私が、ノースカロライナ州田舎町の大学に通っていた、30年程前、その町の中心で、KKK(Ku Klux Klan)行進があった。
KKK(クー・クラックス・クラン)とは、米国の白人至上主義による、極悪秘密結社。南北戦争後、南部地方で、黒人排斥を目的として結成され、第一次大戦後は、ユダヤ人・カトリック教徒・社会主義者などにも、テロや暴行を加えた、白い服と白覆面とを着けて、脅迫の儀式や行進する団体だ。
白人の中でも、ヨーロッパの北方人種(プロテスタント系アングロサクソン人、ゲルマン民族など)こそが、神に選ばれた民だと主張し、従来の黒人差別のみならず、有色人種全体に対しても、徹底した迫害を行った。なかでも黒人に対する放火、リンチ、殺人が、日常的で、凄惨を極めていた。
その頃、私は、KKKの存在自体知らなかったのだが、私のホストファミリーだった白人家族(旦那さんは牧師)が、その日は外出しないで教会の中に居なさいと、私をKKKから守ってくれた。
正直、なんで隠れていなくてはいけないのか、ピンとこなかった私だが、後日、KKKは白人以外の人種に危害を与える恐れがあると知り、日本から来たばかりで、人種差別に疎かった私は、ショックと驚きと共に、ホストファミリーの行為を理解し感謝した。
その町で生まれ育った夫の話だと、今から40年ぐらい前には、私の通ってた大学で、黒人と白人のカップルが2組いたという理由で、学校内でKKKの行進があったという。
KKKメンバーは、昔に比べると大分減ったようだが、”Make America Great Again”と、昔の素晴らしいアメリカの再現を目指すトランプ大統領を、白人至上主義のKKKメンバーは、支持している。
先日行われた、ジョージフロイドさんの葬儀で、彼の姪御さん(おそらくティーンエイジャー)が、未だ根強い人種差別が続く、この国の現状を嘆きながら「”Make America Great Again”って言う人いるけど、いつAmericaは素晴らしかったの?」と訴えていたのが、印象的だった。
先日のニュースでは、木から首吊りされた黒人男性の死体が見つかったケースが何件かあり、KKKがよく使う手法だが、警察は両方とも自殺として処理しようとしており、家族からの抗議もあり、再調査したそうだ。
KKKの怖いところは、白装束で頭部全体を覆い、身分を隠しているので、誰がそう言う思想なのかわからないところ。街角にそういう人達は、意外と沢山ひそんでいそうな気がするのが、なんだか不気味で、怖い気がする。
下記のブログにも、隠れ人種差別主義者の例が書いてあったので、ご参考まで。
KKKの実態を知るのに役立つ映画として、下記の映画が紹介されていた。
スパイク・リーの積年の怒りが詰まった
『ブラッククラウズマン』
70年代、白人至上主義団体KKKに入会し、侵入捜査を行った黒人刑事の実話を、スパイク・リーが映画化。
Netflixオリジナル映画
『マッドバウンド 哀しき友情』
第二次世界大戦後のミシシッピの農場に住む、黒人一家と、レイシストの白人一家に焦点を当てた、ヒューマンドラマ。共に帰還兵で、現在の生活に閉塞感を感じている、黒人のロンゼルと白人のジェレミーが、人種を超えた友情を育んでいくものの、あらゆるところにKKKの目があり…という、彼らに降り注ぐ悲劇が描かれていく。
実際の事件をモデルにし、当たり前のようにはびこる人種差別を描いた
『ミシシッピー・バーニング』
1964年にミシシッピ州フィラデルフィアにて、公民権運動家3名が殺害された事件がモデル。3名の公民権運動家失踪事件の担当となった、北部からのFBIエージェント2人が、KKKと結託した地元警察の妨害にあいながらも捜査を進め、3人の行方を追い、人種差別主義者も追い詰めていく。
KKKが登場する作品は、他にも数多くあるが、人間の中にある「冷血」を、嫌というほど思い知らされる。
KKKだけでなく、世界中にはさまざまな人種差別が現在もはびこっている。こういった作品から、何かを考える機会となればいいと思う。
私は、まだ、どれも観た事がなく、正直、ここ数日連続で観た黒人差別問題の映画やドキュメンタリーの衝撃が大きく、まだ胸が痛い状態で、他のを観る気がしないのだが、立ち直ったら、観てみようと思う。
この黒人差別問題に向きあうのには、相当な覚悟、精神力、そして体力が必要なんだと、今更ながら、気付いた私だった。
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