあまり感じず、むしろグローバリゼーションの恩恵を感じる





とも言ってました。










全体の感想ですが、まずアベット氏は非常に穏やかな人だな~という印象を持ちました。





というのは、「自分はこういう強い思想を持ってやってるんだ!」とかそういう話は全然なかった。





だから講演の内容はかなり当たり障りのないというか、平凡な内容だったと言えます。





ただ、彼は若い時にビジネスでかなりの成功をおさめていたにも関わらず、それを捨ててこの仕事に専念し始めたそうなので、心の奥底に強い信念を持っているはずです。





明日もアベット氏との対話フォーラムがあるので、そこでもっと色んな話が聞けるかもしれませんね~





明日のフォーラムは参加資格が少し厳しくなるんですが、「NGO会員」という枠があったので助かりました。





カンボジアに行った際にお世話になったNGO「かものはしプロジェクト」さんのサポーター会員やらせてもらってるんです、実は。





思わぬところで役立ってしまった。











今日の講演会に関しては以上です!










講演会のあとは大学のゼミで、いよいよ大学院の話が出たので少し引き締まる思いです。





あと、3年後期の論文の提出期限は2月末に延期になったんでほっとしてます。











ちなみに現在、日本対イエメン、2-1で勝ってます。





このままいけー!!









ではでは(・ω・)/