【 G2P-Japan 論文発表】刷り込み免疫の可能性を検証 | ☆Dancing the Dream ☆

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Impact of imprinted immunity induced by mRNA vaccination in an experimental animal model
https://academic.oup.com/jid/advance-article/doi/10.1093/infdis/jiad230/7209041?login=false
Shigeru Fujita, Keiya Uriu, Lin Pan, Naganori Nao, Koshiro Tabata, Mai Kishimoto, Yukari Itakura, Hirofumi Sawa, Izumi Kida, Tomokazu Tamura, The Genotype to Phenotype Japan (G2P-Japan) Consortium , Takasuke Fukuhara, Jumpei Ito, Keita Matsuno, Kei Sato
Author Notes
The Journal of Infectious Diseases, jiad230, https://doi.org/10.1093/infdis/jiad230
Published: 27 June 2023 Article history







The Sato Lab (Kei Sato)
@SystemsVirology
しかし、驚くべきことに、mRNAワクチンを3回接種した後にXBB.1株を感染させたハムスターの場合、XBB.1株に対する液性免疫がほとんど誘導されませんでした(図中赤矢印)。3/







The Sato Lab (Kei Sato)
@SystemsVirology
この結果は、mRNAワクチン接種によって、(XBBなどの)変異株の感染で誘導される液性免疫が減弱されることを示唆します。すなわち、「imprinted immunity(刷り込み免疫)」が、現実に起こりうる生命現象であることを意味します。
しかし、その解釈にはいくつか注釈がつくことにご留意ください⬇️ 4/



The Sato Lab (Kei Sato)
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そして、本研究は、mRNAワクチンの有効性やこれまでの功績を非難・否定するものでは決してありません。本研究成果の科学的意義を正しく理解するためには、以下の補足説明もきちんとお読みいただくようお願いいたします⬇️ 5/



The Sato Lab (Kei Sato)
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1️⃣本研究結果は、実験動物を用いた実験結果に基づいています。新型コロナ感染で誘導される免疫の多様性や程度が、実験動物とヒトで同一であるとはかぎらず、本研究の結果が、ヒトでの現象としてそのまま外挿できるものであるかどうかはまだ不明です。6/



The Sato Lab (Kei Sato)
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2️⃣本研究では、プロトタイプの1価ワクチンしか使用しておらず、BA.1/5の2価ワクチン(あるいは、これから使用されるであろうXBB型ワクチン)でどうなのかはまだ不明です。7/



The Sato Lab (Kei Sato)
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3️⃣本研究は、imprinted immunityの「液性免疫」に対する影響のみを評価しています。mRNAワクチンが、液性免疫だけではなく、「細胞性免疫」もきちんと誘導することは確認されています。つまり、mRNAワクチンには、細胞性免疫を誘導してCOVID-19の重症化を抑える効果は十分にあると考えられます。8/



The Sato Lab (Kei Sato)
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4️⃣本研究では、ワクチン接種の間隔を28日、ブレイクスルー感染から血清採取までの時間を16日に固定しています。これらのタイムインターバルの長さが免疫の成熟に影響を与える可能性は十分に考えられますが、それが免疫の「刷り込み効果」の程度に与える影響はまだ不明です。9/



The Sato Lab (Kei Sato)
@SystemsVirology
最後に、繰り返しになりますが、本研究は「imprinted immunity(刷り込み免疫)」を科学的に実証した基礎研究であり、mRNAワクチンの有効性に異論を唱えるものではないことにくれぐれもご留意ください。10/10
午前8:02 · 2023年6月30日 1.2万件の表示

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厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会)
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei_127714.html

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000015936.pdf



https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001055044.pdf


2023年度以降の新型コロナワクチンの接種の方針について <参考資料>
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001055045.pdf




第51回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会 議事録|厚生労働省
健康局 予防接種担当参事官室
日時 令和5年1月26日(木)10:00~12:00 

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31153.html

※参考人:
国立感染研 治療薬・ワクチン開発研究センター 第一室
室長(事務取扱)] 高橋 宜聖(治療薬・ワクチン開発研究センター長) 

”6ページ目を御覧ください。
ここからは、免疫刷り込み現象について、少し説明させていただければと思います。
ただ、こちらの免疫刷り込み現象につきましては、特に新型コロナワクチンに関して、現在、知見が集積されつつある状況でありますので、あくまで現時点で想定されているモデル図、イメージという位置づけで御理解いただければと思います。ですので、今後、集積される知見により修正される可能性もあることを御留意いただければと思います。
まず、免疫の刷り込みは、その名のとおり、最初に接種を受けたワクチンの情報が私たちの免疫に刷り込まれて、その後、別のワクチンの株を受けた場合でも、最初の株で刷り込まれた免疫が継続して活性化する現象のことを指します。
こちらの資料では、従来株のワクチン、緑色で示したものになりますが、初回、追加接種を受けますと、従来株に特異的な緑の抗体が誘導されます。
一方、仮に変異株のワクチンで初回と追加接種を受けますと、ピンクで示している部分に対する変異株に特有の抗体が優先的に誘導されることが想定される状況であります。
本日の論点に大きく関係するのは、真ん中の例になりますが、従来株のワクチンで初回接種を受けた後に、変異株ワクチンを含む2価ワクチン等で追加接種を受けたケースとなります。
この場合、これまでの知見から推察いたしますと、従来株と変異株でアミノ酸が変化していない部分、つまり、こちらではグレーで示させていただいた部分でありますが、そのような部分に対する抗体が誘導されるようになり、その代わり、一番下で誘導された、ピンクで示した変異株ワクチンで誘導されることが期待される抗体が相対的に誘導されづらくなる現象が起きると想定されています。
右にお示ししますように、変異株への中和活性という側面に関しましては、グレーの抗体は、ピンクの抗体ほど高くないと一般的に考えられますので、結果として、変異株ワクチンを含むワクチンで追加接種した場合は、変異株への中和抗体が期待ほど高くならない現象が起きているだろうと考えられています。現在、あくまで免疫学的な機序の一つとして想定されているところであります。
このように、変異株ワクチンを接種したにもかかわらず、過去の従来株に対する免疫に引きずられるということで、免疫の刷り込み現象と呼ばれているところであります。
7ページ目を御覧ください。
実際、武漢株ワクチンの接種を受けた方で、免疫の刷り込み現象を受けるかどうかという点について、幾つか知見が出てきておりますので、代表的なものを御紹介させていただきます。
こちらは、武漢株のワクチン接種者がオミクロン株でブレークスルー感染を起こした症例となります。
こちらは、少し複雑な図で恐縮でありますが、左から2つ目と3つ目の図が武漢株ワクチンでの免疫の刷り込みのない方がオミクロン株の感染を受けた症例となります。
右側の2つが、武漢株ワクチンで免疫刷り込みのある方がブレークスルー感染を受けた症例となります。
この図の見方としましては、左上に位置する点がオミクロン特異的な抗体で、右上が交差抗体、右下が武漢株に特異的な抗体となっておりまして、各点は、1つずつのモノクローナル抗体の反応性を示しております。症例当たりのデータではないことに御留意ください。
オミクロン株の免疫刷り込みがない状態ですと、オミクロン株で感染を受けますと、左上の特異的な抗体が誘導されるのに対し、武漢株ワクチンで刷り込みがある状況ですと、右上に示したような抗体、つまり、交差する抗体が優位に誘導されることがこの例でも確認されております。
つまり、ワクチン接種により武漢株に対する免疫を有する部分では、オミクロン感染後に、オミクロン特異的な抗体が誘導されづらいことを指示する一つのデータでございます。
同様の結果は、現在、別のグループからも報告されている状況であります。
ただ、こちらのデータは、ブレークスルー感染を起こした場合のデータでありまして、実際、オミクロン対応2価ワクチン接種後にどうなるかという点については、現時点で知見はございません。
また、今後、ワクチンの繰り返し接種を行っていった場合に、免疫の刷り込みの影響がどこまで続くのかというところについても、まだ予見ができない状況であります。
さらに、もう一つ重要なポイントとしまして、免疫の刷り込み現象によって全く抗体ができないというわけではなく、交差する抗体は誘導されるということでありまして、交差抗体の中に中和活性があるような抗体も含まれますので、この現象がワクチンの有効性にどれほどのインパクトを与えるかという点についても、現時点では不透明な状況であることを補足させていただきます。
すみません。長くなりましたが、私からの説明は以上となります。”

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/001044146.pdf