【郷原さんが上昌広医師に聞く】日本のコロナ対策がダメな(PCR検査拡充できない)理由 | ☆Dancing the Dream ☆

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なぜPCR検査をしないのか
上昌広医師は、一貫してPCR検査を徹底すべきだと言ってきた。

日本がPCR検査をしない理由として、
まことしやかに、
PCR検査は医療崩壊を招く…
PCR検査は偽陰性がでる…などと言われてきた。

PCR検査は世界のコンセンサスである。
PCR検査は徹底して繰り返し行うべきだとされる。
米NFLは毎日、メジャーリーグは毎週2回、
ハーバード大学では毎週(or週2回)。
無症状の間に発見し、隔離する。

PCRは80年代に開発された検査法であるが、
ここまでくると技術革新が起きる。
今や2時間〜30分でできるようになった。

日本は「PCRは時々まちがいを起こす」と医学的な誤りを強弁している。
厚労省の医系技官、鈴木康裕氏、
専門家会議の尾身茂氏は、
「PCR検査はエラーを1%おこす」と主張。
*週刊金曜日http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2020/06/27/seiji-104/
*選択https://www.sentaku.co.jp/articles/view/17465

PCR検査は「ほぼ間違いを起こさない」
しかも2回かけているので、エラーは100万分の1、1000万分の1、
ゼロに近い。
学術誌でコロナの偽陽性は論じられていない。

世界では、ホームレスなどの社会的弱者、
また医者、看護士、介護士、警官、消防士などの
エッセンシャルワーカーのPCR検査を真っ先に行う。
日本の「感染症法」では、公費で濃厚接触者はできるが、
無症状の社会的弱者やエッセンシャルワーカーはできない。
「通知」や「予算措置」で行なっている。
歌舞伎町のPCR検査も「予算措置」でやっている。

「感染症法」を変えなければならないが、厚労省が反対している。
自民党の塩崎議員などを中心に行革の方で提言をまとめ、
骨太に入ったが、骨太に入ったその日に、
専門家会議が「無症状者のPCR検査をする必要はない」と提言を出した。

日本の公衆衛生と医療
日本の「公衆衛生」と「医療」はまったく独立している。
「公衆衛生」は戦前からあった「衛生警察」がルーツ。
感染者をみつけて隔離するのは警察が行っていた。
「保健所」は〈徴兵検査の教科施設〉だった。
軍と衛生警察の流れを汲む。

日本では感染者を見つけて強制隔離を行なっている。
先進国ではそういうことをやっている国は多くはない。
アメリカもイギリスもインフルエンザの対応と同じやり方をしている。
日本の「公衆衛生」のやり方はかつての「ハンセン氏病」と同じである。
基本的人権を保健所長の権限で抑制できる。

これは「医療」とはまったく異なる。
だからこそ「公衆衛生」畑の先生方は恐怖を感じているのだろう。
中曽根内閣の行革で「保健所を減らそう」とされ、
小泉内閣では保健所の所長は医者でなければなれなかったが規制緩和された。
「公衆衛生」は「医療」と融合しなければならないが、
そうすると、「なし崩し的に権限が損なわれる」と考えている。
「公衆衛生」の基本的考え方を維持しようとする人たちが、
PCR検査に対して強く抵抗している。

*衛生警察 論文
http://repository.seinan-gu.ac.jp/bitstream/handle/123456789/493/hs-n6v2-p145-178-chu.pdf?sequence=1&isAllowed=y
https://fukuoka-u.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=3034&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1&page_id=13&block_id=39

日本のPCR検査システムはガラパゴス
日本が開発した抗原検査は検出率は10%しかない。
PCR検査は唾液で採るものが普及するだろう。
タカラバイオは日本ではなくアメリカで売っている。

PCR検査システムは保健所を通さねばならなっかったが、
クリニックや病院でできるようになったとされる。
しかし、純粋な保険ではない。
保健所の「積極的疫学調査の業務委託」を受ける。
よって都道府県と契約しなければならない。

新宿区のクリニックは6月頭に申請を出して、
通ったのが7月半ば。
その間、新宿歌舞伎町で感染が蔓延した。

これは法的な根拠はない。
「保険各法」と「感染症法」には優劣はない。
ところが、厚労省は、
「感染症法に従い都道府県と契約しなければ保険診療はまかりならん」
と指導してきた。
患者にしてみれば保険の方が楽で、結果は翌日に分かる。
行政の書類手続きに手間暇かけて通知は丸2日かかる。

厚労大臣は、
PCR検査は病院、クリニックでできるようになったと言うが、
実態は、保健所の調査をクリニックに押しつけているだけ。
これは、ほとんど知られていない。