【田代秀敏氏インタビュー①】「日銀は財務省のATMだ!」と思われた瞬間…円はアウト❗️ | ☆Dancing the Dream ☆

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2018年6.18エコノミスト田代秀敏氏インタビュー
〜異次元金融緩和の重大かつ深刻な弊害!
出口を模索しようにもわずかな金利上昇で日本経済は大混乱!?
アベノミクスの無残な最期!~

【田代秀敏 経歴】
経済学者。一橋大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学(経済学修士)。一橋大学国際共同研究所客員研究員、みずほインベスターズ証券調査部エコノミスト、日興コーディアル証券国際市場分析部部長、大和総研主任研究員、ビジネス・ブレークスルー大学経営学部グローバル経営学科教授を経て現在、シグマ・キャピタル株式会社チーフ・エコノミスト。著書に、『中国経済の真相』(中経出版:2013年)、『アベノミクスが引き金になる日本国債暴落のシナリオ』(石角完爾と共著、中経出版:2013年)、『中国「国防動員法」―その脅威と戦略と』(明成社:2011年)、『中国に人民元はない』(文春新書:2007年)、『沸騰する中国経済』(賀暁東・英華と共著、中公新書ラクレ:2002年)。




日本銀行=日本円の発行元
日本円=日本銀行の信認にもとづいて流通する通貨である。

今日の通貨=fiat currency(強権によって使用を強制される通貨)

不換紙幣 Fiat moneyの特質
政府の信用を基礎としており、これがない限り本質的には役には立たない。
一定量の貴金属と兌換できるわけではなく何ら裏付けを持たない。
紙幣を生産するのに費用がかからない。

「日銀は財務省のATMだ!」と思われた瞬間に、
「円」は信認を失う。

ところが、
財務省出身者が日銀総裁を担うことは危険だが、
黒田総裁は、歴史上初めて 財務省OBでありながら、
一人で日銀総裁に連続就任している。

「日銀の信認」が揺らぎ、
「円」の信用を危うくさせる要因となりかねない、
歴史的に避けられてきたこのような危険名人事を
安倍政権は行なっている。

ーー

金本位制に戻るということはないが、
国は、自国通貨の信認を担保するために金塊をもっている。

ドイツは、安全保障などの理由をつけられて
アメリカにたくさん預託させられていた金塊を
必要最小限を残して、
自国のフランクフルトに持って帰った。

ドイツは、2000年頃、
イギリスに預託していた金塊をコッソリ
フランクフルトに持ってきた。
国民の財産である金塊をどこに置いてあるかを
秘密にしているとはけしからん!全部明らかにしろと、
ドイツの会計検査院が暴露した。
ドイツの連邦銀行は、金塊一本一本の所在、
厳密な重量と純度を明らかにした。

これは、トロツキーが言ったように、
最終的に€ユーロの最後の信認になる。

ところが、日本は、財務省が公式準備として、
7百何十本かあると公表はしているが、
どこにあるか、何本あるか、
一本づつがいかなる重量で、どのような純度かも
一切、公開されていない。
これは会計検査院の仕事である。

会計検査院は、憲法で権限が保障されている。
財務省や日本銀行とは格が違う。
権力が分立している。
会計検査院は、日本の「円」の信認に関わる最後の拠り所。

ーーー

資本主義にビルドインされているものではあるが、
バブルがはじけて不況になり、
長年主力だった基幹産業が儲からなくなると
議会が保障している赤字国債に走る。
金融緩和でだぶついた資金で結局国債が買われる。

国債は、将来の税収を担保に発行されているが、
儲かっていないので税収は減って財政を悪化させる。
すると政府はまた国債を発行するしかない。
ある段階まではまだ買う人がいる。
しかし、これをずっとやっていくうちに、
「この政府は、国債を償還できなくなったな」と気づかれる。


ーーー

日本銀行の黒田総裁(財務省OB)が異例の続投。

金融緩和の副作用!
↪︎国債暴落の恐れ。
↪︎マイナス金利で行き詰まった地方銀行の苦し紛れの不正疑惑。
・不正 土地や不動産。地方は人口減少。これらが全部関わる。
・メガバンクはまだ海外で稼げるが、地方銀行は成り立たない。
 すでに金融庁がレポートを出している。
・最も優れた地方銀行のスルガ銀行が「預金通帳の残高を書き換えた」
 歴史に残るスキャンダルを起こした。
・銀行全体は、構造不況業社になっている。

日銀は、金融緩和に固執してみせる一方で
出口をこっそり模索している。

日銀が発表した論文の「英語版」に重大なトリックが隠されている。
「日本語版」には書いていない。
↪︎金利操作の「リフレ理論」を弄ぶ日銀。
 少子高齢化、人口減少を無視。

物価が上がらないのは「気のせい」という。
物価上昇2%を達成するといい、6度も伸ばし、
ついに2018年「展望レポート」では 達成期を削除した。
↪︎デフレ脱却を断念したのだろう。

第二次世界大戦で、国家総動員法で
日本軍のはるかに能力を超えた100万の群勢を送り込み、
国内経済を全て注ぎ込んだ。日本経済はアウトだった。

憲法学者の長谷部教授は、
「緊急事態条項」は、
「国家総動員法」を憲法にビルドインすることだ、と言った。

北朝鮮、中国との東アジアのアメリカの戦争に
日本も巻き込まれ、
「緊急事態条項」が使われるのではとも考えられたが、
しかし…
金融、経済の崩壊に対して発動する可能性があるのではないか⁉️
「緊急事態条項」は、対象も限定していない。

中国の「国防動員法」は、筆頭項目が「金融」である❗️
中国の動員法は、リーマンショックの後に作られ、
次の金融危機に備えたのである。

ーーー

黒田総裁は、
先進国が物価が上がらない問題に直面していると発言。

↪︎そもそも、世界で
「資本主義」が変質してしまった。
↪︎70年代半ばが「資本主義」のピークだった。
↪︎アベノミクスの前半は、中国の爆発的成長に乗って助けられただけ。
中国も「成長」の飽和点を通り越した。
中国はリアリストなのでV字回復は目指さない。
成長4%、2%と停滞を受け入れる。
なぜなら滅茶苦茶な借り入れで不良債権が起きて、
バブル崩壊になるだけだから。

資本主義の変質は、人口減少。
経済成長の時代は人口爆発が起きた。
日本の1950ー60年代の人口増加の方が異常事態なので、
もう一度夢を見る方がおかしい。

ーーー

黒田総裁は、物価伸び悩みは、
「デフレマインド」だと言っている。
本当に心の問題か?

#食いもんみんな小さくなってませんか日本
↪︎清涼飲料水500mlが480ml
 チョコが一回り小さく、洗剤が小さくなっているなど。
↪︎これは実質的 インフレ❓つまり物価上昇。
↪︎庶民は5%ほどの物価上昇が起きていると感じている。
↪︎財布の紐がしまり景気を冷やす。

しかし、問題は、
一般的な消費物価指数で2%の上昇が
安定的に続くという目標には達していないとしていること。

なんのために金融緩和したかというと、
景気をV字回復させるためだったはず。
おかしな話である。

インフレの効果は、
物価が上がること=物が売れている=景気が良い
=給料も上がる
=「インフレ期待」 (明日値段が上がるものは今日買おう)
というもの。

ところが、日本人は、
(値段が上がるなら今のうちに金を貯めておこう)と考える傾向がある。
また、社会政策が不正規雇用、社会保障など不安要素だらけ。
=「インフレ不安」になってしまう。
↪︎ますます事態は悪化する。

ーーーー

日銀から、
英語版と日本語版の
日本におけりインフレ予想のアンカー:ラーニング・アプローチ
(2018/4月)に発表された。

↪︎「インフレ予想」とは、
消費者 企業 市場関係者などが予想する
将来の物価上昇率のこと。

中央銀行はインフレ予想の動向を調査し
目標値を定めて、その目標値に収まるように金融政策を行う。
というもの。
↪︎バズーカという路線ではなくなった。

バーナンキは「恐慌論」の権威。
バーナンキがFRBに来たとき
世界大恐慌を起こさないために、チラ見せした。
(時間をかけてフォワードガイダンスした)
↪︎アメリカが金融緩和をやめるというのも予告した。
↪︎黒田総裁2014年4/4に日本が
 異次元金融緩和をドンとやると言ったのを見届けて、
 翌月5月 アメリカは金融緩和からの出口を探ると言った。
↪︎時間をかけて説得して、金利を上げた。

このやり方を、
後付け的に、「みんなにラーニングさせる」路線。

アメリカの次に、
ヨーロッパの中央銀行も金融緩和の出口に向かった。
↪︎日本が世界における流動性供給(金融緩和)の「アンカー」
↪︎アンカー=錘 (消費が伸びない錘)
↪︎なぜか?
=社会保障が重くのしかかる、年金は支払われない、
=日本の財政破たん確率がどんどん高まっている。
 やるべきことがどんどん先送りされている。
=若者はお金を使わない。

東京24区でさえも空き家が増えている。
↪︎そういうアンカーを見て、人々が暮らしている。

ーーー

日銀による物価安定目標へのアンカーが阻害されている理由とは?

〜〜・2013年1月に導入された
2%「物価安定の目標」や
4月の異次元緩和を契機に、長期インフレ予想の推計値は、
2015年前半まで上昇したが、
・2014年夏から2016年夏にかけての「原油価格下落」や、
海外経済の景気減速が下押しに作用している。
・国内の財サービス市場における
マークアップ(原価に加える一定の利潤)要因が、
1990年代後半以降、インフレ予想を計測的に下押ししている。
マークアップを下げコストを下げないと勝てないので、
残業代をなくし人件費を下げて 社会全体でブラック企業化したのが
「働き方改革」である。
⇨「物価安定の目標」へのアンカーが阻害されている。〜〜

このようなブラック企業化は、ますますアンカーを沈めている。
↪︎個人、家計に重い負担を与え、
労働に対する所得が増えない。消費機会がない。
不安定な雇用におく。

日本は社会全体ブラック企業化がアンカーを沈めている認識に欠ける。
↪︎中国のハイテク企業の日本法人ファーウェイジャパンは、
 日本の経団連の加盟企業で、大卒新卒に月給40万円。
 日立、ソニーは20万円。
 日本人が一緒に机を並べている同僚の中国人は月給80万。
 中国の本社ファーウェイでは技術系大学の新卒の
 初任給は80万からスタートである。
↪︎中国では激烈な競争で良い給料でなければ
 良い人材が来ないが、
 ジャパンでは中国の半分でも優秀な学生が来るという話。
 それほど日本は低賃金なのである。
↪︎「高度プロフェッショナル」は愚の骨頂である。

ーーーー

日銀のこの論文のような
「異次元緩和の正当化」では「出口」がない。
現状の金融政策維持に邁進するしかない。

↪︎第二次世界大戦にそっくり❗️

白川 前総裁は、
資産の買い取りはやっていたが、
日銀の本会計とは別の ファンドを作り、
ファンドには何十兆円とちゃんと上限を作り、
そこまで達したらもう一度考え直す、という形をとっていた。

黒田総裁は、それを本会計に入れてしまった。
国債買い取り、不動買い取り、株式買い取り、
資産買い取りをどこまでやるか、
キャップがなくなってしまった。
初めは「2年」とせっかく期限を切っていたのに、
出口がない。

出口がないから現状維持しかないが、
誰にも気づかれないまま出口に出ようと考えている。
しかし、そろそろ、それを言わないと、
消費税引き上げも先延ばししているし、
外国の機関投資家は、日本国債を疑う❗️

日本国債の持ち主はほとんど日本人だたら大丈夫だ、
という人がいるが、とんでもない間違いである。
↪︎日本国債の価格は、売り買いしている人が決める。
↪︎日本国債の商いというのは、外国の機関投資家が主力である。
 保有は日本人が多いが、活発に売ったり買ったりするのは
 外国の機関投資家。
 (国債も期限が違う、付いている利回りが違う、残存期間が違う。
 株式より難しいので素人には無理。外国の金融機関が主力)
 株の売買も外国の機関投資家が主力。

日銀が莫大な国債を保有しているが、
値下がりした時に「含み損」が発生する。
↪︎債権の購入価格が額面を大きく上回っても、
 国債を市場から買い続ける。

日本銀行は上場企業。資本金1億。
↪︎JASRACで取り引きされている。
 特殊な上場企業で株主総会がない。
 株式の半分以上は、野村證券、三菱UFJとか
 特定のメンバーだけが持っている。
↪︎国立銀行ではないのは、
 「日銀が財務省のATMだ❗️」と皆が思った瞬間に
 「円」は紙くずだから。

たとえ見せかけでも、日銀と日本政府とは、
一線を画すことが重要。
↪︎ところが、安倍政権下では
黒田氏は財務省出身の日銀総裁 連続就任という
異例中の異例❗️ 財務省OB連続就任は130年ぶり。
1人で財務省が連続就任したのは史上初めて❗️
↪︎今の政権は、平気で黒田総裁を官邸に呼びつけ、
 財政諮問会議などに呼びつけるが、あれは危険である。
↪︎宮沢喜一財相は、丸の内ホテルで総裁に会った。
 慎重に対等な関係を保ったのである。
↪︎FRBの議長は、就任退任の時以外は、
 ホワイトハウスには行かない。

日本は、海外で
マスコミを従属させていることはすでに知られ、
批判されているが、
日銀も従属させているとなると、信用が落ちる。

金利が上昇して国債価格が下落したときには
「含み損」が発生する。
↪︎日本銀行の信用で、「日本円」を発行している。
 資本金わずか1億円。
↪︎特殊な上場企業であっても何十兆円の「含み損」を抱えたときに、
「日本銀行券」とある紙に1万円の価値があるのか?となる。
↪︎疑われた瞬間に終わり。

日銀は、額面を上回っていても、
財務省が市場に売り出された新規発行の国債は、
証券会社から購入している。
↪︎日銀が国債の直接引き受けをするのは、
財政法で禁止されているので、擬制を用いているが、
ギリギリのところである。

国債買い取り額を減らしだしているが、
国債価格が下落しないからで慎重にやっている。
=ステルスな「出口戦略」だと言われている。
↪︎けれども、「そうじゃない!」と言わざるを得ない。

けれど、いつか減らせば国債の価格が下落し、金利が上昇する。
↪︎その結果、日銀保有の大量の国債に大変な含み損が生じたときに
 どうするのか?
↪︎日銀に民間金融機関がもっている口座の預金に
 金利が付いているが、利払い費の払いは大丈夫ですか?と聞かれ、
「日本銀行は紙幣を印刷できる」と言った瞬間に、
 アウトになる。

今の紙幣は、金とのお取り替えによって、
価値を保障してない。
↪︎中央銀行の信用だけ。
 円は、日本銀行の信用だけで発行している。
↪︎中央銀行はしっかりした経営をしていると、
 しかし、中身を見ると資産のほとんどは国債。
↪︎この国債の価格が下がりだしたら、
 金利が上昇しだしたらどうするのかと。
 答えは見えない❗️
 (答えは解っているが誰も恐ろしくて言えない。)

ーーー

つづく…