2019年4月21日(日) 24:55【拡大枠】
防衛大学校の闇
連鎖した暴力...なぜ
幹部自衛官を養成する防衛大学校で
「殴る」「蹴る」「下半身に火を付ける」などの暴力が起きていた。
被害者の元学生(24歳)が起こした裁判で、
加害者は「指導だった」などと主張し、
元教官は「予測不可能だった」と証言。
取材を進める中で我々は、
防衛大OB等の貴重な証言と重要な内部資料を得た。
見えてきたのは蔓延する暴力の実態。
そこには"学生間指導"という独自の教育システムが介在していた。
ナレーター/二又一成 制作/日本テレビ 放送枠/55分
再放送
4月28日(日)11:00~ BS日テレ
4月28日(日)5:00~/24:00~ CS「日テレNEWS24」
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読む必要がある…
三宅勝久氏の 著作 自衛隊シリーズ。
三宅勝久氏 2014年7月講演 『自衛隊員が泣いている』上梓。
「自衛隊の中の人権侵害というのが今、非常に深刻で、
これを10年ばかり取材をしてきました。」
「自衛隊の自殺した隊員をめぐる裁判に
さらに不正があったということをここにレポートしました。
(法学セミナー依頼のレポート「特定秘密保護法とその先にあるもの」)
これは、施行された後はもう読めないかもしれないので、
いつでも読めると思っていた本が、
実は読めなくなるんじゃないかと。
お金を出しても買えない時代が来るんじゃないかと思いますので、
買っといて下さい。
買ったら見つからないように、ガサが入っても見つからないように
隠しておいて下さい。
まあ、暗号で本をだす時代が来るかもしれないと
私は本気で思っています。」
「私が自衛隊を初めて取材をしたのは20年前で、
モザンビークというアフリカの国に自衛隊が行ったのは、
カンボジアのすぐ後で、1993年でした。
その時に今回の安保法制懇の座長をやっていた柳井俊二という男がいて、
これは総理府にいました。PKOの局長をやっていた。
彼が視察に来たのを覚えています。
炎天下に遅れてきて、隊員は後でぶーぶー言ってましたけれども、
場違いなところに黒塗り(の車)できた。
私が〈これは憲法違反だという話があるが貴方はどう思うのか?〉
と質問したら、
〈憲法違反どころかこれが正に憲法に沿っているんじゃないか〉
なんて事を仰ってました。
その彼は着々と出世をして、親善大使になり、
安倍政権に取り入って、今回、座長になって、
〈解釈憲法は良いのだ〉というような事をやっている。
そういうひとりの官僚の人生というものを思い出しています。」
「その時に自衛隊の現場で、
取材もテントに入って酒を飲んだりしていたんですけれども。
本当はいけないんですけどね。
憲法違反について隊長に〈あなたはどうするんだ?〉と聞いたら、
〈国民の皆さんが憲法違反だと言うのなら、
私たちはそれに従います〉と非常に明快に仰っていました。
〈但し、自分の部下が危険な目に合った時には、
部下は家族、同僚以上なので、違法行為であっても家族を守る〉と
言っていました。」
「その時に私が思ったのは、そういう危ない目に合わせているのは、
国民ではないかと。
自衛官の人たちは、自分で好き好んで行っているわけではなく、
一応志願をして行っているにしても、
結果的にそれは国民が行かせているわけです。
ですから、国民が、そういう選択をするのは非常に重大なこと。
ひとりの自衛官、その家族の人生、
仮に現場で戦闘行為になって誰かが傷ついたり死んだりする
ということになれば、その責任は、国民にあるんじゃないかと。
その肝心の国民は、何をしておるのかと。
そういう事を思ったわけです。」
「今、それが正に深刻な状況が起きるという事が、
目の前まで来ている。
私は、10年来 取材をしてきて、
憲法という言葉が、自衛隊の中から薄れてきている。
20年前は、人から話を聞くと憲法という言葉が必ず出てくるわけです。
服務の宣誓というのは、憲法、法令を重視するとあります。
時代を経るに連れて憲法という言葉がなくなってきているんですね。」
「私が自殺という問題を取材し始めたのは、2000年を過ぎた頃。
ちょうど消費者金融の武富士という会社がありましたが、
非常に広告をやって営業を活発にやっていました。
私は、今、《日本の武富士化》が急速に進んでいると思っています。
武富士の商売はサラ金でしたけれども、
それに対して、日本の為政者が目指している商売は、
戦争産業、人殺し産業であると。
これはもう武富士の方がすごく良心的だなぁと思います。」
イラク戦争自衛隊派遣の2004年以降
自衛隊員の「自殺」が急増。
2004年以降、3年間連続、
自衛隊員自殺者 100人超となる。
米軍よりも高い自殺者数。
退職後の自殺、行方不明後の発覚、事故死扱いなどの
潜在的な自殺者を含めるともっと多い。
自殺の原因は、
自衛隊内部の「虐待」陰惨な暴力が蔓延していることが
取材により判った。
事例〜護衛艦「たちかぜ」事件
・船上で新人を殴る蹴る。
・金を巻き上げる恐喝。
・サラ金に借金をさせる。
・先輩のアダルトビデオを買い取らせる。
・航海当直(ワッチ)の交代で睡眠不足がちな海上自衛官の就寝中に
酔って帰ってきた先輩がどつき回す。
これを上司の責任逃れのために、
自衛隊ぐるみで問題を矮小化して隠蔽する。
さらに、
警察、検察、訟務検事国側の代理人がグルになって、
司法を歪めている問題がある。
訟務検事(裁判官 検察官 弁護士)が
法務局の訟務部門に出向し、国の代理人になっている。
訟務検事が「虐待ではなく、サラ金の借金問題による自殺」
とする方針を設定し、明らかに内部の三等海佐が保有している
証拠を隠してしまった。
秘密保護法の成立は、
憲法に従わねばならない自公の与党による
憲法破壊である。
2007年参院選に当選した元陸自の一等陸佐の佐藤正久が、
7/4参院選の公示日、防衛省前で出馬を表明した。
佐藤は、防衛大臣政務官という肩書きの
防衛省の内局の文民のトップの立場で、
防衛省正門前で、部下に呼びかけ、
「私は防衛大臣政務官だ。憲法を取り戻して自衛隊を軍隊にする」
と言い放った。これは、一種のクーデターである。
佐藤は、十条駐屯地の堀内陸将と握手をした。
航空自衛隊の補給本部庁の空将も握手をした。
政治家と政府の大幹部が仲良くするということは、
絶対にあり得ない。あってはならないこと。
「政治活動関与せず」と宣誓に書いてある。
憲法破壊のワンステップとして、
秘密保護法がある。
日清戦争依頼、戦争を儲かる商売としてきた人々が、
もう一度戦争で儲けようと憲法破壊を企てている。
自衛官は非常に危険な状況に追いやられている。
しかし、それは自衛官だけの問題ではなく、
民間人もいつ何時、徴兵されるか分からないのである。
憲法破壊を進めようとしている安倍政権を
一刻も早く追い払い、武富士よりマシな国にせねば、
早晩、我々は焼肉にされる。
自衛隊がどんどん偉そうになったのはなぜか?
2006-7年の海上幕僚長の訓示の中には、
憲法という言葉は一言もないが、
代わりに帝国海軍などという言葉が出てくる。
軍事組織というのは本来から憲法に縛られる存在だが、
窮屈である事を耐えねばならず、
イジメられているという意識の反発から
憲法は無視して良いというような幹部に広がってきていた。
これを自民の一部の政治家が利用している。
三宅勝久 秘密保護法違憲訴訟決意表明 2014.03.15
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大日本帝国憲法 第26条で「信書ノ秘密」を、
第29条で「言論著作印行集会及結社ノ自由」を定めていた。
大日本帝国憲法第26条
日本臣民ハ法律ニ定メタル場合ヲ除ク外信書ノ秘密ヲ侵サルルコトナシ
大日本帝国憲法第29条
日本臣民ハ法律ノ範囲内ニ於テ言論著作印行集会及結社ノ自由ヲ有ス
明治憲法の表現の自由は法律の範囲内における自由とされていたため、
実際上、法律によって広範な制約が加えられていた。
具体的には、出版法(1893年)、新聞紙法(1909年)、
治安維持法(1925年)、不穏文書臨時取締法(1936年)、
新聞紙等掲載制限令(1941年)、
言論・出版・集会・結社等臨時取締法(1941年)などが制定され、
表現活動は強く規制されていた。
内務省は、讒謗律、新聞紙条例、出版法、新聞紙法、
映画法、治安維持法などに基づき、
書籍、新聞、映画の記事・表現物の内容を審査し、
不都合があれば、発行・発売・無償頒布・上演・放送などを
禁止や一定期間差止する検閲を行った。
行政処分として、現物の没収・罰金、司法処分として禁錮刑を行った。

『悩める自衛官―自殺者急増の内幕 』
2004/9/1 三宅 勝久 (著)
内容紹介
急増する自衛官の自殺を追う イラク派遣の陰で何が起きているのか?
サラ金・女遊び・酒・ギャンブル・・・・
自衛隊内に横行するイジメ・暴力・規律の乱れ。
「借金」を通して垣間見える、まじめで優しい、
でもどこか愚かで世間知らずなフツウの自衛官の告白集。
著者からのコメント
年間34000人を超える自殺が、大きな社会問題になっていますが、
自衛隊もまた隊員の自殺と借金苦、うつ病が増加し、
防衛庁も苦慮しています。
背景には、密室性の高い組織の中で
隊員たちがストレスを抱え込んでいる問題があるようです。
最近、注目されることが多くなった自衛隊ですが、
「フツウの自衛官」の立場や人権については、
あまり光があたってきませんでした。
イラクの戦場に送り込まれた自衛官たちが、
文字通り命の危険にさらされている一方で、
国内にいる多くの自衛官たちもまた、悩み、苦しんでいるのです。

『自衛隊員が死んでいく―“自殺事故”多発地帯からの報告』
2008/5/25 三宅 勝久 (著)
内容紹介
年間100人を越す自殺・不明者。
セクハラを告発する現職女性自衛官、多発する陰湿なイジメ、
隠蔽される暴力、蔓延する不条理、絶望、怒り…。
自衛隊の内幕。

『自衛隊という密室―いじめと暴力、腐敗の現場から』
2009/9/1 三宅 勝久 (著)
内容紹介
警察予備隊発足から60年、核武装を主張し、空自イラク派遣の違憲判決に
「そんなの関係ねえ」とうそぶく航空幕僚長が出現、
そして、突出する自殺者数・暴行事件・脱走…。
いま、自衛隊の中で何が起きているのか―。

『自衛隊員が泣いている―壊れゆく“兵士”の命と心』
2013/7/1 三宅 勝久 (著)
内容紹介
災害復旧や周辺諸国との緊張で存在感を増す巨大組織。
頻発する自殺、いじめ、パワハラ、腐敗。
自衛隊員が直面する巨大組織の現実、
終わりなき隠蔽体質が引き起こした理不尽な事件の数々。
隊員たちの叫びと涙―渾身のルポ。
三宅 勝久
ジャーナリスト、ブログ「スギナミジャーナル」主宰。
1965年岡山県生まれ。大阪外国語大学イスパニア語学科卒。
フリーカメラマンとして中南米、アフリカの紛争地を取材。
『山陽新聞』記者を経て現在フリージャーナリスト。
「債権回収屋G 野放しの闇金融」で第12回『週刊金曜日』
ルポルタージュ大賞優秀賞受賞。
2003年、『週刊金曜日』連載の
消費者金融武富士の批判記事をめぐり
同社から損害賠償請求訴訟を起こされるが、最高裁で勝訴確定。