もしも、建物が話せたら…?
今年、4月に開学した
加計学園 今治獣医学部の本のない図書館…

台風21号で倒壊してしまった
ガラス張りの「和歌山大学のクロスカルセンター(図書館)」…
建築設計: 株式会社 坂倉建築研究所
http://www.com-et.com/jp/jirei_view/1064/


似て非なる
ルイス・I・カーン建築イエール大学アートギャラリー
映画『もしも建物が話せたら』ヴィム・ヴェンダース製作総指揮
原題: Cathedrals of Culture
6話からなるオムニバス形式のドキュメンタリー。
もしも建物が話せたら、私たちにどのような言葉を語り掛けるのだろうか。
建物は文化を反映しており、社会を映し出す鏡でもある。
一昔前、欧米ではその街を代表する建物は教会であり、
教会を見ることによってその街の文化も人々の暮らしも垣間見えた。
現代におけるその街を象徴する建物とは?
世界の名監督6人が、思い出の詰まった
それぞれの街の文化的建物のストーリーを描き出す。
ロバート・レッドフォードが選んだのは、
自身が11歳の時にかかったポリオの予防接種を開発した
ソーク研究所(アメリカ・サンディエゴ)。
建築家 ルイス・I・カーンの作品だ。
ヴェンダースは、地元からベルリン・フィルハーモニー(ドイツ・ベルリン)。
設計者はハンス・シャウロン。上からポツダム広場が見渡せる。
テントのような外観。内部は客席が指揮者を中心に楽団を取り囲む。
1989年11月9日のベルリンの壁の崩壊からわずか3日後、
ベルリン・フィルと指揮者ダニエル・バレンボイムは、
東ドイツ市民のために急遽無料のコンサートを開催した。
ミハエル・グラウガーは、まるでページが開かれた本のように
誰でも受け入れる雰囲気のロシア国立図書館(ロシア・サンクトペテルブルク)が気に入った。ありとあらゆる思想が詰まった場所だ。200年もの歴史を持つ。
納本制度により国内で出版された本は必ずこの図書館に1冊納められ
莫大な蔵書を誇るが、これらが全ての人に分け隔てなく開かれている。
ドキュメンタリーに魂を捧げたミハエル・グラウガー監督の遺作となった。
マイケル・マドセンは、再犯率が日本の半分以下でヨーロッパで最も低い
ノルウェーのハルデン刑務所(ノルウェー・ハルデン)。
世界でもっとも人道的な刑務所。刑務官は銃を所持せず、
テレビやパソコンも自由に使え、面会家族用のベッドルームもある。
マドセンの原発 放射性廃棄物処理の映画『100,000年後の安全』は必見。
マルグレット・オリンは、同じくノルウェーの建物の
屋根まで歩いて登る事が出来るオスロ・オペラハウス(ノルウェー・オスロ)。
設計は、コンペで古代エジプトの最高学術機関 新アレクサンドリア図書館の
意匠を手がてたスノヘッタ事務所だ。
ノルウェー国立オペラ・バレエ団の本拠地だ。
ノルウェーは、社会民主主義。世界で一番 幸福な国と言われる。
けれども、オスロで極右思想を持つキリスト教原理主義者による
連続テロが起きた。
カリム・アイノズは、個人的に関係性のある建物、
17歳の時に移り住んだパリからポンピドゥー・センター(フランス・パリ)。
パリの中心に造形芸術、デザイン、音楽、映画関連の施設、
図書館を含む近現代芸術拠点を作った。
図書館を利用する何千人もの人々が、同時に芸術に接することができる
生命のあるカルチャーマシンだ。
6人の監督は、もしこれらの建物が話すことができたら、
私たちにどのような言葉を語りかけるのか想像しながら制作した。
この作品に登場する建物には命が吹き込まれており、
一人称で語り掛けてくる。
それぞれの監督が独自の視点で建物に迫り、
独自の映像表現を展開していく。
それだけにそれぞれの作品の注目点は異なり、
建物と社会の関係性の違いが鮮明になっている。
○監督 ヴィム・ヴェンダース
ベルリン・フィルハーモニー(ドイツ・ベルリン)
○監督 ミハエル・グラウガー
ロシア国立図書館(ロシア・サンクトペテルブルク)
○監督 マイケル・マドセン
ハルデン刑務所(ノルウェー・ハルデン)
○監督 ロバート・レッドフォード
ソーク研究所(アメリカ・サンディエゴ)
○監督 マルグレート・オリン
オスロ・オペラハウス(ノルウェー・オスロ)
○監督 カリム・アイノズ
ポンピドゥー・センター(フランス・パリ)
◇
「世界に冠たる」獣医学部の加計学園の
今治市 岡山理科大学 獣医学部には、
いまだに BSL3施設が設置されていないが、
この映画にも出てくる「ソーク研究所」は、
クリスパー・キャス9のハサミ機能により起こるリスクを回避する
一歩進んだ〈ゲノム編集〉の〈エピジェネティック編集〉という技術を
開発しているようだ。
そして、クリスパーについて、
いつ誰が 先に発見したのか❓
揉めに揉めている。
いったい、この知的財産権を誰が支配するのか❓
法廷闘争になっているようだ。
それに、遺伝子の世界は、
DNAシークエンシング企業のIllumina(イルミナ)が、
何十億ドルもしたゲノム解析を、
たった100ドルでできる新製品を開発して、
とんでもないことになっている。
科学者でなくても、誰でも家のガレージで、
気軽に「DIY(Do it yourself) バイオ」な
遺伝子改変に取り組む「バイオハッカー」が出現しているのだ。

Ryuさん、私も、そう思います❣️
こんな激烈な世界で、
加計ごときが、無理でしょう〜
今治獣医学部 学部棟の建物が、
きっと こう言ってますよ。
「ボク、世界に冠たる、無理です‼️」
◇
ソーク研究所 Salk Institute
米国カリフォルニア州サンディエゴ、ラホヤ
予算: 1億3232万2708ドル(2008会計年度)
約140億円相当(当時為替レート換算)
設立: 1963年
設立者: ジョナス・ソークウェブサイト
○ソーク研究所
ソーク研の研究棟は、
建築家・ルイス・I・カーンによって設計され、
青い海と空に映える美しい対象形の建物は、
当時の建築界に新風を巻き起こした。
カリフォルニア大学サンディエゴ校のキャンパスの隣に位置し、
研究者の数が1000人にも満たない小規模の研究所であるが、
常に研究論文の引用度は世界でも1、2を争う。
多くのノーベル賞学者をここから輩出している。
地区の生物工学産業が大いに発展することになった。
○ソーク研究所の「エピジェネティック編集」
ゲノム編集のクリスパー・キャス9技術のリスクは、
Cas9酵素がDNAの2本鎖を切断するため、
遺伝子についた傷を細胞が修復する際にミスを犯す可能性があること。
ソーク研究所はより安全性の高い遺伝子編集をする技術開発を行なっている。
「エピジェネティック編集」(=
DNA塩基配列の変化を伴わずに遺伝子発現が制御されること)である。
これは、Cas9酵素を変異させてDNAには結合するが、
それらを切断するハサミは機能させないようにする技術だ。
代わりに遺伝子の発現を活性化させるようなタンパク質を、
切断能力を失ったCas9と組み合わせ、
遺伝子発現のオンオフを切り替えるスイッチとして機能させる。
**https://wired.jp/2018/02/04/whats-next-for-crispr/
**http://www.sumo-modification.jp/pdf/research/01-02.pdf
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遺伝子編集… クリスパー・キャス9…
遺伝子ドライブ…については、
説明なしで書いてしまったので、
お読み下さった方の中には、
何のことか解らん〜と仰る方もおいでだと思います。
知識ゼロの私のアタマでちょっとお勉強したことを
次回また書きますね。