『人新世の「資本論」』の若き思想家・斎藤幸平さんと
#なぜ君、#ほん君 の主人公、小川淳也議員の対談。
ガチンコ対決として設定された対談であったが、
二人の意見は全く対立しなかった。
彼らが思い描いている新しい社会のあり方の方向性は同じだ。
21世紀の課題は、
持続可能性を回復すること、
不平等を改め公平な社会にすること。
これは、
地球温暖化をはじめとした環境破壊と闘うこと、
貧困、格差の問題と闘うこと。
とも言い換えられる。
それは、経済を成長経済から均衡経済に移行させること。
これが環境調和であり持続可能性の回復。
その均衡経済のなかで、
最適課税と最適再分配を実現すつこと。
これによって広い意味での安定した社会という意味での
持続可能性のある社会が回復することができる。
この2つの命題がある。
経済の成長とは何か?
成長の起爆剤はエネルギー。
成長の根本はエネルギー消費。
石油にも原発にも頼らなかった時代は江戸時代が最後。
石炭、石油は地球46億年の歴史の中で太陽光が炭素を固定化させたもの。
つまりこの文明は過去に降り注いだ太陽光のエネルギーの貯蓄を
取り崩している。
そこから脱却した時、総力としては持続可能になる。
これは金と市場に色んなものを委ねすぎたことによって失った
数々のものを取り戻す、人間復興の闘いだ。
ひとつ、斎藤氏が掲げる「脱成長コミュニズム」
という生まれたての言葉について、
小川議員が「コミュニズム」という言葉のもつ意味は
日本語翻訳では「共産主義」という
政治的にも手垢のついた言葉になると指摘した。
コミュニティー、コモンを語源とするこの「コミュニズム」という言葉は、
政治的一党独裁、専制政治という意味を感じさせる。
この「コミュニズム」に代わる日本語を開発できないだろうかと。
斎藤氏も「コミュニズム」という言葉に対する
多くの人がもつネガティブなイメージは理解するので、
もっと良い訳語があれば新たに考えることはやぶさかではないと。
例えば、「共同社会」「共同主義」…
「脱成長共同社会」と言っても良いと述べた。
あるいは、「コミュニズム」をマイルドにした言葉が
「ソーシャリズム 社会主義」であり、
コービン、サンダース、オカシオ=コルテスなどが
大衆の心を掴み世界的なトレンドになっている。
勇気をもってウォール街、新自由主義、資本主義を批判して、
社会主義という言葉を掲げて、
皆の生活、皆の地球を守ると立ち上がり、若い世代を中心に支持を得た。
ピケティーもこの言葉を掲げている。
一方、小川議員は、
日本は逆に若者は圧倒的に自民党を支持していると指摘。
「明日は今日より厳しいかもしれない」と感じ、
“ささやかな今”にしがみつく。
反動保守に追い込まれてしまっている。
あるいはよりマイルドな「社会民主主義」、
オードリー・タンが言うような
健康保険証を使う時は「社会主義」の上に、
クレジットカードを使うときには「資本主義」の上に立つ…
ハイブリッド型も考えられる。
このような議論に
どんどんロスジェネ世代を中心に
色々な分野のリーダーが参加してほしい。
次は、明石純平さんと3人でどうでしょう?
いずれは山本太郎さんとも。
どんどん広がれ広がれ!
7/21 『本当に君は総理大臣になれないのか』 出版記念イベント第3弾
「脱成長時代の政治と思想」
斎藤幸平(経済思想研究者)×小川淳也(衆議院議員)